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香港の思い出と言えば行きつけの普通の飯屋でブレックファーストを食べた時にお粥と一緒に飲んだのが香港独特の飲み物で、話に聞けばコーヒーと紅茶を半々にしたものであると言う。ずいぶん世界中いろんなところに行ってブレックファーストにいろいろな飲み物を飲んだがこのハーフ&ハーフはかなりユニークである。
富士フイルムの1億画素のデジタルカメラが人気で生産が追いつかないと言う話を聞いた。誠に奇っ怪な話である。お金持ちの中国人の旅行者が買い漁っていると言う噂話を聞いたがまさかそんな事はなかろう。私がデジタルカメラに関して話をしたくない人はいわゆるスペックオタクである。実際に写真を撮らないで理論上で武装をしている連中のことだ。せいぜいテスト撮影と称して1枚か2枚撮ってそのまま新しいカメラの情報に浮かれているのである。
1月のブラパチワークショップでがっかりしたのはこのショップがなくなったことである。別の所でも書いたがこーゆー私にとって大切な文化財と言うのはもうなくなるかと思うとずっと存在していて、これはまだ充分時間があるだろうと思うのがいきなりなくなったりする。
家人がアボカドの花が咲いたよと言うので私の背中に生えているアボカドの木を見たら確かに花が咲いている。なかなか地味ないい感じの花である。どっかの植物園で燭台大こんにゃくとか言う花が咲いたと話題になっている。こんにゃくと言うのはその作りもよくわからないしその割にうまいのでよく食べているのであるが、このなんとかこんにゃくの花はグロテスクでなかなかドラマチックだ。小学校の頃に絵本で世界最大の花と言うのでラフレシアと言うのを見たがそれと匹敵する存在感である。それに比較するとアボカドの端
パノラマ写真集がもうすぐ出来上がるわけで、束見本の上にテストプリントしたのを重ねて全体の感じを見て結構嬉しいわけである。私の写真は流行廃りと言うのはなくて50年前からずっと続く1本の道の上を歩いているだけだから自分から見た場合50年前の写真が古く見えると言う事は無い。
キエフ10というのは世界で初めて宇宙空間で自動露出を可能にした最初の一眼レフカメラである。その意味ではソ連の宇宙開発技術はアメリカに一歩先に出ていたと言うことができる。このカメラはソ連製のほとんどのカメラがみんな西側世界のコピーであるのに対して非常にユニークなデザインと性能を持っている。まずそのカメラスタイルが西側のどのカメラにも似ていないと言うことだ。
アサヒカメラの1月で使っているレンズのアンケートというのが封筒できたのでそのサーベイにボールペンで返事を書いて送ったのである。それは朝瓶の記事になっているようであるが私は基本的に送付されてくる印刷物は読まないことにしているのでそのことを知ったのはアエラか何かでその記事をもう一回フューチャーしたものを拾い読みしたのである。それで分かった事は私は12ミリのレンズをエプソンに付けているのであるが120何名の写真家の中で最も短いレンズを使っている人間であることが判明した。
ブラパチワークショップのおかげさまで4年目に入った。毎年8月はお休みをいただいている。あと私が右足を捻挫して一塊休んだのともう一つは昨年の秋の台風でボートクルーズがキャンセルしたのを除けば毎月やっているわけでお付き合いいただいているワークショップの皆さんも本当にありがたいことである。
2月9日のブラパチワークショップのロケハンに行った時の話である。北池袋駅と言うのは開発時代の西部劇に出そうな駅で気にいっているのだ。近くには出世稲荷と言うのもあって、その隣にあったのがダンス教室なのである。
IKKOさんが亡くなった88歳であった。10代の頃の私がなぜIKKOさんにしびれたかと言うとヨーロッパの写真を撮っていたことにある。IKKOさんがヨーロッパを取材したのは60年代の初めのことであるから誰でも行ける場所ではなかった。そこでIKKOさんは色々なカラー写真での実験をした。それがアサヒカメラのカラーグラビアで連載であって、少年の私は毎号ドキドキしたものであった。
新しいシリーズの間違いだらけのデジタルカメラ選びがおかげさまで好評である。カメラ業界と言うのも1種の記者クラブみたいなものだから、あんまりネガティブな事は書けないのはこれは仕方がない。私も以前はいろいろな記事を書いたが最近は歳をとって相手にされなくなったので逆に自由の身になって今まではかけなかったことが書けるようになったのはこれは長生きのおかげだと感謝している。
マクロキラー90ミリである。1960年代の世界のトップクラスの映画撮影機であった当時の西ドイツはミュンヘンのアーノルドリフターのカタログを見るにこの会社の代表的16ミリ撮影機と35ミリ撮影機Arriflexの純正レンズはカールツアイスとシュナイダーであるが、特殊レンズはすべてミュンヘンのKilfittのものであった。今ではこの会社は忘れられているようだがとんでもない非常に優秀なレンズを作っていたメーカーである。
40年位前のクレジットカードのポイントを貯めてくれる景品と言うのは真面目に作られていた。これはその当時のダイナースの景品である。はんぺんを薄く切ったりハムを4分の1にぴったりしたのをプレートの上にちらしてそこにバカラのクリスタルグラスのワンショットのやつをおくとちょうど良い。
ライカただ一筋でスナップ写真の世界一のシューターになったアンリカルティエブレッソンである。YouTubeなどで残されている撮影中の彼の動画を見ているとなかなか面白い。映画のクルーガブレッソンを撮影しているわけだからそこにはかなりの演出があったと思うが1番滑稽だったのは、パリの街角ライカで撮影しているブレッソンがパイプをくわえてタバコをふかしながら撮影しているのである。今とこの時代とはかなり時代背景が違うから当時はパイプタバコを出ながらライカで写真をとると言うことがかっこいいと