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6月第一弾 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

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写真集と言うものは、自分が出版してから10年以上理想的には20年ぐらい経過して、それを見返すというのが非常に正しい鑑賞の仕方であると思う。
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カメラノートスペシャル6月第一弾 2 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

2 オンラインの写真集を私が高く評価していないのはそれが立体物ではなくて平面化されたメディアであると言うことだ。写真集と言うのは映像によって立体彫刻を作るようなものだから、アイディアを考えているときに、最初に頭の中に浮かぶのは、平面的な画像の羅列ではなくて、彫刻のような3次元の立体の姿が頭に浮上してくるのである。

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カメラノートスペシャル6月第一弾 3 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

3 0.5キログラムのハードカバーで、ペーパーの印刷はモノクローム一色と言うので本の立体的な構造が決まったのである。ただし、西川帝国主義の我々が属している世界でこういう出版物を流通させるためにはいろいろトリックをやらねばならない。20歳代に買ったアンディーをホールの仕事を紹介した。500ページ位の写真集があって、それが気にいっていたのだが、これはソフトカバーなのである。しかも、ソフトカバーの写真集そのものが流通しているから、アメリカから輸送してくる間に、すでに表紙が擦り切れて

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