インターネット生存計画!

最近のネットって、昔みたいにリアルに生きづらい人たちが気軽に集まって住み着く場所ではなくなってきたよね。
なんというか、リアルとネットの境目が曖昧になってきていて、元々はもっとクローズドだった場所が、どんどんオープンになっているのを感じる。


例を挙げると、Twitter(現X)はネットの匿名性を利用しながら自由に趣味や日常のことをつぶやいたり、その中で気の合う仲間に出会ったり、自分の好きなジャンルの情報を追えるメディアとしての役割もあったと思うんだけど、最近は普通に実名の人がビジネスとして情報発信をしたり、自分の興味のない情報がおすすめとして流れてきていて、それでも昔ならネット上だけの出来事が多かったものの、どんどんリアルにも影響するものが流れてくるから単に面白がれるものばかりでなく、見ているとだんだん疲弊していく感覚。


これってTwitterが単に改名・改悪しただけに生じた現象なの?
それにしても、ネガティブな情報が多すぎない?元々キラキラした人なんかTwitterにはいなかったけれど、ずっと見てると普通に気が滅入るよ。
気が滅入るくらいならTwitterとかネットなんか辞めろって話だけど、今はもうそれらが一番早いメディアだし、自分が好きなジャンルの最新情報と時事が手に入る点で生活からは切っても切り離せないんだよ。
少なくとも自分が何かしらのオタクやってるうちは。


てかもうオタク辞めるか。無理だけど。
でもTwitterをやめて、情報が見たいだけなら他のネットメディアとちゃんと向き合ってみるのもありかもしれない。発信したくなったらここ(note)だってあるんだし。
そう言いながらネットメディアってどんなのがあるんだろうと思って検索してたら、便利なメディアってまだまだありそうな予感。
本が好きなら書評をまとめたサイトがあるし、美術館・博物館の展覧会の情報なら、わざわざ個別のHPに飛ばなくても開催期間順にまとめてくれているサイトがあったりする。


結局自分が求めているのって趣味が一緒の人たちだけが集まって好き勝手言ったりしてるところに混じったりできるクローズドな場所なんだと思う。
その点、昔のTwitterはこそこそ日記みたいにつぶやいたり、お互いをフォローしあったりして会話をしたり、しなくてもいいねを押すみたいなゆるい繋がりがあって、民度も匿名掲示板とかに比べたら悪いユーザーはブロックとか非表示ができるだけ全然よかった。
今だってそれらは変わらずできるけど、私にとっては居心地が悪い。


じゃあそういう趣味が一緒の人たちだけが集まって好き勝手言ったりしてる場所、コミュニティってどこにあったっけなと思って考えていたんだけれど、それはYouTubeやニコニコで行われる生配信のチャットだったりするのかなと思う。
ニコニコのコメント欄は今も昔も好き勝手言い過ぎ(オブラート)な印象はあるからYouTubeと並べるのはどうかと思うんだけど、生配信っていうのは特に個人でやってるところだと本当にその配信者が好きな人だけが集まっていて、なおかつコメントもだんだん似通った雰囲気に染まっていく感じがあって、それに慣れていくとすごく心地よい居場所になる。
個人による生配信という文化も最初は今みたいに投げ銭とか金銭が絡むようなビジネスではなく、あくまで趣味の一つとみなされている部分はあって、もっと内々でやるものという認識があったのだけれど、それがYouTube Liveの普及とかVtuberの出現とかでどんどんビジネス化かつ一般層への認知度も上がっていていつの間にか把握しきれない巨大なコンテンツになっている寂しさもありつつ、この楽しさが分かる人がこんなにいるのは嬉しい感情もある。
つまり、生配信はリアルが生きづらい人たちでも結構楽しめる要素があるし、実際そういう人たちの受け皿にはなっていると思うのは今も昔も変わらないのでは、と思う。


最初はネットが、というか「Twitterが変わっちまって生きづらい」って話から、「その点、生配信は楽しいよね、最高」って話になってるんだけど、要は別に1つのSNSに固執する必要はないし、見てて辛いって思うなら思い切ってやめてみたり、頻度を減らしてのもありなのではという1つの提唱。
特定のジャンルが好きなら、それ専用のメディアだってまだまだ自分が知らないだけでたくさんあるはずだから探してみるのもいいかもしれない。
あと生配信は自分の好きな配信者に出会えれば、絶対に良い居場所になってくれるはずのでとてもおすすめ。
ネットは誰かに強制させられる場所では絶対ないので、自分で場所を選んでこのインターネットを生き抜いていこうね。





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