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好きが止まらない30号 ベツレヘムパール

先週から『世界はほしいものでできている』(通称:『せかほし』)関連話ですが…。

実は、2020年春、この番組を観た後、「絶対、手に取りたい!!」と思ったものがありました。今まで観てきた中で、私が行動を起こした唯一のもの。

その回が、これ↓


『麗しきボタンの世界』の中で紹介されていた、『ベツレヘムパール』

画面で目にした途端、その繊細な彫り、色の輝き、作られた背景… 全てが「ホゥ…」と息をのむものでした。画面越しでも、それが伝わるので、本物を手にしたら、どんな風に感じるのかと思いました。これは是非とも!!

そして、そのボタンを紹介されていた小坂直子さんのお名前を呪文のように唱えながら手帳に書き写し、ネットでお店を探したのでした。

お店の名前は『Co-(コー)』ということで、東京神田にありました。

HPを見ると、色とりどり・様々な背景や文化を持つボタンが大集合しています。そして、ベツレヘムパールについては、小坂直子さんがとても分かりやすく紹介してくださっています。(制作現場映像は何度みても興味深いです)↓

何世紀にも渡って受け継がれてきた貝細工の手工芸品。

そして、もう一つ。私が、ここまで手に取りたい!!と思ったのは、『ベツレヘム』という地名が、非常に馴染みがあるからかもしれません。

そうはいうものの、『ベツレヘム』に行ったことはありません。今の国際情勢で、ベツレヘムに降り立つことは、非常に難しいことも知っています。

『ベツレヘム』はヨルダン川西岸地区南部にあるパレスチナ・ベツレヘム県の県都で、ヘブライ語聖書では、『ダビデの町』とされ、新約聖書では、イエス・キリストの生誕の地とされている都です。

両親ともにカトリックのクリスチャンで、私は幼児洗礼(ただし、『敬虔な』という言葉を使ってはいけないとの自覚は大いにあり)で育ちました。なので、クリスマスやイースター(=御復活祭)は家庭内一大行事。

人生初舞台は、幼稚園での聖劇でヒツジ飼い役。その役は、ベツレヘムにキリストが生まれたことを告げられた羊飼いたちが、ベツレヘムの上空に輝く星をたよりにその事実を確認し、人々に語りにいくというものでした。

そういうこともあり、『ベツレヘム』という地名は、私にはとても親近感がわくものだったのです。なので、逆に言うと、ベツレヘムパールの存在を、今まで知らなかったことを残念に思うぐらい。引き寄せられる感じです。


神田にあるお店「Co-(コー)」には、その当時住んでいた地からは、電車で1時間強あれば行けます。関東から旅立つ前に、絶対行き、あれこれ他のボタンも見せてもらおう・お気に入りを見つけようと思っていました。が、緊急事態宣言&引っ越し段取り大崩れにより、行けずじまいに…。

また近々、関東に行くから、その時に…とも思っていましたが、この状況下、なかなかその機会がめぐって来ず…。もう、諦めようかなと思っていた時に、「そうだ!オンラインショップがある!」と700キロ離れた地で思いつきました。折しも、誕生日のプレゼントを選んでいた10月末。これを今年の自分のプレゼントに~♪

お店で実際に手にとり、自分で選ぶ楽しさやワクワク感を超えることはできなくても、それを大切に想っている方から送られてきたものは、その時点で、私のもとに来る運命のものになっているのではないかと。そう思う位、ボタンを見つめている小坂直子さんの視線の温かさを番組から感じていたように思います。

ただ、そこで直ぐに手にとれた訳ではありませんでした。
オンラインショップをチェックすると、完売や入荷大幅遅れなどの文字が…じっと待つこと数か月。気長にサイトチェックをしていた1月20日過ぎ~なんと!入荷していました。沸き立ちました~!!

(今ではSOLD OUTもあるようです)

どれにしようか迷いに迷い、『やっぱり、これ!』と思って選んだのは~ 七芒星。

探していた当初は、大きいサイズ(直径4㎝)だけだと思っていました。ただ、今回、小さいサイズで、しかもブローチ型に細工されたパターンもあることに気づきました。今の生活や洋服などを考えると、そちらの方が、さりげなく、ひっそり・こっそりつけて楽しめるかもと思い直し、デビューは小さいサイズにいたしました。(2回目もあるかもしれないので!(笑))


頼んで数日後、無事、手元に届きました。直径約24㎜の世界♪

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光の当て方で色が変わるので、届いた日はしばらく陽にかざしながら、彩光が浮かぶのをみて、遊んでいました。制作した人も、できあがったこのボタンを、そうして眺めていたのかなとも想いつつ。


私の大事な大事な七芒星。

異国の地に、はるばる、ようこそ。
自分の想いと共にひっそりと身につけ、これから輝かせることにします。



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