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週日記 2024.02.25 - 03.02

02/25 Sun.

一昨日かかってきた大叔父からの電話で牡蠣焼きに誘われていたので、家族とほなみちゃん(義弟のパートナー)を連れて有海へ行く。母と祖父母、それから大叔父が先に席を取ってくれていて、時間ぎりぎりまでとにかく食べた。義母の家と、義弟の家に1泊ずつした楓芽は今朝だけちょっぴりホームシックだったらしいけど、牡蠣焼きを終えると「裕子ばあばんちに行く!」と言って第4の家に帰って行く。鼻水が垂れていた蒼空と、来月からの入園準備をしてくれた唯は家にいると言うので、夕方に僕だけで実家へ行って、楓芽と晩ごはんを食べた。夜は書いては消してを繰り返して4ヶ月にもなる小鳥書房文学賞の応募作品を仕上げて、おそるおそるメールの送信予約をする。いろんな人の日記を読むたびに自信をなくして、でも僕が生きた毎日は覆らなくて、たとえつまらなくてもありのままを書き記したものを送ろうと決めていたので、後悔はない。初めて応募する文学賞のテーマが日記でよかった。これも僕の人生のハイライトだ。

02/26 Mon.

書いたけれど公開したくないので割愛!

02/27 Tue.

今日も午前と午後で別の現場に調査へ出向く。午後の調査を終えて会社に戻る途中で、明日の調査の予定が入る。先々週から外に出てばかりで図面がちっとも進まないし、3月に入れば壱岐まで行かなければならない。経験値だけは蓄積されていくので嬉しい悲鳴なのだけど。家に帰ると唯が体調を崩していたので、とにかく休むように伝えてうどんを茹でた。家事を済ませて、みんなが布団に入ってから洗濯物を干して、そのままろんさんともりきちに電話して、最後にもりきょんとミーティング。価値観が近しいことは前から自覚していたけれど、ようやく一緒に走り出そうとしているところ。これが一夜の妄想で終わらないように、夢が夢のまま終わらないように、僕たちは抗い続ける。

02/28 Wed.

早いもので2月も終わりが近づいていて、消防設備士の試験から1ヶ月が経とうとしている。合格発表は3/9の予定だけれど、受けた直後に感じていた手応えは跡形もなく消えていて、代わりに落ちているイメージが湧いてしまう。仕事から帰ると昨夜片付けたはずの子ども部屋が元どおりに散らかっていて、唯が晩ごはんの支度をしてくれている間にもう一度片付けた。お風呂を済ませるとまた元どおり散らかっていて、こうして普通を塗り替えながら子どもたちは成長していくんだなと思う。ウニスカの河原さんからUNIMAKIZINE2024で販売していた『生まれてこのかた、シティボーイ』が完売したと連絡をいただいて、週末に追加で納品することにした。表現したい人たちの挑戦に寛容な本屋さんの存在は、このまちの大きな魅力だ。

02/29 Thu.

かれこれ1ヶ月続いていた忙しなさに終わりが見えてきた。仕事に余裕が出ると家に帰ってからもなんだか身体が軽くて、やっぱり働かなくていいんだったら働きたくないなあと思う。ただ以前とちがうのは、働くことはやめても学ぶことはやめたくないなあと思うようになったことかもしれない。明日から唯が職場に復帰するので、フルタイム共働きの日々が1年ぶりに動き出す。それに合わせて保育園の送り迎えが僕の担当になるから夜更かししている場合じゃないのだけど、落ち着いて自分のことに没頭できる貴重な時間を簡単には捨てきれない。人生には捨てられない時間が多すぎる。

03/01 Fri.

毎月初めのミーティングで「年度末賞与が出ます」と社長から通達がある。先輩方も口を揃えて「いつもは出るよ」と言っていたし、この会社での楽しみがもうひとつ増えて嬉しい。唯が改装したアミュに行ってみたいと言っていたので、仕事を終えてから家族でアミュへ出かける。改装オープン初日の金曜日と言うだけあって人は多くて、スタバのモバイルオーダーのありがたみがよく分かった。ティーに特化した店舗だし、こっちの方が行く回数が増えそうだなあ。S東美が閉店して浜の町は寂しくなるけれど、長崎駅の方は栄えていく一方で、唯は年齢を重ねたら中心部に引っ越してもいいかなあと言っている。僕はどちらかと言うと地元にいたい気持ちの方が強くて、それが時代にそぐわないことも理解している。今はまだわがままでいていいんだと思う。

03/02 Sat.

唯は仕事で、蒼空も新しい環境に慣れるために保育園へ行ったので、楓芽と2人の休日。コインランドリーで乾かしていた洗濯物を畳んで、ウニスカさんへ『生まれてこのかた、シティボーイ』の追加納品分を届けた。楓芽が欲しがった季節はずれ(?)のクリスマス絵本を買って、浜の町でランチ。帰りに本を買おうかなあと好文堂書店さんに寄ると「蒼空くんにはこれ」と言われたので、自分の本は諦めて『あなたがだいすき』を買った。最後に雛祭りにかこつけて唯に桃カステラを買ったところで「あ〜今日は買い物したぞ〜!」と満たされて、家路につく頃に本が欲しくなる。8年前から履いているナイキのスニーカーを片付けながら、賞与が入っても洗濯機とかを買うんだろうなと思うし、こう見えても僕は自分のためにお金を使っているんだと思う。

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