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ボディビル大会(BBJ)終了後に食べたピザがたまらなく美味しかった件について

※最初にお伝えしたい。この記事は筋トレに関する記事ではなく、ピザに関する記事です。ご理解いただけた方だけ読み進めてください。

先週日曜日。8/29日。人生はじめてのボディメイクの大会。ベストボディジャパン東京大会に出場した。

9ヶ月に及ぶ本気の筋トレの結果の変化は、Twitterでも載せている通りこんな感じになった。自分こんなに変わったんだなと、写真をみてしみじみと感じていた。

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でも今日はそんなことはどうでもいい。

ただあることをみんなに伝えたくてこの記事を書いている。


本当に大会後に食べるピザが美味しすぎる!!!



今日はそれをただ伝える記事である。


食べたいものを全く食べれなかった9ヶ月間。


増量に減量に合わせて、基本的にはちょっとした野菜と皮なし蒸し鶏むね肉とサーモンの量を調節していく食生活だった。

当たり前すぎる話だけど、僕はその食事が苦痛だった。とくに減量末期。食欲が全くわかない。ただエネルギー摂取のために食事をする気持ちだった。

だからこの大会終了後に食べる、なにを食べてもいい最初のご飯というは、もう僕にはとって本当に筋トレをする上で最大の楽しみになっていた。

俺は一体なにを食べようか。


大会終わったらなにを食べよう。2ヶ月前からずっと一緒に考えていた。

それこそ大会直前まで悩みに悩んだ。
そして大会当日、ようやく心が決まった。

やっぱり俺はピザが食べたい!!!



そう。意外と思われる方もいるかもしれない。
案外気持ちは、肉とご飯ではないんですよ。


非日常感かつお祝いの気分になれるもの、かつジャンキーなもの。
そうです、ピザです。ピザになります。


KFCとかMcDonaldの選択肢もあったけども、そこはピザです。


となったわけなんですが、いざ大会終わってみると、安心感からのか、アドレナリンが出まくっていたからなのか。

なんと全然お腹が減らなかった。。。
本当にそんなことある??ってぐらいお腹が減らなかった。

だから大会終了直後では自分でも信じられないが、普通にいつもの筋トレ飯を食った。そう、皮を取った鶏むね肉を蒸したものに醤油を数滴垂らしたものとご飯100g。写真はその鶏肉の写真。まだ醤油はかけていない。

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もうこれを食べた時は、自分で自分を鼻で笑ってしまった。

大会終わってんのになにしてんねん。


でも大会が終わると意外とこんな感じになるのかというのも一つのリアルな体験なので、これはこれで勉強やなとそう思い直した。

仕方ない。

楽しみは夜に取っておくんや、そう自分に聞かせていた。


そして、ついに夜がきた。

いよいよ待ちに待ったピザタイム!!!!!


夜までに、僕と妻はもう本当にたくさんの対話を重ねました。

外で食べるのか。それとも家で食べるのか。家で食べるならドミノなのか、それともピザーラなのか。はたまたピザハットなのか。

悩みに悩み、悩み抜きました。
考えに考え、考え抜きました。
そして出た結論はこちら。

これはやっぱ家でドミノだ!プロジェクターで映画流しながら、二人でわいわいドミノ食べたほうが絶対楽しい!


大方針は決まった。あとはどの種類のピザにするかだ。

味から見たときにこれは紛れもなくドミノだろと最初から決めていた。だから減量期に家に届いたドミノチラシに万が一のために残しておいた。チラシ曰く、Lサイズ一つを買えば、Mサイズが一つ無料でついてくる。またとない最高のタイミングじゃねーか、そう思ったのだった。

すぐにサイトを見た。でもまさかの食べたいやつがなかった。。。

くそ!!!

仕方ない。ピザーラにしよう。次はピザーラのサイトを開いた。

うまそう〜〜〜〜!!


ピザーラにしよう!即決した。

夫婦ともに腹ペコになっていたので、すぐにクォーターのピザ一枚とハーフ&ハーフのピザをそれぞれ一枚頼んだ。

あとは届くのを待つだけ。

その隙きにプロジェクターと映画をセットした。

映画は迷った末、ディズニーの「2分の1の魔法」にした。
これがまたいい映画だった。


待つこと40分、ついにピザが届いた!!!!

ピンポーン♪
はーい!
ピザーラです。
はーい!!

ダッシュで玄関に向かい、配達員さんとの簡単なやりとりを急いで終わらせた。

熱々のピザを渡された瞬間から、ピザの匂いで充満される玄関。よだれで充満された口(そんな言い方しないか)。もう食べたくて食べたくてたまらなくなっていた。

箱を開くなり、上裸になった。そして記念写真を撮った。
(こいつすぐ裸になりたがると思われるかもしれないが、ボディメイク大会記念のピザだからわかって。。。)

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(本当に楽しそうでしょw)


それからの展開は速かった。

準備していたコーラを用意し席についた。

そしてついにピザを手にとり、がぶりと一口。


あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

この味だよ!!!!!うますぎる!!!幸せ!!!!!!


気がづけば、IQが5ぐらいになっていたのだろう、この言葉しか発することがしばらくできなかった。


油が、口の中に広がっていく〜〜〜〜〜!!!


半年分の油の摂取量よりも多かったであろう一口。

あー、たまらん。本当にたまらん。

みなさん、ビールのCMに出演している俳優さんのリアクションを大げさだと思ったことはないですか?

僕はずっとそう思っていました。みんな無理やり顔をつくりやがって。

でも証拠はないけど、このピザを食べていたときのリアクションは、それぐらい大げさで、でもリアルなものだったと思う。

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本当に幸せに満ちた瞬間だった。
(食べるのに夢中になりすぎて、写真撮るを忘れていた。。。)

映画をチラ見しながら、次から次へとピザを口の中に運んでいく。

まだまだ食べれそう。食欲が爆発していた。

すると、ある奇妙がことが起きた。

おやおや。ピザを持った右手に、ピザの油が垂れてくるのではないか!!

「・・・」

ほぼ無言でピザを貪っていた僕は、思わず妻に話しかけた。

「ちょっ見て、ピザの油が垂れてきたわ!」

「ティッシュいる?」

「いや、拭き取るのがもったいないんだけど!!!」

僕はすぐにその油を拭き取らなかった。

というよりも拭き取れなかった。

僕は今コーチングを仕事にしている人だ。コーチングするにあたってすごく重要になってくるのは、自分の気持ち常に観察していること。

ピザの油が手に垂れてくるこの瞬間、僕はこのピザの油を本当に心から愛しいと感じたのだった。


半年以上ぶりのピザだ。
半年ぶりのまともな油だ。

もっというと、手の甲の皮膚がこの油を必要としているのを感じたのだった。


大げさに聞こえるだろう。でも本当だ。

僕はこの垂れてくる油をしばらくそのままにした。

この油の感覚を口だけではなく、体で味わいたかったのだ。

その後も油は垂れ続けていた。でもあえてティッシュでこの油を拭き取るなんて野暮なことはしなかった。かわりに汚い話ではあるが、口でなめたのだ。

それぐらい本当にこのピザの油が好きになっていた。

時折妻と談笑しながら、ピザをたらふく食べ、映画を見進める。

気がづけばピザの箱は空けられて映画もいい感じ終わっていた。

本当に大会から一週間経った今思い出しても、あれは間違いなく人生の中でもTOP10に入る最高に幸せな夜だった。



翌朝。僕はお腹を下した。


(完)

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