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#202312 花巻リズムヤンガー 潮風Jazz2023 in 廣洋館

 とてもお天気がよく、穏やかな海が美しく広がる日でした。

海は広いな大きいな

 この素晴らしい景色は、岩手県大船渡市にある、やすらぎの宿 廣洋館のロビーから見ることができます。さて、そんな最高のロケーションで開催されたのが、「潮風Jazz2023 in 廣洋館」。大船渡市が誇るビッグバンド、大船渡サンドパイパースオーケストラと、私が所属する花巻リズムヤンガーによる、合同ライブでした。

こちらが廣洋館の入り口

 アマチュアの音楽団体は、今どこの団体も、"存続"という大きな壁にぶつかっています。過去多くの市町村に存在したビッグバンドも、少子高齢化やコロナの影響を大きく受けて、どんどん減ってしまいました。現在、岩手県内で、社会人ビッグバンドとして活動し続けている団体は、サンドパイパースと、花巻リズムヤンガーだけになってしまいました。それはつまり、"ビッグバンドジャズ"という音楽と出会う機会が、その分大きく減ってしまっているということにも繋がります。後進育成と言ってしまえば大袈裟ではありますが、泥臭く、地道にライブを続けることが、未来に繋がっていくのだ、ということをまさに体現するかのようなライブでした。

 ライブは、前半が我々、後半がサンドパイパース、そして合同曲という流れでした。海をバックに演奏をすることなんてなかなかありません。ちらちらと海を眺めつつ演奏をしました。反省点は多々あるのですが、それは次の演奏に向けて改善をします。個人的には、今日のOld Devil Moonは結構良い具合にノっていけたと思います。

 多分こんなギチギチの状態でビッグバンドを聴くことって、あまりないのではないでしょうか。特に合同演奏は、音圧がすごくて、中で弾いていた私ですら、耳がビリビリと鳴るような感覚でした。でも、それも含めてお客さんに楽しんでいただけたのかもしれません。

この日の集合写真。

 次の日は別の予定があり、その日のうちに宮城に帰らなければいけない関係で、懇親会には出られずに退散でした。本当に残念。とても美味しそうなお食事の写真を、悔しい気持ちで眺めながら実家に辿り着きました。お酒を飲みながらの音楽談義、さぞや盛り上がったことでしょう。

 花巻リズムヤンガーとしてのステージは、今年はこれが最後です。年明けすぐのいわてジャズに向けて、引き続き練習は続けていきますが、最高のライブで締めくくれたことは本当に良かったです。
 今年はInstagramやFacebookでの発信を任せていただき、探り探りではありますが、一つ一つのライブを「公式のお知らせ」として出せるようになったのは良かったのかな、と思います。フォロワーもだんだんに増えてきているのですが、年齢層は比較的高め。根強いファンの方がきっとフォローをしてくださっていることは喜ばしく受け止めつつ、若い層への訴求も考えていかねばという気持ちです。個人的には、長年この地で花巻リズムヤンガーのメンバーとして活躍してきた、諸先輩方一人一人のエピソードを、ぜひ発信していきたい。ヤンガーの中に"推し"が出来るような、そんな発信をしていきたい。みたいな妄想を、日々繰り広げています。1年の振り返りはまた別途やりますが、来年も花巻リズムヤンガーの一員として、頑張って参りたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 さて。次回に向けては、改めてしっかりビバップを勉強しなおさねばです。

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