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4 オリンパスと言うカメラも私にとっては50年以上の付き合いだ。私が最初に使ったオリンパスのカメラは6センチ× 6センチのオリンパス6であった。日大の写真学科の1年の時だった。

オリンパスカメラとの付き合いは半世紀以上になるのである。1番記憶に残るのは昭和30年代に作られたオリンパスワイドを中野の中古カメラ店で買ってそれをずっと使っていたことだ。他にオリンパスのどんなカメラを使ったのかと考えているいて今記憶の底から引っ張り出したオリンパスの古いカメラがある。オリンパスシックスと言うシンプルな蛇腹のカメラである。有名なZuiko 75ミリがついているこのレンズは戦後の日本のカメラ工業を元気に引っ張っていたレンズなのである。戦争直後はどこのカメラメーカーもカメラの本体を作ることはできるがそれにつけるレンズがなかった。だからメジャーな名前の知れたカメラでもレンズはオリンパスから購入してそれをつけていた。そんな事はヨーロッパのカメラの世界の場合カメラの本体とレンズのメーカーが別々であると言う事は今更驚くことではない。しかし日本のカメラ工業と言うのは真面目であるからカメラの本体が自社のブランドであったらレンズの本体も自分のところのブランドでないと恥ずかしいと言う認識がある。そこでOEMが跋扈してくるのであるがそれはここでは触れない。

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