読書感想文 「夏への扉」ロバート・A・ハインライン

あらすじ ※ネタバレ注意

ダンは親友からも婚約者からも裏切られて、職も金も全てを失う。
頼るものは愛猫のピートと幼いリッキィのみとなる。
さらに親友と婚約者の策略にハマり、ダンはコールドスリープすることになる。
30年後眠りから覚めたダンの元には多くの謎が。
自分がアイデアのみ思いついていた機械が実現化されていたり、リッキィが結婚していたり。
ダンは何とか真実を解明するために動く。
コールドスリープによって失われた30年を取り戻すことは出来るのか。
怒涛の伏線回収が面白い作品

失われたときは戻せない

失われた時間は戻せない。
当たり前のことだが主人公はこの常識に反抗する。
愛猫があたたかい部屋を探して歩き、理想の季節の部屋を探すような姿と似ている。
愛猫は理想の季節の部屋を見つけられないようだが主人公は違った。
不自由を感じる部分はあっても理想の場所を見つけることが出来た。

この記事が参加している募集

#読書感想文

188,357件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?