ミス・ミスター備忘録 〜伊東竜星さん〜
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2023年開催ミスターコンのインタビュー第二弾です!
改めてですが、どういった内容なのかとその目的を再掲します。
今回は、ミスターSFC2023で見事グランプリに輝きました、伊東竜星さんを取材させていただきました。
<記載内容>
・伊東さんがミスターSFCのファイナリストになったきっかけ
・ミスターSFCを出てみて感じたこと・学んだこと
※本インタビューは2024年2月4日に実施したものです
◆ミスターSFCにエントリーする前
− ミスターSFCに出る前の経歴からまずお伺いしたいです!
伊東さん(以下:💪🍺):家系から含めて話すと、ゴリゴリのお堅い法律の家計で生まれました。両親共に超堅い法律系で、祖父は最高裁判所の人で、もう片方の祖父は何か改革制度とかに携わったようなすごい弁護士会の重鎮です。
父は弁護士、母は司法書士で事務所を持っていて、それ以外の親戚も弁護士が多いみたいな感じです。とは言いつつも、やりたいことは自由にやらせてくれて、自分自身スポーツはめちゃめちゃ好きだったから、小さい頃から野球をずっとやっていましたって感じですね。
そんな中で、自分の人生における一番衝撃的な経験というのは、小学校3年生の時に経験した東日本大震災でした。身近でいろんな人が亡くなったりとかもして、「人生ってこうもなんかあっという間に亡くなってしまうもんなんだな」と気づきました。その意味で、人生の重さとか儚さをすごく学んだ大事な経験でした。
元々、父親も真面目な人だったので、その中で育っていると真面目な子になるし、今みたいにポジティブポジティブって感じではなく、どちらかというと結構人見知りもするし、ちょっと暗いというか決してめちゃめちゃ明るい子ではなかったです。ただ、東日本大震災を機に、人生の重さとか儚さを感じたこととかもあって、人生を誰よりも楽しみたいと思うようになりました!
それ以降は、やりたいことは全力でやろうと思ったし、積極性を出して人前に立つ経験とかも自分で作るようになって、明るい感じにもなって、それと同じくらいの時にスポーツがたまたまできたもんで、小学校とかではやっぱすごい人気者になりました。
そしたら自分に自信がついていって、大袈裟にいってしまえば「周りは俺を求めているんだ」と思うようになってきて、そこから自己肯定感が高まって今の伊東竜星がどんどん形成されていったのかなという感じです。
💪🍺:中学高校とかは同じように部活を中心に日常生活を過ごしていました。とにかくめちゃめちゃ目立つのが好きで、ずっと中心にいました。ミスコンに関わる話でいくと、最初にあったのが文理選択のタイミングですかね。将来を考える一番最初のタイミングでもあったので。
− 高校何年生の時でした?
💪🍺:高校2年生の時でした。僕は元々数学が得意で、逆に国語と英語が全くできないという、超理系人間でした。ただ、それでも周りが法律家系ということもあって「弁護士になるのかな、法律行くのかな」とはなんとなく思っていて、その中でここで理系を選択して弁護士の道を無くしてしまうのは嫌だなと思い、全くできない文系に進みました。
💪🍺:ただ、将来のことを考えながら文系として勉強していくうちに、志望大学や学部をどこにするか考えたときに法律に対しての興味が一切なくて。大学生活をそういう司法試験の勉強とかに使いたいという思いも全然なく、自分の性格上弁護士になりたくないな、というふうな思いを持つようになりました。
💪🍺:その中で、「経営」というところに憧れを持っていたので、自分が一番興味のある商学部に行こうと思ったのが高校2~3年生の話ですね。
− 「経営」に興味を持ったきっかけってございますか?
💪🍺:その時ちょうどバチェラー・ジャパンの第一シーズンがはじまりまして。その時のバチェラーの久保さんという東大出身の超イケメンの経営者が出てきて、僕はもうその久保さんに憧れてしまいました。「こんなに若いのにこんなに金を持っててこんなにイケメンで、尚且つ女性の扱い方もわかっていて、かっこいいな〜」と思っていて、そこから、将来自分はこんな経営者になりたいなと思ったのが、商学部に行った理由です。
− その中で慶應を選んだ理由は?
💪🍺:学校を選ぶとなったときから、慶應に対してかっこいいイメージとか憧れがあったのと、その中で自分がかっこいいと思ったところに行きたいと思っていたので選びました。早稲田も選択肢の中にはありましたが、やっぱりミスターコンの存在がめちゃくちゃデカくて。
💪🍺:卒業式の時にはみんなの前で「慶應行くからにはミスター慶應になりたいと思っていて。俺はミスター慶應になります!みなさんよろしくお願いします」と言って高校卒業しました。
− めちゃくちゃかっこいいですね・・・!ちなみにその時特にミスター慶應で憧れていた方はいらっしゃいますか?
💪🍺:やっぱり歴代で言うと岩ちゃん(EXILEの岩田剛典)がファイナリストになっていたというのを知っていたので、かっこいいなとは思っていました。
− そこから慶應に入学するわけですが、ミスターSFC出るまでの大学1~3年の間はどんなことをされていましたか?
💪🍺:やっぱり、ミスター慶應になりたいと思って入ったけど、1年生の時はコロナとかもあって、あんまり自分が思っていたような大学生活はできずという感じで、ただ自分はたまたま学生寮に入っていたので、20年入学の人からしたら超恵まれた大学生活を過ごすことはできたのかなと思います。
💪🍺:ただ、コロナを経験して、震災の時と被りますが失って初めて気づくものってのがめちゃくちゃ大きくて、あれだけ当たり前と思っていたものが全然当たり前じゃないんだなと思いました。こういうのもいつくるかわからないからこそ自分からチャンスを掴みにいかないといけないんだなとコロナですごく実感したので、明け始めてからはとにかく自分の好奇心に従って、やりたいと思ったことにはもう今すぐやろうって感じで、行動力とかはコロナのおかげで身についたと思うんですよね。
💪🍺:だから実際大学2年生の終わりから3年生にかけては大学の外に出て、自分でコロナ世代を対象にしたイベントを友達と一緒にやったりとかしていて、逆にコロナなかったらやっていなかったんじゃないかなというようなことをやったりしました。
💪🍺:それ以外でも、そういう人との出会いがありそうな部分には自ら恐れずに向かっていくようになって、フットワークがめっちゃ軽くなったのは、コロナで失われてから初めてついたものなのかなと思っています。
💪🍺:それも含めて、「好奇心に従う」ことは大学生の時のテーマとしてやっていました。
− イベント団体を作っていたんですね・・・!もう少し深く聞きたいのですが、具体的にどういった活動をしていましたか?
💪🍺:クラブみたいな場所に学生を集めて、そこで人との出会いが生まれるようなレクリエーションやコンテンツをしていました。平たく言えば学生同士で交流する場を作りましたという感じですかね?
− なんという名前の団体ですか?
💪🍺:ReGainという団体です。「取り戻す」という意味で、今2期目になります。
− これを立ち上げられたということですかね?
💪🍺:友達と一緒にって感じです!最初のメンバーって感じですね。
− 具体的にどういったレクリエーションをされていましたか?
💪🍺:ビンゴをちょっとアレンジしたものです。参加者全員にリストバンドのような、数字を割り振って書いたものを渡していて、リーチまでは普通のビンゴですが、最後ビンゴにするためには残っている数字が割り振られた方を探して見つける必要があるという感じです。そうすれば、必ず誰かに話しかけないといけなくなりますし、自然とみんなリーチの数字を持った人を探すようになり、そこで新しいコミュニケーションが自然と発生するという感じです。
💪🍺:こういった、新しい人とのコミュニケーションを発生させるイベントとかコンテンツを考えてやっていました。女性目線でも、「ナンパされている」みたいなマイナスイメージが出にくいですよね。
− 男性目線でも話しかける最初の口実になりますよね?めちゃくちゃ面白いです!
− ちなみに、人との出会いがありそうなところに足を踏み入れる話に関しては、その中で特に印象的だったものとかございますか?
💪🍺:慶應のインフルエンサーズですかね。元々会長の菅原京香さんと知り合いで、京香さんと知り合ったきっかけが、塾生情報局主催の就活関連のイベント(ランチ会)でした。誰か友達と行こうとかはなく、1人で参加していて、それも就活のためというよりは一個上の新しい人脈を広げたいなと思って参加したのですが、そこで、今でもお世話になっている京香さんたちと出会いましたし、そこで出会っていなかったらこうやって取材を受けていなかったんだろうなと思います。
− 3年生になってからは就活もあったと思います。その時は経営の道と、元々おっしゃっていた法律の道のどちらを選びましたか?
💪🍺:その時に改めてもう一回将来を考え直してみたのですが、やっぱり自分は将来経営の道を進みたいと思いました。先ほどの家系の話に繋がるのですが、弁護士になった場合、自分の親の持っている事務所を引き継いで、他の同じ世代の弁護士よりすぐ稼げるとは思います。ただ弁護士という選択肢をやめて、ビジネスマンの道を選んだからには、一つの指標であるお金という面で親を超えたいなとはめちゃ思いました。
💪🍺:「弁護士にしておけばこんなに稼げたのに」と思われかねないですが、それも踏まえて「俺はビジネスマンの道を選んで成功したんだ。だからビジネスマンの道を選んで正解だったでしょ」と親に自慢できるようになるためには、定年まで一つの会社の元で働き続けるよりは、自分でビジネスを起こして経営者として弁護士の給料を超えられるような人間になりたいなと改めて思うようになりました。
− ちなみに、「自分でビジネスを起こして経営者として弁護士の給料を超える」というのは、具体的にどんな感じのビジネスをイメージされていますか?
💪🍺:最初からこれをやりたいとか、こういう業界にチャレンジしたいとかはあまりなくて、やっぱりビジネスマンとして優秀な経営者になることが一番って感じなので、あんまり業界にこだわりすぎないというのはあります。
− 今興味がある分野とかでいくとどういったものになります?
💪🍺:人と人とのマッチング系というのはかなり興味がある分野です。人との出会いの大事さはコロナでめっちゃ学んだので。また、イベント団体では人との出会いと一番のテーマにしてやっていたサービスだったので、人がもっと人と出会えるきっかけを簡単に作れるようなサービスを作りたいなというのはめっちゃ思っています。人脈ということに関しては大きな価値観を持っているので。
💪🍺:今は行動力がある人がどんどん人脈を広げられていて、行動していない人は人脈の大事さに気づくことすらできていないんじゃないかと思っています。それをもっと能動的じゃなくて受動的にも人との出会いが広がるようなサービスには興味を持っています。
◆ミスターSFCファイナリストとして
− ミスターコンに出ようと思ったきっかけはなんですか?
💪🍺:就活をしていた時に、自分の人生を振り返ってみて、「高校でバチェラーを見て経営者に憧れて、実際慶應に入って『ミスター慶應』になるということに憧れていた」ということを思い出して、就活が終わったタイミングの大学4年生でこのコンテストに出ることにしました。
💪🍺:また、将来経営者になることを考慮しても、このミスターコンのグランプリという一生消えない肩書きを活かすことができるチャンスはめちゃめちゃあるだろうなと思っています。何よりビジネスを自分でしていく中で、自分に影響力をつけておくことに損はなく、影響力を持った人と関わるチャンスが増えるためには、何より自分に影響力をつけることが一番だなとが一番だなと思ったんですよね。
💪🍺:それでミスター慶應でグランプリを取ることは過去の自分に対しても、将来の自分に対してもメリットでしかないと思って出場したという流れになります。
− ありがとうございます。つまるところ、就活していた時に自分が慶應の商学部に入った経緯を振り返って、そこから将来に向けて考えたときに出ようと思ったという感じですよね?
💪🍺:そんな感じです!
− その中で元々ミスター慶應(現:慶應ボーイコンテスト)ではなく、ミスターSFCを選んだ理由はございますか?
💪🍺:ミスターSFC特有の、多様性というか、「とにかく本気で自分の好きなことやりなさい」みたいな風潮が自分の性格や価値観に合っていて、SFCの学部のそういった雰囲気に憧れていたので、ミスターSFCにしました。
− インフルエンサー関連の方って、基本そういった方が多いですよねだからSFCの方とそういった部分で仲良くなれる部分もありますし、自分に合っているというのはやっぱりあるんでしょうね。
− ミスターSFCも選考とかはあるかと思いますが、それも踏まえてファイナリストになるまでの間はいかがでしたか?
💪🍺:選考は、ESと面接だったと思います。どちらも就活が終わった後だったので、面接が終わった後運営代表の方に「マジでなんかりゅうせいさんだけ違いました。これが就活生か・・・!みたいな感じでした」と言われ、「確かに就活っぽくなってしまったな」と思いました。
− 選考している方も学生の方ですよね?
💪🍺:学部3年生ですね。だから当時はちょうどこれから就活ってタイミングですね。そりゃ1年間就活をやっていた人を見たら圧倒されるみたいな感じのことはあるだろうなと思っていました。
− 選考結果を待つ間の心境はいかがでしたか?
💪🍺:まあドキドキはしましたね。最終学年で最初で最後のチャンスでもあったので、「どうなんだろう、ファイナリストになれるのかな」という心境です。
− 逆にファイナリストが決まった時はいかがでした?
💪🍺:「本当に出るんだ・・・!」という感じでしたね。それと同時に、「どんな感じなんだろう・・・?」「じゃあ配信するのかな」みたいに、一気にファイナリストとして活動することを現実として見るようになりました。
− 出れたから嬉しいという感じではなく、出るからここから先のこととか色々考えてみないとみたいな感じですね!
💪🍺:嬉しいのもめっちゃありましたけど、そっちの方が大きかったかもしれないです。
− ちなみにそのファイナリスト内定の連絡はいつ頃だったんですね?
💪🍺:6月なんですけど、僕の就活の第一志望の企業の内定をもらった日と同じでした。
僕、電話をするときにじっとできない人で、SNSとかメールを見ながら電話をしちゃう人で、第一志望の企業から内定の電話をもらって、「この日会社来てくださいね」の連絡を受けていた時もメールを見ながら電話していたのですが、そのときにミスターSFCのファイナリストが内定していることを知って「あれ、こっちも受かっている・・・!」みたいな感じでしたね。しばらく頭の整理が追いつかなかったです(笑)
− その後お披露目でしたが、そのときに周囲からのリアクションとかいかがでした?
💪🍺:両親が共働きだったので小さい頃に家政婦を雇っていたのですが、その中で僕が小学生の時の家政婦から「がんばってね」と連絡が来たのはびっくりしました。
親がたまたまその家政婦のラインは持っていましたが、そんなにその時の家政婦と連絡とっているわけではないだろうし、どこでそんなに伝わるんだろう・・・?って思いました。
− その後ミスターSFCのファイナリストとしての活動が始まるわけですが、活動期間中に一番感じたこととかはありますか?
💪🍺:こんなにも応援してくれる人がいるんだ・・・!と思いました!今まで割と浅かった関係の人とかでも応援してくれてたりとか、一回しか会ったことないのに応援してくれてたりとかに一番驚きました。
− 一回会っただけでも伊東さんの人柄が良かったとかもあるかもしれないですね
💪🍺:それだとありがたいですね。
− ミスター慶應としてグランプリを取ることがある意味ゴールだったかと思いますが、それに向けてとっていた戦略とかありますか?
💪🍺:一番の戦略的なところでいくと、継続的に毎日投票してもらうという意味では、公式ラインはすごく良かったですね。
あと、今までの既存の友達とかだけではなく、新規ファンも集めないといけないというふうに考えると、SNSでやることは大衆的でマスの大きさ的にも大きいですが、それでも新規ファンから応援してもらうのは難しかったなと思いました。ミスターコン自体が僕が思っていたよりの知名度はなかったという発見もあったので、自分で直接対面で会う回数を増やして、新しいつながりをどんどん広げていくことが必要だなと思いました!
💪🍺:なので、新しい出会いを日常的に超増やすようにしました。自分でそういう出会いがありそうな場所に足を赴くのもそうですが、飲んでいるときに周りの人と仲良くなれそうだったらすぐに仲良くなって、「ミスターコン出ているんで応援してください!」みたいにやったりとか、ですね。
− とにかく対面でのリアルの宣伝を打ちまくったりしていたんですね。僕これまで2020年と2021年のミスコン・ミスターコンは見ていたのですが、その時はあまり見なかったような新しい戦略が出てきていますね!
💪🍺:そうなんですね!確かにその時はコロナだからか・・・!
− それこそ対面で会う回数を増やすというのは、僕が知っている限りだと学生バーの一日店長がありましたけど、他だとどんなこともしていました?
💪🍺:いろんな人から「こういうのあるんだけどくる?」みたいな誘いがあったら、予定が空いていれば絶対行くようにしていました。それでどんどん広げていく、という感じでした。
あとは大野桜子(ミスSFC2023準グランプリ)と宮下パークで声かけもしていました!今でも桜子とは仲良いですね。
− でも宮下パークで声かけって勇気要りますよね
💪🍺:ただ実際それで、結構まあその日だけではありますが投票してくれた人もいましたし、中にはそこから「あの時声かけてくれてありがとうございます!そこから毎日投票しています!」みたいなDMもきたので、やっぱりやって良かったなと思います!
− あとミクチャの配信とかも、腹筋や筋トレしたり、お酒を飲んでベロベロに酔っていたりと、結構面白いことやっていた印象なのですが、あれはたまたまなんですか?
💪🍺:どうせ配信やるんだったら、一番自分の好きなものをやるか、一番楽しめる配信をしようと考えて、それで飲みとか筋トレが多くなってしまったのかもしれないですね。
− コメント欄のノリもかなり若かった印象があるのですが、知り合いの方とかも結構きてました?
💪🍺:友達はめっちゃ投票してくれましたが、ミクチャに来てたのはミクチャを通じてできた友達ですね。
− ええええそうなんですか!?結構ミクチャを視聴されている方ってノリとか年齢層は少し高いイメージがあったのですが、、、
💪🍺:確かに僕のところは若かったかもしれないですね・・・!
◆フィナーレの時の感想
− フィナーレのこともお伺いできればと思いますが、その前に。スピーチが非常に特徴的でしたが、どういう感じで考えていましたか?
💪🍺:2分という短い時間しか与えられていなかったので、みんな同じような感じになり、同じような内容を話すんだろうなというのはある程度想定できていました。その中で、自分の思いも伝えつつ、何かしらインパクトを残すとしたらどういう感じなんだろうと思ったときに、やっぱり「希望を持ちながらも不安を抱えて慶應に入った過去の自分」に何かメッセージとか手紙を書くフォーマットを自分で思いついてやった感じですね。
− 実際にグランプリと発表された時はどうでした?
💪🍺:やっぱりめっちゃ嬉しかったです!
− ちなみに、グランプリを取られたということはMOM(ミスターオブミスター)にも出れるかと存じますが、MOMにも出場予定ですか?
💪🍺:やっぱり今年ミスターコンに出て、ミスターコン関連の他の友人もできて、その中でグランプリとっている人も多かったので、彼らと一緒に戦えるのが僕的にはすごくアツくて、その中で1位を取りたいという思いがめっちゃ強いかなと思っています。
あとはまあずっとやっぱ一番がいいという超負けず嫌いで、「慶應で止まらないんだぞ俺は」というところを見せたいなと思っています。
− MOMは言ってしまえば確かに頂上決戦って感じがしますよね。
💪🍺:そうそうそう!だからもうWBCみたいな感じですね。
− MOMは言ってしまえば確かに頂上決戦って感じがしますよね。
💪🍺:そうそうそう!だからもうWBCみたいな感じですね。
− 今回ミスコンに出てみて一番の学びって何ですか?
💪🍺:一番の学びかあ・・・やっぱりなんか「応援される人ってどういう人なんだろう」をすごい考えたことですかね。ミスターコンとか他の大学含め色々みて、かっこいい人だったりとかちょっとキャラが立っていて面白い人とかってより、やっぱり一番がんばっている人は、みんなグランプリをとっている感覚でした。一番コミットしてがんばっている様子が伝わってくる人がグランプリになっている印象は男女共に強かったです。
− そうなんですか・・・!
💪🍺:だからそういうがんばっている姿を友達も含めいろんな人に伝え続けることで、応援する人はついてくるんだなとめっちゃ思いました。それで途中からめっちゃ周りの友達とかも含めて伝わるようにして、自分の頑張りをアピールというか見えるようにしていきました。
− それに気づいた一番のきっかけとかってありますか?
💪🍺:他の大学とかのファイナリストの人がミクチャをしているのをみていて、ランキング上位に行く人ってすごいがんばっているのが配信越しでも伝わってくるし、適当にやっている感がない人が上にいるんですよね。別にそれって必ずしも面白いとかかっこいいとかではなく、一生懸命な感じでやっていても上に行けているのを見つけた時に、全然顔じゃないんだなってめっちゃ思いました。
始めた当初はどうしてもやっぱり顔なんだろうなと思っている部分は少なからずあったけど、いろんな大学見て、この大学のグランプリは多分この人になるんだろうな、みたいなのはあって、みんな確かにがんばっている人ばかりだったわ。
− 確かに、この人グランプリとりそうだよな・・・みたいなのがある程度わかったりしますよね。「キャラもそうですけど、それも含めて自分が持っている要素を一生懸命に出し切る」シンプルだけどまさにミスコンの魅力はそこですね。
− ちなみに、他にもミスコン期間中の発見や学びとかがありそうな感じでしたが、どういうのがありますか?
💪🍺:それでいくと、すごく謙虚になったと思います。ミスコンって出ているだけで周りからしたらすごい人だと思われるし、一定チヤホヤはされますが、そこで「俺って偉いんだぜ、お前らと違うぜ」みたいな態度をとる人とそうじゃない人で人としての差が出るなと感じました。
あと高校からの友達が芸能活動をしている関係で芸能活動をしている人が周りにいる環境もあったりしますし、僕自身もミスコンに出ていましたが、そういう人って、いろんな友達から飲み会とかでチヤホヤされたりするんですよね。ただ、そういう時に自分がミスターだからって驕り高ぶっている人には誰も応援してくれないし、そういう自分ってシンプルに嫌だなと思って、それもあってミスコン期間を通じてすごい謙虚な人間になったと思っています。だから謙虚っていいなと思いましたね。
− そういうところが伊東さんのいいところでもありますよね。過去、特にミスターの方を見て思ったのが、誰にでも興味を持ってフェアに接している人が、結構グランプリをとっているイメージがあって、だからミスターって本当に人柄が出ますし、人柄でファンが増えていくイメージありますよね。
💪🍺:確かに本当に人柄重視って感じですよね
◆残りの大学生活・今後の社会人生活で成し遂げたいこと
− 残りわずかですが、学生生活でやってみたいことはありますか?
💪🍺:いろんな人と飲みにいきたいですね!やっぱり大学でめちゃめちゃ友達増えたから、久しぶりに会う人とかでもいいし最後社会人になる前に。一個一個の飲み会も全然朝まででもいいしオールもするので、濃いものにしていきたいですね。
− 逆に社会人になってからはいかがですか?
💪🍺:自分としては将来的に何かしらのビジネスを自分でやっていきたいという思いが強いので、そこに向けて社会人としてスピード感を持ってどんどんスキルアップできるように、仕事は結構ガツガツやっていきたい思いはありますね!
それと同時に社会人としての人脈の拡大はすごい楽しみにしていますし、貪欲にやっていくと思います!だからこそそういう経営者の人とかインフルエンサーみたいな影響力を持った人ともどんどん出会っていきたいと思うので、そういう時に自分が今持っているネームバリューとか一種の肩書きを使っていきたいです。
− あとバチェラーはいかがですか?
💪🍺:やっぱり目指してます!まあ30ちょい過ぎくらいに出たいですね。
− バチェラーと被りますが、憧れとかはありますか?
💪🍺:やっぱバチェラーですよね!久保さんですね。かっこよくて、でも若くてみんなから親しまれて、自分が代表みたいなのがかっこいいんですよね。
◆あなたにとって「ミスターコン」とは?
− ミスターコン出てみてのイメージの変化とかはありますか?
💪🍺:なんか良くも悪くも思ったよりただの学生なんだろうなと思います。だからめちゃすごいとか、めちゃ仕事で食っていけるみたいにはならないし一つの大学生のインフルエンサーごっこみたいな感じなんだろうなとは思っています。
悪く言えば影響力も夢もないみたいになってしまいますが、ただ、ミスコンは倍率もめっちゃ高いわけではないし、バチェラーみたいな影響力あるものと比べると意外と簡単に手に入るコスパが良い肩書きだなと思います。ただ、その肩書きをどう使うかのこれからの部分がめっちゃ大事だと思いました。
− フィナーレがスタートみたいなところありますよね。これまではvs5~6人のファイナリストの中での世界だったのが、そこからvs世界中で戦ってしていくしかないですし。
💪🍺:だからここからって感じですね。
まとめ
ミスコンに限らず、あらゆる物事において、応援する側にとっては、その人を応援したくなる理由というものが必ずあると思います。顔がいい・格が高い・人々を勇気づけてくれる・人々を魅了する・常に困ってそうなどなど。
そんな中で伊東さんは「ミスター慶應になりたい」「バチェラーのようなかっこいい大人になりたい」という強い思いを持っていること、そして震災・コロナと2つの大きな出来事に直面した中でもそれを自分の人生の転換点として新しい行動につなげるという気持ちの強さを持っています。だからこそ、伊東さんが応援される理由の1つであると同時に、今春から社会人になる伊東さんが今後も応援され続ける理由にもなりうるのではないかと思います。
それを強く感じた取材でした!
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