タラパティの BEAST 5 イーストコーストモール
ネットフリックスにあるインド映画の『BEAST』英字幕部分を翻訳してみました。素人の意訳ですがご参考までに。
基本的に映像を見ながらというのが前提。
話者の名前はネタバレ防止のため、最初は「見たまま」。その後正体が判明した時点で「男」→「キーリ」のように変化。
ネタバレの影響がない場合は最初から役名で記載。
台詞以外の字幕部分は「字幕」「歌詞」と記載。
話者が不明の場合は「音」等と記載。
【 】は場所・場面・状況等の説明。
( )筆者による注釈。
<>筆者による状況説明。
タイムコードは残り時間を指す。
見出しは筆者の趣味です。
イーストコーストモール
4人でドライブ
【走行中の車内】 2:02:22
ドミニク:ヴィーラ君、ちゃんと前を見て運転してくれんかね?
そんなによそ見ばかりしてたら他の車にぶつかるぞ。
おい! ムヌスワミ。
ムヌスワミ:はい?
ドミニク:今から行くモールの契約はな
お前の警備の仕方のせいで取り消されたんだ。
この手を見なさい。
この手はな、これからモールの支配人の足にとりすがるんだ。
敬意を払ってくれ。
この役立たずが!
うちが契約を失った最大の責任はな
スンダラムの奴にあるんだ。
あのビルの10階にでんと構えてる奴。
あの野郎はうちの従業員からキャリアを始めた。
何もかもわしから学んだのさ。
それが今やあいつがショッピングモールの契約を取り仕切る立場ときた。
わしはすごく腹を立ててるんだ。
あいつの首を絞めてやりたい。
ギュウギュウ絞めて息の根をとめてやりたいよ。
ヴィーラ:ダメです。
そんな思いつきのやり方じゃ人生を刑務所の中で終える事になりますよ。
真正面にあるあのビルは
その人のいる10階まで距離650メートルだと思います。
あのビルにスナイパーを配置するんです。
風向を読んで狙撃すれば、簡単に殺せますよ。
ドミニク:よぉ、ムヌスワミ。
ムヌスワミ:はい、社長。
ドミニク:お前「スナイパー」の意味を知ってるか?
ムヌスワミ:もちろんです、社長。
ドミニク:何だ?
ムヌスワミ:フロントグラスを拭くものです。
ドミニク:このおたんこなす!
それはワイパーだ。
わしが言ったのはスナイパー。
今わしに必要なのは上がった血圧を下げる薬だけだよ。
五感を平静に保つため、ヤバい事はできないんだ。
だからよければ真っ直ぐ前を向いて
運転に集中してくれないかね?
イーストコーストモール
【地下駐車場】 2:00:27
ドミニク:わしがあんなに頼んだのにどうして急停止するんだよ。
何につけても迅速第一かい。
さてと、モールのオーナーはとっくにわしを待ち受けてるはずだ。
【エレベーターホール】
ドミニク:上も下も来ないぞ?
プリティ:どうしました、社長。
ドミニク:電気も来てないな。
ヴィーラ:停止中なんですよ。分かりませんか?
エスカレーターで行きましょう。
ドミニク:よぉ、ムヌスワミ。
ムヌスワミ:はい?
ドミニク:あやつがもう一言でも余計な事言ったら
わし、ぶん殴っちまうと思うんだ。
その時は加勢してくれるよな?
ムヌスワミ:何故加勢がいります?
社長は一人でも戦い抜けるお方だ。
【エスカレーター】
ドミニク:動いてないぞ?
ヴィーラ:動いてないのは見れば分かるでしょ。
階段として使いましょう。
ドミニク:エスカレータが動いてない。
エレベーターも動いてない。
あそこの警備員も動いてない!
ここで一体何が起きてるんだ、プリティ?
プリティ:原因を探します。さあ行きましょう。
ドミニク:何もかも呪われてるようだ。
【吹き抜けのグランドフロア】 1:59:26
【宝石店とミニクーパー代理店】
内務大臣夫人:アパルナ。
アパルナ。
あなたが結婚用のアクセサリーを選んでくれれば
私達みんなハッピーになれるんだけど。
アパルナ:私はちっともハッピーじゃない、この結婚。
どのみち私はIPS(インド警察)のトレーニングに参加する。
この結婚話は立ち消えになる。
だから私のためにお金を無駄にすることない。
夫人:あなたがお父様に逆らうことはできないし
結婚を取りやめることもできないわ。
アパルナ:私が警察に入るのはパパのためなのよ。
ママの運命はねパパの罪を償うために
娘の私が警官になることを要求してるの。
だから自分の宝石だけ買ってよね。
ジル:おい、ツリーはしっかり固定したのか?
ジャック:ああ。オレ、自分の仕事はちゃんとやるし。
ジル:ほんとか?
ジャック:そうよ。
ジル:じゃあなんで揺れてるんだろう?
もしあれが倒れでもしたら
俺達二人とも牢屋行きだぞ。
ジャック:なんでオレが牢屋行くよ?
契約書にサインしたのアニキだし。
ジル:お前には俺を出し抜けないよな、弟分。
<ヴィーラが上がってくる> 1:58:29
ヴィーラ:今日はクリスマスのイベントなのか?
ムヌスワミ:そうです。
ヴィーラ:イベント関係者の身元調査はきちんとしたのか?
ムヌスワミ:徹底的にチェックしました。
何も問題ありません。
ヴィーラ:サンタの衣装を着た連中の
身分証や現住所の確認は行ったか?
ジル:してないよ。ちょっと待てや。
たった1500ルピーのためにそんな情報べらべら喋ると思ってんのか?
これは俺様に質問したお前への罰だ。
そら、迂回しろ 。
こっちに来な。
ほら、行け。
おい。
何じろじろ見てる?
行けよ。
ヴィーラ:今行くところだ。
ジル:俺とやり合おうっての?
ジャック:アニキ、アイツも仕事だし。
ジル:俺に一発貰いたい?
ジャック:何について話してたんだっけ?
声:お前の顔を見せろ!
【上昇中の展望エレベーター】
プリティ:きっと大丈夫ですよ。
ドミニク:のぞみどおりにいくかなあ。
プリティ:期待大です。
社長、全部上手くいきますって。
【最上階】
ドミニク:君達はここで待っててくれ。
すぐに出てくるから。
ムヌスワミ:ご一緒しますよ、社長。
ドミニク:わしがオーナーの足元にひれ伏すのを見たいのかね?
ムヌスワミ:そのとおりです。
ドミニク:失せろ、このあほんだら!
ムヌスワミ:年寄りを叱りつけるなんて。
この先も恵まれない人生だろうよ。
プリティ:(ヴィーラに)さ、フードコートに行きましょ。
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