見出し画像

ビジネスセンスが恐ろしい程無い

何にでもなれるとしたらどんな仕事がしたい?

こういった話題が時たまあがる
本当に何でも可能なら、私がなりたいのは作家だ
作品を制作し、それを販売して食べていきたい

しかし、それは全く以って現実的ではない
作家1本で生活を成り立たせている人はほんの僅かだ
体験教室を開く方がまだ現実的だろう

『何でも可能』が前提にあったはずなのに、現実についてごちゃついてしまった
つまらない大人になったことを悲しく思いながら他の候補を探す

ヒーローショーのお姉さんやミュージアムショップの店員さんも魅力的だ
これはかなり現実的なんじゃないだろうか
実際に企業が人を雇っている仕事だし

(いや、ヒーローショーのお姉さんは結構厳しいだろ  なり方知らない癖に)
と、自分の中のつまらない大人がまた口を出す
現実的かどうかなんてどうでもいいのだ
今更人生のレールを敷こうとするな

いっそのこと無い職業でもオッケーにしちゃえばどうだろうか
『無い職業』という言葉が登場した途端に、ポンポンと希望が出てきた

雲の掃除業者
大きい犬のお尻撫で屋さん
パンの匂い鑑定士
悩み事笑い飛ばし屋さん
スライム風呂の実演販売
とんちきダンサー
大きいゼリー食べ屋さん

一気に限界の社会人っぽくなってしまった
絵本でしか見ない職業が並んでいる
それに、ちょこちょこ『普通にいい思いをして、その上給料も貰おう』
というがめつさも感じる
大きいゼリーは流石に誰だって自分が食べたいはずだろ

「こんな仕事がもっと増えたらなあ…」
と呟きながら、人差し指をツンツンするほかなくなってしまった
きっと10人に1人はこういう願望を秘めている

ならば無い職業のキッザニアを作ればどうだろう
これから1番アツくなる大穴ビジネスチャンスを見つけてしまったかもしれない
そんな訳は無い

自分はどうやら先見の明が絶望的に無いらしい
株と起業には手を出さない方が良いことだけが分かった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?