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クリスコラム60 【インデックスファンドとアクティブファンド】

今回のクリスコラムは
投資信託の
インデックスファンドと
アクティブファンドについてです。


つみたてNISAの認知が広がって来て
徐々に資産運用する人が増えてきたように
感じています。

日本人は基本的にSP500など
インデックスファンドで
資産運用していますが、
もう一つの方法がアクティブファンド。


インデックスファンドは指標に
投資するに対してアクティブファンドは
ファンドマネージャーに依頼して
資産形成していただくモノで
インデックスファンドよりも
大きな利回りを目指すものです。





しかし日本でアクティブファンドを
するならば多数の問題があります。


それは...



下記の図はある有名な
投資信託の基準価格の推移です。





同じ名前のファンドですが、
途中でファンドマネージャーが
交代しています。


アクティブファンドの成績は
ファンドマネージャーの腕次第のため、
その交代は投資家にとって大きな投資の
判断材料になります。


しかし、その一方で、
日本の資産運用会社はその交代を
投資家にほとんど知らせていません。

そもそも開示義務がありません。



「ファンドマネージャーの開示」


【ファンドマネージャーを開示している】
アクティブファンドは「誰が運用するのか」
でパフォーマンスが大きく左右されますが、
日本の資産運用会社はファンドマネージャーを
ほとんど開示しない傾向にあります。


優秀なファンドマネージャーであれば、
開示する方が投資家も投資したくなるはずです。
なぜあまり開示したがらないのでしょうか?
これには2つの理由があります。



①全てのファンドマネージャーが
         優秀とは限らない


ファンドマネージャーになった瞬間から、
全員が秀でた運用スキルを持っている
わけではありません。


資産運用会社も組織であるため、
現時点では未熟な人にも現場での運用経験を積ませ、
優秀なファンドマネージャーに育てる必要があります。


組織としては不可欠なことなのですが、
投資家の心情としては、
「同じお金を預けるなら、
未熟な新人よりも優秀な
ベテランに運用してほしい」
というのが本音ではないでしょうか?


②ファンドマネージャーの交代を隠したい
資産運用業界では優秀な人ほど転職の
お誘いが多く、移籍してしまう可能性が
高くなっています。


一般的に、日系の資産運用会社より
外資系の方が給料は高い傾向にあるため、
ファンドマネージャーの移籍というのは多々あります。


その為、日本よりも海外の方が
優秀で利回りの高いファンドは多数あります。
もちろん僕も海外で運用します。



それでは何故、
ファンドマネージャーの交代を
隠すのでしょうか?

それは、「移籍を投資家に知られてしまうと、
解約されてしまうから」です。





今までお金を沢山増やしてくれた
優秀なファンドマネージャーが、
別の会社に移ってしまうと、
投資家はどのように考えるでしょうか?


「後任のファンドマネージャーが
優秀かどうかは分からない。
なら今までの人の方が信用できるから、
ファンドを全部解約して、
その人が移籍した新しい会社のファンドにお金を移そう。」


資産運用会社はこれを恐れています。


深堀すればファンドマネージャーが
海外に転職したら投資家も海外に投資する。
そうなれば日本として国益が損する。

ならば開示しなくていい。
これ本質です。


そのため、日本の資産運用会社は、
ファンドマネージャーが優秀か否かに関わらず、
それを開示しない傾向にあるのです。



繰り返しになりますが、
アクティブファンドの運用成果は
ファンドマネージャー自身の手腕に
かかっています。


そのため、ファンドマネージャーを
開示しているということは、
アクティブファンドを選ぶ際の
大きなポイントとなるのです。


それがわかれば自身の資産を大きく伸ばす事ができます。


ファンドマネージャーを開示している
ファンドを知りたい方はご連絡ください^ ^

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