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サンフレッチェ広島の新スタジアムにおける入場料収入に関する一考察(補論)

お世話様になります。本年も雑談にお付き合い頂きありがとうございました。今回は先日サンフレッチェ広島の2024年シーズンチケットの販売が終了しましたので、以前書いた下記のレポートに補足する形の回です。

①シーズンチケットの売れ行き

先日、2024年シーズンチケットの販売が終了いたしました。

自分の想定を超える売れ行きでした。

こちらを前回と同じように図示すると下記の通り。

販売数は全体の80%を超える結果になりました。素晴らしい。ただしこれは12月27日18時現在のデータなので18時~24時までの販売は反映されていません。また、先日の投稿では⑦カテゴリー3が完売だったのに今回は1席売れ残っています。これは間違いではなく、決済がされなかったためキャンセル扱いになったものだと推察されます。あくまでも参考としてみて下さい。

②入場料収入の見込

前回同様の基準で入場料収入の見込を計算したところ、959,031,114円に上ることが分かりました。前回よりも5700万円ほど上乗せできた格好です。残念ながら10億円の大台には乗っていないと思われますが、シーズンチケット販売総額(約11億1000万円)で考えても86%程度売り切っているのはすごい。

このシーズンチケット販売を背景にこれまで我慢してもらっていた選手達の年俸に反映させることが出来たのは感無量ですね。2011年オフには減資とクラブの経営改善の流れから厳しいオフになりました。その後、森保一監督のもと3度の優勝を通して経営を安定化させ、報酬ベースもアップし、新スタジアム建設によってようやく報いることが出来ました。

ただ、基本報酬が上がったということは「簡単には下げられない」状況になります。愛する選手に広島に居続けてもらうためには安定した収入が前提条件です。シーズンチケットを販売していくためにもネガティブな要素を極力減らし、スタジアムが魅力的な場所になるよう頑張っていきたいですね。

本年もありがとうございました。それではまた来年。

サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。