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腐敗と発酵

みなさん、こんにちは。
今回は、腐敗と発酵について、
闇と光へつながるような、発展的な考察をしていこうと思います。
私の経験やネット上の情報をもとに推測します。

まずは、「腐敗」と「発酵」の意味を、goo辞書で確認します。

腐敗

1 有機物が微生物の作用によって分解され、有毒物質を生じたり悪臭を放つようになったりすること。くさること。

2 精神が堕落し、悪徳がはびこること。

発酵

微生物の働きで有機物が分解され、特定の物質を生成する現象。狭義には無酸素状態で糖質が分解されること。生物体はこれにより必要なエネルギーを獲得する。生成される物質によってアルコール発酵・乳酸発酵・メタン発酵などとよぶ。酒・醤油・味噌・ビール・チーズなどの製造に利用。

私は、庭に穴を掘って、生ごみを捨てています。
すると、やがて虫(ウジ虫)が湧きます。
そして、腐敗菌によって腐敗し、悪臭が漂います。

私のうちには、たい肥を入れてある小屋があって、
そこには虫が湧いていません。
ゴキブリさえも見ることはありません。

これら2つの違いがお判りでしょうか。
そうです。
上は、生ごみが腐敗しているのです。
下は、たい肥が発酵しているということです。

つまり、虫は、腐敗しているものを餌としていて、
発酵しているものは餌にできないからです。

腐敗や発酵は、微生物の仕事です。
腐敗菌と発酵菌ですね。

人の体も似たようなことが起こっています。
特に菌が多いのは、腸です。
その数は、数百兆、重さにして1~1.5kgもあるそうです。
腐敗菌は悪玉菌、発酵菌は善玉菌とも呼ばれています。

悪玉菌は、臭い匂いのある気体を発生させます。
数種類ありますが、主なものは、
硫化水素とアンモニアです。
どちらもとても臭いです。
他の匂いのある気体も混ざっていて、
とても不快な匂いがします。

善玉菌も気体を発生させますが、
主なものは、水素やメタンで、どちらも無臭です。

悪玉菌が優位な腸になると、便が臭くなります。
そればかりでなく、腸から吸収されて体中に行き渡りますから、
体臭、口臭、加齢臭の元になります。

悪玉菌は主に、動物性のタンパク質を餌にします。
善玉菌は、食物繊維を餌にします。
穀物、芋、豆、野菜、果物、海藻、きのこ類に豊富に含まれています。
いわゆる、植物性の食品です。

悪玉菌がゼロになればよいのかといえば、そうでもありません。
タンパク質を分解してもらわなくてはならないので、
ある程度の悪玉菌は必要です。

腐敗菌が生ごみの分解をしてくれるのと似ています。

自然を見ると、例えば動物や昆虫が死んだ時に、
その死骸を腐敗菌が分解します。
発酵菌では分解できないのです。
腐敗菌によって分解された死骸は、やがて土に返ります。

土は、これまた菌の宝庫です。
土を豊かにするというのは、発酵菌を増やすということです。
発酵菌は、様々な栄養を作物に与えます。
腐敗菌は、逆に、植物を病気にさせ、枯らしてしまいます。

農薬や化学肥料を使うと、土地は痩せていきます。
発酵菌がいなくなっているからです。
一度土地が痩せると、作物をつくるには、
毎年、農薬や化学肥料に頼ってしまうことになります。
闇が導いた農業は、土壌から発酵菌を取り除くことでした。
大量の農薬と化学肥料で土を痩せさせ、自然本来の営みを壊します。
土壌ばかりでなく水も空気も汚染され、
人々に甚大な健康被害をもたらしてきました。

幸いなことに、人々はこのことに目覚め始めています。
無農薬有機栽培の作物が徐々に多くなってきました。
購入者も、そういう農産物を手にするようになりました。
家庭菜園でも、無農薬有機栽培にこだわる人が増えてきました。
私もそのような野菜をわずかではありますが、栽培しています。
農薬と化学肥料を使っていると思われる市販の野菜と比べると、
段違いに美味しいのです。
それは、目を丸くするくらい、雲泥の差があります。
また、栽培をしつつ、土のこと、自然のことを学びます。

仕方なく農薬を使っている農家の皆さんもおられますが、
農薬の回数や量を限定して、最低限にして栽培するようになりました。

自然農を志す人々も少しずつ増え、
作物づくりを通して、自然に親しむのを楽しんでおられるようです。
私も家庭菜園という実践を通して、
自然の面白さを味わっています。
ほんとうに楽しいです。

さて、悪玉菌と善玉菌、腐敗菌と発酵菌を、
少々乱暴かとも思いますが、社会に当てはめてみようと思います。

腐敗者が優位に立つと、この社会に、
「精神が堕落し、悪徳がはびこる」ようになります。
嘘がまかり通ります。
人々を騙し、洗脳し、支配します。
奴隷化して、ジェノサイド(大量虐殺)をも厭いません。

あらゆる産業に腐敗者を配置して、
悪事のあらん限りを尽くしてきました。
善良な人々もそれとは知らずに、
加担してしまうようなシステムをつくりました。

腐敗者=嘘で支配する者 ということです。
嘘の政治、嘘の選挙、嘘の法令などなど。
表面上は解らぬように、体裁を繕います。

それに対して、光意識に目覚めた人々が、
腐敗を取り除こうとして、嘘を暴き、
細やかではあるものの、真実を伝えようとしてきました。
その真実が、光だと思います。

発酵と発光は読みが同じです。
真実という光を発する人、すなわち、光意識の人です。

腐敗は人を病気にさせますが、
発酵は、人にとって良いものを与えます。
腸内善玉菌でいえば、水素。
水素は、活性酸素を無害化します。
あるいは、幸福のホルモンであるセロトニンを生成します。

社会において、発光者は、誠実(嘘をつかないこと)という、
有益なホルモンを分泌します。
腐敗者は犯罪を次々と発生させますが、
発酵(光)者は、犯罪とはまるっきり無縁な世にしようとします。
そして、多くが人々への貢献という、
幸福のホルモンを生成するようになります。

明治以降、腐敗者が優位な世の中でした。
あまりにも腐敗が進み、発酵とのバランスが取れなくなりました。
今、揺り戻しが起こっています。
ほとんどが嘘(腐敗)だった社会が暴かれ、
真実(発酵)が広く、深く知られるようになりました。
真実が三次元社会という土壌を変化させて、
平和で豊かな実りある社会を創ろうとしています。

完全に光の世になったとしても、
腐敗がゼロになることはないと思います。
腸内細菌のように、発酵が優位となり、
腐敗菌が力を失い、力を強めようとすると、
すぐさま発酵菌がその力を抑えます。
そのような社会になると想像しています。

それが、腐敗と発酵のバランスです。
バランスといっても、天秤のように1:1という訳ではありません。
これまでは、腐敗:発酵=99:1だったのですが、
新しい社会では、逆転して、1:99になります。
それが、正しいバランスだと考えてよいでしょう。

注)数字は、数ということではなくて、
 勢力の強さと考えてください

おそらく、土も、人の体も、
腐敗菌と発酵菌が、1:99となって、
腐敗菌が優位にならない状態になっていくと思います。

ということで、今回の腐敗と発酵のお話を終えることにします。

ご閲読、ありがとうございました。

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