見出し画像

好きがとまらない?22号 千切り

「あっ…ただ今、煮詰まってますな…。」と思うと、衝動的にしたくなる行為があります。

野菜の千切り。

みじん切りでも、ざく切りでもなく、千切り。

ただひたすらに同じサイズに刻みたい。

そんな時は、おもむろにキッチンに行き、冷蔵庫にある野菜を並べ、どれからいこうか考えます。

つい、先日のラインナップは

キャベツ・ハクサイ・ダイコン・赤ダイコン・赤カブ・キクイモ・ニンジン・玉ねぎ……


一心不乱に、ザクザク・トントン・ワシワシ刻んだものは、

①ジップロックに入れて冷凍庫にGo!!

②塩でもんで漬物器でプレス‼

③ラッキョウ酢にドボンして冷蔵庫にGo‼

④チンした後でテーブルの上で放置プレイ   etc・・・

刻むのが目的で、料理として仕上げる気持ちはないので、全部が作りかけ。

そして、55分ぐらいこの行為を繰り返していると、急激に飽きます。そりゃ、見事なほどの気持ちの冷めっぷり。熱しやすく冷めやすい典型例です。

その頃には、煮詰まっていた気持ちも「まっ、どうにかなるか…。」に薄まっています。そこで強制終了。途中でも、やめます。そうしないと、また次のモンモンが始まり、次のループに行くのが、めんどくさい。


ということで、我が家の場合、千切りの音が室内で響いている時は、ほっこりタイムではなく、煮詰まり解消タイム。

作りかけストックが多い時は、煮詰まった時間が多かった時。

前向きよりも、後ろ向き。

表面上は見えない葛藤時間がそこには流れています。


ただ、こうしてできた作りかけストックの存在が、次にくる『包丁もちたくないぜ病』の際、お助け隊となるのです。

過去の煮詰まり感が、未来の私を助けている感じ。

包丁を持ちたくなくても、ある程度の材料が揃っていれば、味付けだけにエネルギーを注げば良いので、とりあえず数日しのげます。

(それもしたくないときは、そりゃ、もう、あっさりと、自己解決をあきらめ、Helpを出します。Helpは出したもん勝ちです。)


ということで、気持ちはザワザワ・モンモン状態、脳内をグルグルめぐる想いを断ち切るために一心不乱に行う行為であっても、未来の自分を助けることもあるという話でした。


これからも、盛大に悩み、盛大に刻もうと思います。




〈おまけ〉
見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。
なんと、見事な千切り‼︎
これが『千切り』だとすると、私の『千切り』は『百切り』かも…💦

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?