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こんばんは。
雑貨店員の話です。

雑貨店員ですが、今はこんな状況で
流石にお客さんも少なかったので、
仕事中にたまたま
わたしのお店の前を通りかかった人の話を。

わたしのお店は商業施設の中にあり、
通路に面しているため人通りが多いです。

仕事帰りの方が来る時間帯は
外出が少ない今の時期でも
わりと人通りがあります。

そんなお店の前で商品を整理していると
遠くから、背の高い男性が大またで急ぎ足になりながら、大きな袋を抱えて歩いてきました。

近付いてきたところで、
何気なく手荷物に目線をやると
大きなビニール袋の中に
人生ゲームの箱が入っていました。

そして、そのスピードを保ったまま
足早に通り過ぎて行きました。

ああ、家できっと
家族が待っているんだなあ。
あの人生ゲームは
この週末どこにもいけない人たちが
一緒になって楽しむんだろう。
あの人は今から家族が待つ家に帰るのか〜

なんで考えてました。

人生ゲームって、
1人じゃできないゲームだからこそ
その先にいる家族や友人を
想像させる。

当たり前だけど
商品にそんなイメージをつけさせるほどの
強力な設定があるから
こんなに長い間親しまれてるのかなーとか。
なんだかマーケティングみたいなことを
考えてみたり。

家族じゃないかもしれないし
ただの同居人かもしれないし
はたまたひとりで何役もやる人なのかも。

ふとみた光景で
そんなことをぼやっと考えてました。

今、世の中がごろっとがらっと
変化していくとき。
今のこの瞬間が全部
歴史になるんじゃないかと思います。

実は人生ゲームみたいに
いく先は決まっているのかもしれないけど
それでも今を大切に生きていたい。

足早に過ぎていった人の家族たちが
穏やかに過ごせるように。
わたしの大切な人たちがみんな
穏やかに笑って、過ごせるように。


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