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漢字の勉強も楽しいな!

お陰様でクリハロといえば「数学」というイメージがあるかもしれませんが、僕は学問が全般的に好きです!まぁ好きなだけなんですけどね。学ぶことって、知見を広げられたり、新しい自分に出会えたり、とても楽しいと思いませんか?
でも、僕には学習障害もあり、文字を読むのが少し苦手で、小さい頃は言語系のことが全然できませんでした。今でも英語がとても苦手なんです…。
そんな僕でも、思いを伝えたいし、お喋りもしたい!とは思ったのです。そこで国語の勉強はたくさんしました!今でも読むのは遅いですが、そんな勉強の中で漢字は好きになったんで、今日は漢字のお話をしようと思います。

* 部首と音からなる漢字

漢字の成り立ちは大きく4つに分けられて

・指示文字 (記号的に意味を表す)
(例) 一 二 上 中 本 末

・象形文字 (物の形が成り立ち)
(例) 木 鳥 門 羽 角 亀

・会意文字 (意味を組み合わせる)
(例) 森 品 明 畑 男 鳴

・形声文字 (部首が意味、他が音)
(例) 理 性 波 返 村 校

指示文字、象形文字、会意文字はそのまま覚えるしかないですが、ほとんどの漢字は形声文字なので、部首以外のところを見ると読み方が分かったりしますよね。

例えば「各」という「カク」と読む漢字
格、閣と言った漢字にも使いますし、音が少し変化しますが、額(ガク)や客(キャク)絡、酪、洛、駱(ラク)などもありますね。

部首という概念から考えると一つの文字を覚えるだけで色々なバリエーションの漢字が覚えられて楽しいです。

またこの感覚があると、漢字を書くときにも間違いにくくなると感じます。

「線」という文字は
糸のような真っ直ぐに細いものを意味しているので糸編を使い、センと読むので、音として同じくセンと読む「泉」が旁につくんですね。泉は水に関係しているので、下は水になっています。そう考えると左のような書き間違いは起こりませんよね。

左のようになるのは「求」が使われているときで、これはキュウと読むことから、球、救などに使われていますね。

漢字の勉強は派生をどんどん調べるのが良いと思っています。簡単な知っている漢字も調べてみて、同じ部首の漢字を見てみたり、同じような意味を持つ言葉を調べてみたりしながら語彙ごとレベルアップしていきましょう。
何か表現したい言葉に対して「○○ 類語」で検索して、語彙を増やしていくのもおすすめです。

* 日々の暮らしに活きる

どんな学習にも言えることだと思いますが、机に向かって読んだり書いたり作業をすることだけを学習の方法と思っているなら、その考えはやめた方が良いと思います。
普段の生活に活かしたり、学問を楽しんで価値観や論理性を向上させるために何かを学んでいるのですから、生きているだけで、そこには学習の機会が満ち溢れています。

それを見す見す逃すなんて、もったいない!

日本語を使っていれば自然と漢字を目にします。僕は見かけた漢字を書けるか考えて、言われても書けないだろうなと思えた場合、そのことを忘れないようにしています。もしくは、ひらがなで書かれていたものに対して、漢字はどうなんだろう?と調べたりするんです。

最も大事なのは、言葉に興味を持って、調べる癖を付けることだと思います。分からないままにしないのはもちろん、自分の「分からない」に敏感でいてください!分からないことも分からないでいては、学習ができませんからね。

ですから、日常的な熟語との出会いをより特別なものにするために、僕は規則のある熟語集めをしています。
僕が集めている規則は二つあって、一つが左右対称な熟語、もう一つが部首が同じ熟語です。

これらを見つけるたびに嬉しくなり、メモに残した熟語が増える達成感もあるので、いつも漢字に対して「よく観察しよう」という感覚が日常的に身につくのです。

皆さんも自分で好きな熟語を探す旅に出てみてください。漢字学習が日常的になり、より楽しくなること間違いなしなので、とてもおすすめです。

【左右対称な熟語】

奏楽 日向 楽器 青春 青空 未来 春雷 門出 田舎 闇黒 自責 関東 関西 南北 真実 本音 人工 人口 工業 商品 因果 果実 青果 中華 不幸 山羊 苦辛 常並 言霊 自由 同士 萱堂 基本 早苗 賞賛 賛美 一斉 森林 大蒜 幕内 米軍 黄金 全員 雨傘 文章 童画 帝王 普天間 田中圭 宮本亞門 三谷幸喜 …

などなど(はらいなどに関しては甘めで)
同じ漢字を使えば色々作れますが、このくらいにしておきますか。有名人の名前とかが左右対称だと、嬉しくなるのは僕くらいかもしれませんし、本田翼さんとかを見て、惜しい!!って謎の感想を言うのも僕くらいですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

【部首が同じ熟語】

傑作 模様 妊娠 徘徊 呼吸 狡猾 地域 船舶 紛糾 睡眠 燃焼 冷凍 砂礫 際限 珊瑚 曖昧 福祉 採択 強引 憤慨 肺胞 穏和 糟糠 酩酊 輪転 銅鑼 飢餓 駱駝 齟齬 犠牲 蜻蛉 鞦韆 麒麟 躊躇 贈賄 賃貸 黒点 意思 袈裟 座席 疾病 尻尾 密室 箪笥 窈窕 霹靂 開闢 匍匐 斬新 勤勉 判別 殴殺 翩翻 鸚鵡 顳顬 魂魄 近道 超越 菠薐草 潤滑油 謙譲語 …

などなど
こちらに関しては部首一種類に対して一つまでしか紹介してないので、かなり多くあります。

そして、この中にはかなり難しい漢字も含まれていると思います。でも、いつも部首が同じ熟語を集めようという気でいたから、このような熟語も覚えようという気になれたんだと思います。学習は楽しく、日常的にしていきましょう。

この記事のサムネイルには左右対称で同じ部首が使われている「宇宙」を使いました(≧∀≦)

* 漢字を使うときの注意

学習は楽しいですし、難しい漢字を覚えると書きたくなったり、使いたくなったりする気持ちは分かります。しかし、用途を間違ってはいけないということも、注意して頂きたいです。

「ことば」は物事を伝えるために使うものであって、知識の披露のために利用するものではありません。コミュニケーションの中で、副詞や形式名詞、難読であったり使用頻度のかなり低い言葉、旧漢字、外来語や生き物、国の名称などを漢字で書くのは、その「ことば」の本質を分かっていないと言いざるを得ません。

然し乍ら此の様に麵麭には軈て黴が生える

「しかしながら、このようにパンにはやがてカビが生える」と書いてありますが、こんな風に書いて誰に伝えたいんでしょうか?知っているからといって、コミュニケーションで難読漢字を使いまくるのは「ことば」の使い方を知らないという無知を見せつけているだけなので、どうかやめてください。

もちろん、作品性のある小説や詩などで使用して、趣きを演出するのは素晴らしい使い方だと思います。漢字自体の歴史を調べたりなど、学習の範囲内ではとても楽しいですよね。
知識は見せつけるのではなく、みんなで楽しみながら、より深めていきましょう。

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