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焦ったほうがいいこと/焦らなくてもいいこと

今年40歳になる僕には、若い時にもっと焦って身に付けておけばよかったと思うことと、焦らずにじっくり腰を据えて取り組めばよかったと思うことがある。いや、今でも 18 til i dieなんだけどね(笑)

このバランスは、今40歳という節目を迎えたからこそわかる直感みたいなもので、当然若い時にはわからなかった。

18歳の僕に直接アドバイスが送れるのならば、2つだけ助言したい。どうせ若い頃の僕はアドバイスなど聞きゃしないのだけど。。。

若い時に焦ったほうがいいこと

若い時にもし身に付いていないとすれば、焦りを感じたほうが良いと思うこと、それは「習慣的に何かに取り組むクセ」が無いことだ。クセ、つまり無意識で行動できるということ。

「習慣的に何かを繰り返す」、もしこれが勉強だったり特技を伸ばすことだったら、人生はどうなるだろう?

今だから断言できるけど、習慣で人生は変わる

大きく変わるか、ちっちゃな変化かは取り組む内容やレベルによって違うわけだけど。少なくとも未来の自分がいるステージは間違いなく変わる。

若い時の時間は、当たり前だけど若い時にしかない。”いろいろ経験しなさい”と周りは言うだろうけど、ずっと続ける(毎日同じ時間に同じ量)ものを持っていて、それプラスのいろいろな経験が良いと思う。

大人になってから習慣的に勉強している人って本当に少ない。習慣化への道は「やろう」とする理性と、「やらんでもええやろ」という本能の戦いだ。この戦いに理性が勝てなくなってしまう。習慣化が身に付いていないと。

で、18の僕へのアドバイスといえば、

「ギターをそのまま続けろ」

かな。

暇さえあればギターを弾いていた10代から20代。間違っていなかった。まるで呼吸するようにギターを弾いていた。その日々が僕という人間の個性を形作った。

目指していたプロミュージシャンは諦めたものの、ギターや音楽でできることは実は山のようにある。そこに気づけたのも「習慣化」できたおかげだろう。

なんでもいい。打ち込んでいるものに無意識のレベルで習慣的に取り組むクセが、その先の人生を変えるのだから。

焦らなくても良いこと

若い時から焦る必要はないな、と思うことは

「何者か」になろうとすること

つまり、

・やりたいことを見つけなきゃ
・夢や目標を持たなきゃ
・人脈を広げなきゃ
・稼がなきゃ
・結婚しなきゃ

みたいなことだ。これ、焦らなくてもそのタイミングが来る。タイミングが来なければ自分には縁がないことだったんだろう、と諦める。

特に人生の目標みたいなものに取りつかれ、「何者か」になろうとすることほど自分を苦しめることはないなと感じる。

理想があるのは素晴らしいことだけど、その理想の自分の幸せと必ずしも一致しない場合も多い。僕なんかはその典型で、プロミュージシャンになれれば幸せで成功者だと思ってた。

しかし実際の音楽の世界は甘いものでも、想像していたような楽しいものでもなかった。そのようなシビアな世界を飲み込める器があって初めてその業界で輝けるんだと思う。僕は持ってる器が違ったようだ。

「何者かにならなきゃ」という暗示が解けるまでにずいぶん時間がかかったけど、溶けてみれば何のことは無い。すでに何者かになっていた。

人は存在するだけで「何者か」なんだよね。偉いとか、お金持ちとか、高学歴といった数字で測れないものを人生の中でたくさん習得してきてる。

そこに気づくのに30年を費やした。学校で教えてくれよ(笑)

焦らずとも僕らはすでに「何者か」であるし、”ならなきゃいけない”というほど世間は「何者か」を求めてもいない。

だから焦る必要なんかないんだ。

さいごに

僕は本当にラッキーだった。

ギターを与えられ、それに打ち込む時間と環境も与えられた。そこで養った「習慣化」を武器に、今は毎日3時起きで朝活ができる。デザインの勉強をしたりプログラムを書いたり。ブログを書いたりnoteを書いたり。

与えられたラッキーを、一時は”天が与えたもうた才能”と勘違いもいしたけど、しっかり社会にビンタを食らって平常心を取り戻した。

自分の人生に対しておだやかな気持ちでいられるのも、自分が恵まれてるからだろうな。

さて、僕のこのラッキー、社会にどうやって還元していこうかな。







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