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「異次元の少子化対策」って結局何?

2024年度の少子化対策の予算に上限を設けず、
必要額を年末までに検討する、との記事。

こういう国の予算のニュースがよく分からないのは、
金額が前年に比べていくら増えた、減ったというだけで、
「何をゴールとしているのか」
が見えないからじゃないかな。

例えば、
「出生率を現在の1.26から、まずは2040年までに北欧水準の1.6まで上げるために、3.5兆円が必要!」
「出生率が1.26と1.6では20年後の未来はこう違う!」
「そのためには現在▢▢万人いる子育て世代に〇〇円程度の支援が必要で、だから3.5兆必要!」
のように、
目標と予算額の根拠を示してもらえれば、理解も進むし、
毎年効果を検証もできる。

予算を増やした、減らした、だけじゃ、目指す姿がわからない。
日本はその予算で何を目指してるんだろう。
異次元の少子化対策って、結局何?
子供の数を増やしたいのは分かるけど、年に何人の子供が産まれたら、この少子化対策は成功と言えるの?

一般企業で予算を増やしてほしい、と申請するのに、
目標を示さないなんてあり得ないし、
目標(夢)を示さないリーダーに付いてく人はいない。

目標も示さず、お金だけ使って、
結局成功したのか失敗したのか検証もできないような政策に、
税金を注ぎ込むのはやめてください。

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