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【和風TRPGリプレイ】デモンパラサイト異聞 鬼御魂2章「古墳超星ドグウダー」4話

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https://www.nicovideo.jp/watch/sm35925194
https://youtu.be/qXovUzr2C7A

ゴリ:今まであったことを全て話すのだ。何、悪いようにはしない。
GM:では神妙にかしこまって話し始めます。「……俺、ずっとヒーローに憧れてたんだ。正義のヒーローに……」
シロ:あ、その辺のことはわかってるからいいよ。と言って風呂敷からノートを取り出します。
GM:「はっ、そ、それは! か、返せ! やめろー、よせー、見るなー!!」
シロ:音 読 し ま す。
GM:「やぁめろおおおお!!!」
ゴリ:返して欲しくばとっとと喋るのだ。あの力は誰にもらった?
GM:「あ、ある日突然、部活帰りに『力が欲しいか』って声が聞こえてきたんです。『お前の正義の心に応じてこれを託してやってもいいと、とある人から預かってきた……』って、目の前に土偶を持った白い獣が現れて……」
黒鉄:そいつは狐だったのかい?
GM:「狐? いや違う。みたこともない犬みたいな猫みたいな……真っ白で目が赤くて」
サスケ:キュ●べえじゃねーか!
GM:「『俺と契約して正義の味方にならないか?』って」ちなみに彼はアニメとかは見ないタイプです。
ゴリ:今度からは特撮だけじゃなく、アニメも見るんだぞ……
サスケ:まどマギ見てからなのは見ると、「なのはニゲテー」ってなるもんな。
シロ:人からタダで物もらったらあかんて教わらんかったんか? タダほど怖いもんはないねんで?
GM:「タダで……そういえば、そいつが時々、『ここで犯罪が起こるから』て情報を持ってきてくれてたんだ」
サスケ:マッチポンプじゃないですかやだー。
GM:「で、その度に霊力の源っていう薬をくれてたんだ。それを飲んだら、今まで高ぶっていた気持ちがすっと治ったんだんだけど……」
サスケ:高ぶっていた気持ちが治る……衝動を下げる薬かにゃ? それ、今持ってるにゃ?
GM:いや、もらったらすぐ飲んでたから。でも、ここ2、3日あいつが現れないんだ。それで自主的にパトロールしてたんだけど……」
シロ:てことは、変身してると衝動たまり放題?
黒鉄:そして、いずれは暴走してしまう、と。2、3日前……円之上がいなくなった辺りですね。
GM:「そういえば、いなくなる直前に、俺と同じ力をもった人間がもう一人この町に現れたって言ってた」
サスケ:それは間違いなくあの埴輪だにゃ。そうにゃ、あの埴輪が飛んで行った方向は、昨日と同じ方角なのかにゃ?
GM:そうですね。最終的には雲に隠れて見えなくなりましたが。
サスケ:とりあえず、そっちの山に行ってみないかにゃ? 少なくとも埴輪はいそうにゃ。
黒鉄:これ以上潮くんからめぼしい情報を得られそうにないなら、そっちに行ってみますか。
ゴリ:では、潮を家に送るついでに車を取りに行こう。潮よ、この事件が解決したら……我の事務所でバイトをするがよい。
サスケ:体良くパシリを見つけたにゃ。

GM:埴輪が消えた山は、この辺りでも標高の高い山です。とはいえ、まばらに住宅もありますし、なんならレクリエーションで山登りに利用されるような山です。
シロ:もっと要塞っぽいかと思った。
GM:高速道路乗ってたら、たまに山間に民家があったりするでしょ? そんな感じ。車で行くならすぐに山頂に着きます。ゴリさん【運転】判定宜しく。まぁピンゾロ以外は大丈夫です。
ゴリ:成功。
GM:では続いて……そうだな、黒鉄さん、【直感】振ってみてください。
黒鉄:お、高いですよ。
GM:えー、それでは……「(コソコソっと)……旦那、黒鉄の旦那!」
黒鉄:ん? 声のする方を見ます。
GM:見覚えのあるカラスの若い奴が、「こっち、こっち。旦那もお仲間も、こちらへ……」と手招き……羽ばたき?してます。
黒鉄:ついて行ってみますか。
GM:みんなついていく? じゃあ、緑の生い茂った獣道をしばらく進むんだけど、突然視界が開ける。そこには数羽のカラスと、怪我をした見覚えのある狐が。
黒鉄:お前……円之上!
GM:ピンポン。「だ、旦那……さすが旦那だ、動物たちに託けたのを聞いて、来てくださったんですね」
シロ:は?
サスケ:ん?
黒鉄:なに?
GM:「……え、違うんで? 私ゃてっきり、そこらの猫やら犬やらに「黒鉄の旦那を呼んでくれて」ってお願いしておいたのを聞いてきてくれたんだと……」え〜、実は猫集会とか飼い犬とかに情報を探したら、そういったことを聞ける手はずになってました(笑)。
シロ:そーだったのかー!
GM:せっかく動物ものなので、動物ネットワークというものを考えてたんですが……
サスケ:だからいきなり黒鉄の取り巻きとか出てきたんだにゃ。
ゴリ:ちょっと人間社会に慣れすぎておったな。
黒鉄:それよりお前さん、どうしたんだい。その怪我は一体? 怪我はひどいんですか?
GM:片耳、片足がちぎれてますね。
シロ:大怪我じゃないか!
GM:「面目次第もねぇ。昔人間にひどい目に遭わされたってのに、またこのざまでさぁ」
サスケ:ひどい目って、自分が悪さをしたからじゃないかにゃ?
GM:「そ、それを言われると……。でもね、俺はケチな詐欺師ですけど、殺しを見過ごすほど腐っちゃいませんぜ!」
黒鉄:人殺しとは聞き逃せねぇな。なんのことだい?
GM:「あのやろう、人殺しを企んでやがったんスよ」
黒鉄:あのやろうってのは、察するところお前が土偶やら埴輪やらを売った相手のことだな? 円の字、最初っから話してみな」
サスケ:何だろう……さっきからなんか、すごい時代劇っぽい。
GM:「へ、へい……。あ、俺が埴輪を売った話は聞いてたんすね……」
黒鉄:当たり前だ馬鹿野郎! カカァに面倒かけやがって!
GM:「す、すいません親分!」
シロ:黒鉄の親分感!
GM:「最近こっちに越してきた“宮口武郎”ってぇ野郎がこの辺の骨董品を集めてるっていうんで、高く買ってくれると踏んで持って行ったんです。そりゃあ喜んでくれましてね。また似たようなものがあれば宜しくってことだったんです。ただ、俺も目端は効く方で……どうみてもカタギにゃ見えねぇ。いや、仕事も身なりも真っ当なんですが、どうにもやばい雰囲気の男でね」
ゴリ:“宮口武郎”……その名前に聞き覚えは?
GM:ゴリさんならあるかもね。【社会】で振って。ない人は『知力』で。
黒鉄:(コロコロ)21(笑)。
GM:たっけ! ゴミから人間社会を観察しすぎだ、このカラス! ではわかります。起業家、投資家として有名な人物です。まだ30半ばですが、知名度は高い。が、それが災いして、最近経歴詐称がバレ、炎上中。去年の末あたりから表舞台から退いていました。資産もだいぶヤバいという噂もチラホラ。
シロ:お金がないのに骨董品を買ったの?
サスケ:そこはそれ資産家だし。
黒鉄:いや、それを使って銀行強盗をしてたんでしょう。目端は効いても、悪い予感てやつは働かなかったのかい?
GM:「勘弁してくださいよ、きょうび骨董品をこれだけ高く買ってくれるやつってのはそうはいないもんでして。……でもこれが最後のしのぎだと思って、もう2、3見つけたものを売りに行ったんです。そしたら……」
黒鉄:そしたら?
GM:「お、お前狐だろうって。俺の正体知ってやがった。バラされたくなかったら、しばらく俺の手伝いをしろって言われたんです」
シロ:手伝い。
GM:「これは人間の身体能力を向上させる道具だ。これを使って、悪の組織と正義のヒーローのパフォーマンスをさせるから、いい感じの人間のガキを見繕ってこいと」
サスケ:やっぱりあの白い獣は円之上さんだったのにゃ。あれは円之上さんの趣味かにゃ?
GM:え、うちのガキが好きなアニメを参考に。
シロ:やっぱりか。
GM:「そういうことならってんで俺も最初は乗り気だったんですが、3日ほど前に『もう衝動を抑える薬は与えなくていい』って言われたんです。衝動を抑えずに暴走しちまったら、無差別に人間を襲うようになっちうまう。そう言ったら『それで良いんだ』って……『あのガキがヒーローだと誰が言った? 無差別に人間を襲う“悪者”を俺が退治するというストーリーだ』と……冗談じゃねぇ。あの町には俺の子供達も暮らしてるんだ。こりゃいけねぇ、親分に知らせないと……って口を滑らせたのが運の尽き。あとはご覧の有様でさぁ」
シロ:ぼくの《心霊治療》で回復することはできない? ぶっちゃけ、衝動も溜めたいし。
GM:できますよ。こう見えて荒御魂憑きなので、エナジー分回復してくれたらあら不思議、ちぎれた足も元に戻ります。「ありがてェ、恩にきます!」
シロ:今度は下手ぁ打つんじゃねぇぞ。
サスケ:シロまで時代劇に引っ張られてるにゃ。
黒鉄:円之上、そんでそいつらのアジトはわかるかい?
GM:わかるも何も、この近くに別荘を構えてるんでさ。普段は藤山って舎弟に任せてる家ですがね。灯台下暗しってやつでね、こんな近くに潜伏してるとは思ってもみないでしょう」
シロ:藤山? も一人増えた。
黒鉄:そいつも埴輪を持ってるのかい?
GM:いくつか渡したうちの一つは、藤山が持っていてもおかしくありませんね。
サスケ:早速乗り込むにゃ?
シロ:その前に、八武衆の人から何か情報入ってきてないの?
サスケ:聞いてみるにゃ? 凛にLINEで聞いてみるにゃ。
GM:それではですね……まぁ概ね、君たちが調べた通りのことがわかるんですが、それ以外の情報だと「土偶は装甲値を超えたダメージを受けると操縦者が自動排出されるが、埴輪にはその機能はない」ということが分かりますね。
サスケ:土偶の方が高性能にゃ?
ゴリ:ふむ、潮の装甲が土偶でよかった。そうでなかったら少々面倒なことになっていたな。
シロ:少々どころの騒ぎじゃないよね?
GM:まぁ、手加減は可能ですから。さて、そんな話をしていると、……カンカンカン、ウーウーというサイレンが聞こえてきます。
サスケ:にゃ? 火事にゃ? 山頂の公園の方に戻って覗いてみるにゃ。
GM:火事です。山の中腹くらいから黒い煙がもうもうと上がっているのが見えます。
サスケ:山火事にゃー!
GM:サスケがそう言うと、円之上もひょこっと顔を覗かせ……「お、親分、あれ、さっき言ってた奴らのねぐら辺りですぜ!」
黒鉄:なんだって!?
シロ:え? え? どういうこと?
ゴリ:とにかく行ってみよう。みな、車に乗るのだ。
GM:【運転】判定成功? では無事に着いた。が……一軒の大きなお屋敷が燃えている。周りには野次馬と、消防車が数台。すでに放火活動に取り掛かっています。
ゴリ:見に行けそうなところまで近ずいてみよう。できれば家の中が見たい。
GM:「あ、あんた何やってんだ、危ないぞ!」と消防の人とかに止められるけど……
サスケ:《魅了の妖眼》。みょんみょん。
GM:はい、忘れた(笑)。では、《鉄壁》使えばダメージは最小限で済むことにしていいよ。では……居間に一人の男が倒れているのが見える。駆け寄るまでもなく、死んでいるのは明白だ。強酸を浴びたようにドロドロになっている。そしてその周りには、土器の残骸が落ちている。
サスケ:にゃ? もしかして、さっきのやつにゃ?
GM:一方その頃。外で待っている組、【知覚】か『感覚』でどうぞ。
シロ:成功。
GM:車が急発進する音が聞こえた。なんか聞き覚えのある音ですね。
シロ:……? あ、潮の時にいた車かも!?
黒鉄:音のした方、見れますか? どんな車です?
GM:では、今度は【社会】か『知力』で。
黒鉄:今度はこちらが成功。
GM:たかそうな車が走り去っていくのが見えます。ええとね、なんか馬のマークがついてる(笑)。
シロ:ポルシェだ(笑)。
黒鉄:我々は近くの仲間とはテレパシーで会話できるんですよね? 二人とも、怪しい車が逃げていくぞ!
ゴリ:うむ、追おう。皆、我の車に乗り込むのだ。
サスケ:念のために【直感】でその車が宮口のものかどうか調べてみていいにゃ? いや、衝動を溜めたいだけなんだけど(笑)。
GM:いいですよ。
サスケ:(コロコロ)19。
GM:それは普通にわかるな(笑)。
サスケ:あ! 後部座席に埴輪が乗ってる! あいつが宮口にゃ!(笑)
GM:ではカーチェイスと行こう。今度はちょっと高めで判定してもらうよ。
ゴリ:では……ふむ。
GM:はい、ガードレールを突き破りそうですね。
サスケ:振り直せーーー!
GM:では追いついた(笑)。
黒鉄:車の姿を見たところで《太刀風》! 相手のタイヤを打ち抜きます!
GM:おお、いいですよ。命中に成功すれば車は止まります。目標値はちょっと高めで、15。
黒鉄:成功!
GM:では車は止まっ……
ゴリ:体当たりをかます。
サスケ:にゃー!!
シロ:おいーー!
GM:ゴン! ポルシェは盛大にスピンして、木に激突して止まった(笑)。これ、俺もう……。オールバックで切れ長の目の男が飛び出してくる。「ちくしょう、取立ての奴ら、もうここを嗅ぎつけやがったか! ヤクザは皆殺しじゃあ!」
サスケ:取立て?
GM:柄の悪い車に後ろから激突されるって、どう考えてもたち悪いヤクザに追われてる感じやろ。
サスケ:豈図らんや。車から出てきたのは犬と猫と烏と……
GM:「お、おう!?」
ゴリ:ゴリラ。
GM:……やっぱりヤクザや!(笑)「ま、待て、まだ計画は失敗したわけじゃない!」
シロ:計画ぅ?
サスケ:銀行強盗が計画?
GM:襲撃した銀行には宮口の講座があったんです。
サスケ:つまり……保険金目当て?
GM:とか、宮口のライバルに支払われるお金を阻止したり、とかね。「藤山の口も封じた。計画がバレる恐れもない! まだ大丈夫、挽回できる! だからここは俺を見逃せ!」
黒鉄:全部喋ってくれたな。手間が省けたよ。
GM:「烏が、喋っ……!? お前ら、円之上の方の……妖怪どものか! しまった!」
ゴリ:大人しくお縄を頂戴されろ。さすれば悪いようにはせん。
GM:はっ、たかが犬と猫と烏と……ええと……ちょ、ちょっとデカイからって、なめるなよ!? 俺にはこれがある! と埴輪を取り出す。
シロ:出た! やっぱりお前が持ってたか!
GM:宮口は埴輪を掲げ……叫ぶ! 「ハニワ・イン!」
サスケ:お前もかーい!
GM:埴輪が2mくらいに巨大化して、その中に入っていった。あと、雑魚埴輪も3体呼び出します。
シロ:ひんべえだ!
GM:だ、だからコミカルにするなと……。ああ、いいですよ。じゃあ馬型の動物埴輪が出てきます。
サスケ:《空間遮断》しといた方がいいですかね。変身もしたので、ようやく衝動が溜まりました。(コロコロ)第二段階の9。
GM:『破壊衝動が巻き起こり、目の前の障害物を破壊する。経験点20』
サスケ:シャアアアアアア!!!! 特殊攻撃でポルシェを完膚なきまでに叩き壊します!
GM:高級車がグッシャグシャ!
シロ:まだローンが残ってるのにー!
サスケ:そうなん?(笑)
GM:「あああ、俺の車がぁ! おのれ、もう許さん!」
サスケ:それはこっちのセリフにゃ!
ゴリ:先ずは相手の能力を探るぞ。【知識:荒神憑】を振ります。
GM:はいはい。先ほどあなたが見た通り、強力な酸を発射してきますね。
ゴリ:特殊攻撃か。《身体変異》で半減しておこう。
シロ:じゃあ戦闘ですね? ターン開始時にポチを呼びます。衝動が溜まったので(コロコロ)8です。
GM:お、『次のターンの終了時まで特殊ダメージに+5』
シロ:やった! ポチの攻撃力あがった!
黒鉄:ワタクシは今回何気に衝動溜まってるんですよね。ちょっと早いけど、もう最終能力使おう。《幻羽分身》で分身を作る。「『衝動』の段階」体だから、3体できました。(コロコロ)ボスに対して命中21。
GM:何を言ってるだねこの人は?
黒鉄:え? 計算間違えてますっけ?
GM:合ってますよ!(泣) しかしボスはサイコロを振れる。6ゾロで避けられるわ! (コロコロ)ダメージどうぞ(笑)。だが大丈夫、こっちはエナジー100以上あるんじゃい!
黒鉄:《太刀風》で攻撃するんで……2dプラス、《幻羽分身》で+3d。それに+5で……あ、低いわ。振り直します。(コロコロ)29。
GM:ぐえ。25食らった……
サスケ:……もう4分の1減ってないかにゃ?
黒鉄:振り直しで衝動溜まりました。2です。
GM:『突如として妖気が変質し、次のターンの終了時まで任意の防御力+10点』。
黒鉄:任意の防御力……ま、特殊攻撃ですね。
GM:「肉弾防御とかがオススメだぞー」
サスケ:宮口がなんか言ってるけど、無視するにゃ(笑)。
GM:「うるさい! 嵐竜の能力を見せてやる!」最終能力を放ちます。全身から腐食ガスを吹き出します。範囲全員に特殊攻撃。(コロコロ)24! 回避できなかったら36点くらいますよ。
ゴリ:6ゾロ回避!
サスケ:振り直して回避!
黒鉄:振り直しても回避できない〜! あ、分身を消せばよかった! 体は無事だけど衝動が5段階まできました! (コロコロ)6ゾロ。ここで出るかよ〜!
GM:『もう2回振って、どちらとも適用』
黒鉄:10と7。
GM:エナジーが全快するのと、次のダメージの終了時まであらゆるダメージに+2d。
シロ:僕も避けれない〜。
ゴリ:かばうか?
シロ:僕よりもポチをよろしく〜! 特殊防御力と、神袋の効果で7点マイナス。29点食らった。
GM:あと、特殊能力以外の神通力を一つ封印します。どれにしようかな〜♪ サイコロで決めよう。(コロコロ)《具現化》を封印するぞ。
ゴリ:我も食らったので……《身体変異》の効果で半減。18点食らう。
GM:ではその《身体変異》を封印しよう! 死ね!
サスケ:ふん、必死だにゃ!
GM:必ず死ぬと書いて必死です!
サスケ:ダメじゃねーか(笑)。実は衝動表の効果で行動値が+5されたので、今度は私の番。衝動も溜まったし、ちょっと早いけど《禍々しき夜》を使うにゃ。
GM:あ、はい……
サスケ:(コロコロ)28。だけどまぁ振り直して衝動溜めるにゃ。(コロコロ)さっきより落ちたけど、25。ダメージ33。
GM:特殊攻撃だよね。1点だけ止めた……。
サスケ:ひんべえ達にも同様のダメージですよ。
GM:ひんべえじゃねーよ! 鬼牙兵だよ! ええと、こちらも辛うじて残ってます。
サスケ:ち。それはそれとして第四段階突入(コロコロ)7。
GM:『次のターンはタイミング:攻撃を余分に一回行える』。君らええやつしか引かへんな!? ええい、鬼牙兵ども行け! 分身持ってる人以外に1体ずつ肉弾攻撃!
シロ・サスケ:衝動溜めて避けまーす。
ゴリ:食らう。けど肉弾攻撃には強いのだ。
シロ:じゃあ次行くよ! 今ポチの攻撃力上がってるし、ボスに行きます。
GM:なめるなよ……(コロコロ)1ゾロ!?
シロ:やったー。27点素通し。
GM:お、おかしい……もう7割エナジー失ってるぞ!?
ゴリ:では我の番だな。……こいつ、次のターンにまた回復するのだな?
サスケ:ま、当然そうだろうにゃ。潮や藤山と同じ能力を持ってると思って間違いないにゃ。
ゴリ:それなら、ここで終わらせよう。【剛力】で宮口の車を持ち上げ、5dで攻撃するぞ。
GM:お、お、おう……
ゴリ:(コロコロ)持ち上げた。《鬼の業》を乗せて、数珠のパワーを乗せて……8+6d。
GM:まず命中したらな!?
ゴリ:(コロコロ)21。
GM:お、それなら避ける目はありそう! 4dで11以上出せば避けれる!
サスケ:ん? それは、振り直して高い数値を出しておいてもいいってことにゃ?
GM:もちろん。こっちが振る前なら振り直しできますよ。
ゴリ:念のために振り直します。(コロコロ)えーと、6足す6足す……
サスケ:あ? それ自動成功にゃ。
GM:マジかぁ……6ゾロで回避……(コロコロ)無理〜!
サスケ:6ゾロの場合は、攻撃力も上がったはずにゃ。6dが全部6出たことになるから……
ゴリ:6かける6足す8。44。
GM:4点止めました。15点オーバー(笑)。
一同:やったー(パチパチ)
GM:いやいやいや待て! 「お、お前わかっているのか! 俺はエナジーが0になったら死ぬんだぞ!? 殺人だ!」
ゴリ:殺します。
GM:「お、落ち着け! そうだ、人を守る退魔師が人を殺していいと思ってるのか!」
ゴリ:殺します。
GM:「うわああああああ!」いいんすか?
ゴリ:殺します。

ぐしゃっ。

GM:じゃあ……死んだ。
シロ:惜しい人を亡くした。
ゴリ:で、《鬼神の生命》を使って生き返らせます。
一同:おおー(パチパチ)
サスケ:これが本当のぶっ生き返すってやつか。
GM:殺してから生き返させる。なんというマッチポンプ。
ゴリ:では生き返った宮口に、お前のポルシェを見てみろ。これはお前の血だ。もう一度同じ目に合いたいか?
シロ:心折りにいってる。
GM:「い、命ばかりは……」ってもう殺されてるけどな。「くそっ、せっかくあの女がいなくなって、この町は俺の思い通りになるはずだったのに……」
サスケ:山名妙、にゃ?
GM:うん。宮口は襲撃事件により埴輪兵装の存在を世に広め、それによる株価操作を目論んでいた。「お、俺なんか小物だぞ。俺が資産運用をしていた連中から、お前さん達恨まられることになるんだ。へっ、生きてなんていられないぞ。社会的に抹殺されるんだ」
サスケ:どうやって?
GM:「犬と猫と烏とゴリラ……どうやって社会的に抹殺できるんじゃああ……(頭を抱える)」
サスケ:凛のバックにはバックで、八武衆がいるしにゃあ。
シロ:あ、そうだ。神宮寺博士って知ってる?
GM:じゃあギョッとした顔で、「お、お前達神宮寺博士まで知ってるのか! ……こ、この埴輪兵装の使い方を教えてくれた御仁だ。恐ろしい方だぞ。あの方がなぜこの町にこだわっているのかは不明だが……」
シロ:やっぱり黒幕だった。
GM:ちなみに、宮口も神宮寺本人にあったわけではないので、あの本を書いた本人かどうかはわからない。が、独自の研究のために莫大な資産を運用しているらしい……ということは匂わせてきます。
シロ:ふーん。まぁこの町で悪いことを企んでるようなら、倒すだけだけどね!
黒鉄:1000年間この町を守り続けてきた我々を舐めないでいただきたい。
サスケ:もしかしたら神宮寺が山名も裏で手を引いていたのかもにゃ。次回、すべての謎が明らかに!? みたいな感じかにゃ。
ゴリ:次回、ゴリ死す。
一同:死す!?
サスケ:私らぶっ生き返す能力ないよ!?
ゴリ:この次もサービスサービスぅ♪

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