【審判目線で見るJリーグ #9】2022/4/6 第7節 浦和レッズ VS 清水エスパルス @埼玉スタジアム
みなさんこんにちは。CHRと申します。
前節に引き続き今節も(審判目線的には)中々面白い試合になっていました。
試合内での主審の考え方を含めて見解を述べていければと思いますので最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
早速本編に入りたいと思います。
審判団紹介
主審:池内 明彦
A1:武田 光晴
A2:淺田 武士
4th:蒲澤 淳一
VAR :清水 勇人
AVAR:鶴岡 将樹
A2と4thの方は初めて名前をお聞きしました。
今年からJ1担当?
試合結果
浦和 1-1 (1-0) 清水
得点者:33' 江坂 任(浦和)
:69' ヴァウド(清水)
YC:22' 伊藤 敦樹(浦和)
:53' 伊藤 敦樹(浦和)
:85' 片山 瑛一(清水)
RC:53' 伊藤 敦樹(浦和)
試合振り返り
・試合全体を通して
高い基準を保ちながらゲームをコントロールし、選手に不満が出ないようにマネジメントしていた。
警告のシーンはどれも妥当であり主審の判定は支持できるものであった。
・前半
22'
浦和3番伊藤選手→清水13番宮本選手
タックル イエローカード
速いスピードで相手競技者の正面から足裏を見せながらのタックル。
これは無謀なタックルと判断され警告となりました。
今回は宮本選手が上手く避けてくれたので大きな怪我にはなりませんでしたが、伊藤選手の調子が良かった故の警告になってしまった印象です。
32'
清水21番権田選手→浦和7番ユンカー選手
トリッピング PK
現地で見ていて「あれ?手にかかってないのにPKじゃん。ラッキー笑」と思っていましたが、権田選手の膝がユンカー選手の足を引っ掛ける形となってしまいました。
SPAで警告ですが"ボールにチャレンジした結果のPKとなった"ため、1ランクダウンとなりノーカードとなっています。
39'
清水14番後藤選手→浦和6番馬渡選手
アフタータックル
緩くなったパスに2人が反応し、先にクリアした馬渡選手の振った足にあとから足を出した後藤選手に当たってしまった形での反則です。
主審の池内さんは次の展開を待ってアドバンテージをかける用意はしていましたが、展開が浦和有利にならなかった為反則をとっています。
接触部位は甲同士か甲とアウトサイドといった形なので警告を出すほどのものではありませんね。
・後半
54'
浦和3番伊藤選手→清水6番竹内選手
タックル
1枚目のリプレイのようなタックルでしたね。
当たったのは残り(左)足でしたが、あのスピードであの突っ込み方はいくらなんでも危なすぎます。
1枚イエローを貰った選手のプレーとは思えませんでしたが、若さ故の過ちって感じですかね。
84'
清水7番片山選手→浦和14番関根選手
ホールディング SPA
別の選手の足に引っかかったように見えましたがその前の片山選手のホールディングに悪意があると判断されSPAを出しています。
抜け出せれば大きなチャンスでしたのでSPAでの警告は妥当だと思われます。
感想
上記に記載しましたが、池内さんが上手く試合をコントロールしていましたのでレッドカードは出ましたが大きく荒れることは無い試合でした。
どのジャッジも明確で、選手のボルテージを上げないために上手く話をさせてそれを聞きガス抜きを行っていましたね。
こういう部分は上手だなと感心させられました。
今回は以上になります。
また次回のブログもよろしくお願いします。
ご覧いただきありがとうございました
CHR
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