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英語学習016  主語(S)と動詞(V)の合意事項(Subject-Verb Agreement)、EveryoneやEverybodyが主語(S)の時の動詞(V)との合意事項について。

Everyone (play/plays) ..
Everyone (is/are) ..
 
どっち?という話をします。

まず、everyone の意味から確認。
everyoneを英英辞典で調べると、every personって説明されてます。

every で「全ての」
personで「人」

だから、every personで「全ての人」、つまり「みんな」という意味。

ちなみに、everybodyを英英辞典で調べると、everyoneと説明される。文法的にはこの二つは同じと思って良し。どっちの方が口語では使われやすいとかあるみたいだが、そんなところはこれから体で感じて吸収していこう。今じゃない。

本題に戻ると、everyoneもeverybodyも「みんな」という意味となり、これらが主語(S)になると、その意味からも複数扱い(Plural)となりそうだが、

実際は単数(Singular)扱いになります。

例文を見ていきましょうか。

Everybody knows Mr. Jones.
「みんなジョーンズさんを知っている」

主語(S)がIとyou以外の単数で、文が現在形だから、いわゆる三単現のSがつくわけで、動詞(V)には、このAction verbには、Sがついて、knowsとなっているわけです。


もう一つ。

Everybody is busy this week.
「今週みんな忙しい。」

Iとyou以外の単数が主語(S)で、現在形の文だから、動詞(V)は、このLinking verbは、isとなるわけです。

ここで、busyってどう言う意味?って聞かれたので、英英辞典で調べてみると

if you are busy, you are working hard and have a lot of things to do

とのこと。つまりは、「懸命に何かに取り組んでいる最中で、やることがたくさんあって」みたいな状態のことを言うんだということ。それがbusyなんだと。

Everyoneは「みんな」という意味なのに単数扱いという、このような、ちょっとややこしいケースってどうやって覚えたらいいだろうか?
Everybodyは複数名詞っぽいけど実は単数扱いだから三単現の時はAction verbだったら動詞(V)にSがついて、Linking verbだったらisになって。。

まあこうやっていわゆるルールで覚えてもいいんだけど、それよりも楽な方法は、ズバリ、例文で覚えるということ。

Everybody knows Mr. Jones.
Everybody is
busy this week.

Everybody knows..
Everybody is..

みたいに文頭部分だけ覚えちゃうでもまあいいけどね。

理屈やルールは頭の片隅に置いておくけど、覚える方法は代表的な例文を一つ覚えちゃう。これに尽きる。

ちょっと話はそれるがeveryという単語について、私が一方的に尊敬する大西泰斗先生曰く、

「everyはallとeachのほぼ中間に位置する」

とのこと。

allって「全て」っていう意味。一方で、eachは「一つ一つ」という意味。
つまり、everyを日本語訳すると「一人一人みんな」みたいになるとおっしゃっている。

「個々のものを意識しながら全体を述べる」

ダマされてる気もするし、ちょっと屁理屈に聞こえるかもしれないが、つまりは個々を丸っと一つの集合体として捉えているということ。で、単数扱いになると。

Every child has the right to learn.
「全ての子どもは学ぶ資格がある」

ユニセフのHP https://www.unicef.org/education

「全ての子ども」を表現する英語は、every childrenじゃない、じゃない、じゃない、ということ。every childが正しい英語。
だから、動詞(V)はhaveじゃなく、複数動詞のhasになる。

素晴らしいメッセージなので、この文も丸覚えだね。覚えて損はない言葉だよ。

ちなみにrightって「右」という意味ももちろんあるけど、right to ~「〜する正当な資格、権利」という意味で使われるよ。

動詞(V)learn「学ぶ、習う」って意味だね。
"to gain knowledge of a subject or skill, by experience, by studying it, or by being taught"
今は分厚い紙の辞書でいちいち調べなくてもネットで簡単にチェックできるんだから、労力を惜しまず、細かいところの意味はサッと英英辞典で調べる習慣をつけていくと、結果英語マスターへの近道になるよ。これホント。

なんでここは「学ぶ」の代表的な動詞(V)であるstudyじゃないんだろうっていうのもなんとなくわかってくるから、常に英英辞典で調べて細かなニュアンスを掴んでいくこと。

では問題。

His name is Hiroshi but everyone (call/calls) him Hiro.

どっち?

callsだね。Everybody knows..だから、everyone callsだな、と。

ちなみにこの動詞(V)callの用法はまずここで単独で覚えちゃおうか。このcallの用法が第五文型に属するとかどうでもいいから。

call + 人 + 名前

で、「(人)を(名前)という呼び名で呼ぶ」という意味になるよ。
callの発音は[kɔl]ね。母音のCの左右反転になってるやつは、「あ」の口で「お」って言うやつね。喉をうがいしてる感じで発声して、後頭部方向に意識を向けて[kɔl]ね。

ちなみに文の意味は「彼の名前はヒロシだけど、みんな彼をヒロと呼びます。」ぐらいで。


ではもう一問。

Everyone (is/are) laughing at me behind my back.

Everybody is..だったから、ここは、Everyone isでisが正解だね。

backの意味って前に一度やったよね。「背中」って意味があると。「猿が自分の背中をかく」という例文を紹介したときに出てきたでしょ。

Behind[biháind] は「〜の後ろで」という意味だから、背中の後ろで、つまり、我の見えないところで、我の知らぬ存ぜぬところで。。

みんなが我の知らないところで我を笑ってる、と。
ひどい内容の例文だけど、よく出てくるから覚えちゃおうか。

behind someone's back

で、「(人)の陰で」という意味ね。
結構実用的な表現だから覚え甲斐あると思うよ。

動詞(V)のlaugh[lǽf]は「笑う」っていう意味だけどSmileじゃないんだよね。
laughの「笑う」は
"to make sounds with your voice, usually while you are smiling, because you think something is funny"

つまり、「声を出して笑う」んだよ。ひどいだろ?我がいないところで。

laughの発音、[lǽf]の母音[ǽ]は「え」の口して「あ」と叫ぶやつで、郷ひろみさんの「ジャペぁーン」の「あ」ね。

今日はここまで。
それではまた。


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