とらのすけ

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  • 栄冠は君に輝く

    ロックンロールOL草野球小説。

最近の記事

4弦が無いからギターは弾きません

日記帳出てきた。 空は晴れてる。こんな日に蒔いた種はいつか大きく育つはず。歩く歩く歩く歩く。ゲロ出そう。 感動したいからビートルズを聴きます。 いいえ、ビートルズを聴くから感動するのです。 はっちゃけたいからパンツを脱ぎます。 いいえ、パンツを脱ぐからはっちゃけれるのです。 お金を貯めたいからバイトをします。 いいえ、バイトをするからお金が貯まるのです。 曲が出来ないから絵を描きます。 いいえ、絵を描くから曲が出来ないのです。 4弦が無いからギターは弾きません。

    • 走り出す 4/14

      4月頭から始めていた日記帳をもう無くしたのでnoteで始めます。 どっかから出てきたら辞めます 朝起きると死ぬほど快晴、というか夏来たのか?でした。 こんな日はいざ散歩だ!ということで今年最後になるであろう花見をしに目黒へ。 特に満開ってわけじゃなかったけど街の雰囲気とかここまで時間かけて来た見てる自分の気持ちとかが入り混じって現実じゃないみたいだった。 最近は財布を無くしたので良い感じの喫茶店には行けず、チェーンの喫茶店でメルペイ後払いでコーヒーを飲む。3秒くらいで飲み

      • なんだかんだここまで生きてきた。まあ、なんとなく、総じて、生きるのは簡単だと思う。 時の流れに身を任せて、難しい話をしないで、程よくカロリーを摂取し続ければ全く問題無い。死ぬほどシンプルなロジックから外れようとするから僕らは迷ったりする。バカだ。正真正銘のバカだ。そんな意味では星を見て泣いたりする僕は世界一のバカだ。偉い人に聞いてみると、どうやらこの病気は死ぬまで治らないみたいなのでなるべく早く人に迷惑をかけないで死のうと思う。 僕は逃げている。 世界から、街から、視線から

        • 感じろ

          最近は好きじゃないことをやってみて、やっぱり好きじゃないと分かったらすぐ逃げるってことをずっと繰り返している。そうやって自分自身の中身の無さを自分自身に感覚として叩き込んでいる。誰も来ない喫茶店で誰かを待っている。ここじゃないどこかで誰かが僕を待っているような気がしている。憂鬱と情熱は似ている。それはどちらも決して火が消えていないことを指し示しているという点においてだ。したいことは沢山あるはずなのにすることがない。さっきから2億回くらい椅子に座り直している。僕がいるべき場所は

        4弦が無いからギターは弾きません

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        • 栄冠は君に輝く
          3本

        記事

          ⭐︎

          君は君か? うん そうだね 僕には僕が僕だと言い切る自信はない それでも 君は君なら 僕は僕なのかもね 誰かが俯く赤信号待ちの決められた時間による讃美歌的ビッグバンと木漏れ日より薄い垂れたヨダレの跡で描いた学校までの地図 君はいつでもちょっとだけ遠い

          なんか、真っ直ぐとか、そういう

          みんな言葉が違うだけでおんなじこと言ってんすよね。 要するに「素敵に生きようよ!」ってね。 そんなんに、有り触れるものに、今日も僕は生かされてます。 やりたいことを、やればいいだけ って僕の大好きな人が言うんです。 本当にそうだと思う。 いや本当にそうか? 本当にそうだと思う。 いや本当にそうか? 本当にそうだと思う。 いや本当にそうか? ☆ 🙎‍♂️ ↑ 僕がいて 🏠🏘🏡🏚 ↑ 街があって 🎤💃🎵 ↑ 歌があって 👽 ↑ あなたがいて それだけじゃない

          なんか、真っ直ぐとか、そういう

          平平平平(ひらだいらへいべい)君

          なんも変わってなかった あの4年4組の教室で1人で組体操してた平平平平君はなんも変わってなかった みんなが変わっていってる間に平平君だけは変わってなかった 僕が飯を食ってるときも、寝てるときも、夢を見ているときも、キスをしているときも、悪口を言ったときも、平平君を忘れてしまったときも、平平君は変わっていなかった 昔に平平くんとこんな話をした 「平平君、平平君のその名前って本名なの?」 「分からない!だけど、僕は僕なんだ。」 「そっか、平平君、それなら君のそのデカ

          平平平平(ひらだいらへいべい)君

          栄冠は君に輝く 第3話

          「わたし、野球チーム作ります。」 その千尋のはっきりとした音声は、クーラーの効いた事務室にTVから流れる甲子園のサイレンと共に強く響いた。 そして小さく強い音が何かを合図した。 「…エッ?」 金田篤史、55歳。金田は小学校の頃から体を動かすのが得意で、ドッヂボールや鬼ごっこではその類まれなるセンスを遺憾無く発揮し、一目置かれる存在となっていた。 そんな中、夏休みに家で何気なく観ていたテレビに映っていたのは、そう、甲子園だったのだ。球児たちの獅子奮迅のプレーに心を打たれ

          栄冠は君に輝く 第3話

          栄冠は君に輝く 第2話

          やけに金田のあの言葉が鳴り響いていた。 しかし、主体性が無いくせに、他人の意見を受け入れるのも癪に障るという、奇跡の天邪鬼である千尋はそれでもテレビをつけようとはしなかった。この反発に何の意味があるのか、という問いを答えられるほど千尋のキャパシティは大きくなく、理由なき反抗で精一杯だった。 1人目の客が来て、仕事をする時間がある意味心地良かった。何も考えず仕事をすればいいだけの時間。自分の目が自分の心に向かない時間だった。午前中は割と忙しくなり、そろそろ昼時に差し掛かる時間に

          栄冠は君に輝く 第2話

          栄冠は君に輝く 第1話

          ーーー今年も夏とこの歌が終わろうとしている。 颯爽と鳴るトランペットとこの世の全ての果汁を絞り集めたような瑞々しさのチアリーダーが画面に映し出される。 今年も第104回全国高等学校野球選手権大会、通称『甲子園』が終了した。球児たちの熱い想いを全身に纏い力の限りに打ち、投げ、走り、野球をプレーする姿、それにより起こる伝説的なドラマ、甲子園という場所が創り出す劇場性には多くの人が感動を覚えたことだろう。野球好きのおっさん、宿題が終わらない中学生、バイト中の若者、それぞれがそれぞ

          栄冠は君に輝く 第1話

          今日知ったこと

          今日知ったこと。 バイト先の庭ではバジルが採れるってこと。 今日知ったこと。 1から100まで足すと5050になること。 今日知ったこと。 今日はミック・ジャガーの誕生日だということ。 今日知ったこと。 友達いなきゃやってけないってこと。 今日知ったこと。 このことを知らなかったこと。 例えば最近、勉強を頑張っている。 そこの、貴方の言う、 /頑張っている/には程遠いのかもしれないが、確実に前よりもペンを握っている。 コロナの反動だろうか、学ばない怖さが生まれた

          今日知ったこと

          ほとんどの日々の話

          ほとんどの日々は 死にかけることなんてないし 特別なことが 起こって欲しいと願うだけ ~ ほとんどの日々はほとんどの日々の様に想像を超えぬまま日が沈んでいきます。 そして、またいつも通り日が昇ってくるのです。 特別なことなんて起こらなくても自分にとってはまあまあ良い日になるし。 けど、なんか足りないし。

          ほとんどの日々の話