3枚目の着物解体完了 #ハンドメイド実践日記793
去年くらいからボチボチ古着の着物を集めてました。
10枚くらい揃ったけど保管方法がわからず場所も取るし困ってました。
こうやって解体したら場所も取らないし加工しやすいし良いことだらけ。
調べたらもっと早く気付いたんだろうけど調べないからなぁ。。。
昨日、何となく着物ってどうなってるだろう?
と思い解体してみました。
当たり前のように複雑な形に生地をカットして縫い合わせてあると思ってたけど、バラけたのは長方形の生地のみでした。
これはホント衝撃でした。
そうとわかればドンドン解体していこう!
これは写真撮り忘れたけど最初のと同じ感じ。
続いて今日も早朝から3枚目の解体を始めました。
この時点でYoutubeで調べてみると糸の結び目を切って引っ張れば簡単にバラせるらしい。
着物って凄いなぁ。
サイズ調整は折り込んで縫って短くしたり(裾上げ?)色々と工夫されてるのが自然と理解できました。
これは反物という細長い生地をデザインに合わせて自然に見えるよう縫い合わせています。
この3枚目の着物ですが、ぱっと見は昨日の2枚目と大差ありませんでした。
しかし表からは糸が全くと言っていいほど見えません。
多少めくったくらいだと糸が見えない。
何とか糸を見つけ出して引っ張り抜こうとしても全く抜けません。
地道に糸を探して少しずつ切っていくと何重にも縫ってあったり途中で返し縫いしてあったりと複雑な作りになってました。
かと言って決して雑ではなくキチンと手縫いで縫われています。
途中からは混乱してきて問題なさそうなところは強引に剥ぎ取りました^^;
今まで気づかなかったけど値札が付いてました。
確かこれって1,000円じゃなかったかな?
バラしていくうちに色々な工夫が見えてきます。
襟の内側に別の生地を縫っている。
実際にはこの上から裏地が縫い付けてあってこの生地はほとんど見えなかったのかな。
これも見えにくい部分だけど縫い合わせてあった。
色々な工夫がされていました。
これらもほんの数ミリしか見えない部分に綺麗な色を縫い付けてあったり。
この振袖ですが2種類の反物を使ってました。
普通なのかな?
反物って12m×37cmくらいの細長い生地ですがこの着物は2パーツほど4mカットのものが使われてました。
これは上が繋がっていて下側を縫い合わせてありました。
これはホントに凄すぎる!
着物って細長い反物を長方形にカットして行って着物の形に縫い合わせるみたいです。
昨日の時点でそれは何となく理解できました。
それがこのオレンジの振袖を解体しながら思わず「すごい!」と何度も声に出てましたがホントに勉強になりました。
基本?の長方形の縫い合わせだけど、各パーツを2~3枚の生地を縫い合わせて1つの長方形パーツにしてあったり、逆に2枚使う部分を2枚分の長さの1枚で済ませてみたり。
1枚生地のところが3重くらいに縫い合わせてあったり。
500ピースのパズルを1000ピースに作り直したというか。
だから縫い糸が複雑に絡み合ってたんだろうな。
今回、解体してみて思ったのが
自由にして良いんだ!
当然、基本的な作成が出来るようになってからでないと無理ですがそう思いました。
昨日の記事で一番最初にやったのは着物生地で人形用の着物を作ろうというものでした。
その型紙は普通の洋服のようにある程度、曲線などが使われていました。
どうせ練習するなら本物の着物の作り方を縮小してやってみたほうが良くない?
手元にある大量のポリエステル生地を長方形にカットして着物もどきが作れそうな気がします。
もっとサイズが小さくて簡単なものだったら現物の生地を元にデータ化してカットすれば良いんだけど各パーツのサイズがデカすぎるのと縫い方が複雑すぎて無理ですね。
引き続き、あと2~3枚解体してみるつもりです。