Hiroki Nagano

𓀇 プラントエンジニアと物書き ✎ ひとり出版社・移動書店 しっぽ文庫 𓅪 土井首出身…

Hiroki Nagano

𓀇 プラントエンジニアと物書き ✎ ひとり出版社・移動書店 しっぽ文庫 𓅪 土井首出身、小ケ倉在住

マガジン

  • 週日記 / 2024

  • てんびん座

    • 28本

    駆け出しの青年ライター・長野 大生と森 恭佑によるユニットマガジン「てんびん座」。(2人の共通点は、そう、10月生まれである。)交換日記をこそっと盗み見ているような、2匹の金魚が泳ぐ様を金魚鉢の上からぼーっと眺めているような気分でお楽しみください。

  • 週日記 / 2023

  • 三角関係

    • 9本

    1,000文字フィクションのユニットマガジン。もりきち・もりきょん・ちょーのが織り成す、背中合わせの世界観。ちょっぴり不思議で、どこかヘンテコな三角関係をあなたへ。3人それぞれの世界をお楽しみください!【三角関係は、Decchiと改名し、ショートショートZINEの製作を行うようになりました!TwitterやInstagramで、Decchi もしくは #でっちあげメディア で検索してみてください🤙】

最近の記事

週日記 2024.04.07 - 13

04/07 Sun. 午前中はてるえちゃん・かねとき親子(唯の友だち)と一緒に公園で遊んで、お昼を食べてから教宗寺の花祭りへ向かう。つかまり立ちをしている蒼空にとって最後のハイハイレースだったけど、マイペースを貫いて時間内にゴールできなかった。1歳になってますます「赤ちゃん」という言葉が似合わなくなってきて寂しい。夕方は自治会の役員会に出て、夜はゆうきさん(フリーランスのベビーシッター)から自身が主催するイベントの相談。「若者の更生支援に取り組む方のドキュメンタリー映画の上

    • 週日記 2024.03.31 - 04.06

      03/31 Sun. 朝早くに4月の予算を立てて、どたばたと身支度を整えてから鳥栖まで走る。2日前に決まったアウトレット行きの車内で「来月は節約しようと思う」と宣言をしていざ降り立つと、やっぱり洋服がほしくなった。最初に入ったお店で気になるものを見つけたけれど、ほかのお店にもっといいものがあるかもしれないとステイ。見ているうちに楓芽のサッカー用のシャツとパンツを買ってあげたくなって、結局自分には何も買わなかった。試合に負けて勝負に勝ったとはこのことだろうなと思う。長崎に戻っ

      • 週日記 2024.03.24 - 30

        03/24 Sun. 朝から母と義母を迎えに行って、我が家で3日早い蒼空の誕生日パーティー。吉宗のお弁当、Le'Pangの一升パン、コアンコアンのケーキと大好物が並んで、蒼空には唯が手づくりランチを準備してくれた。選び取りで真っ先に電卓を選んだ蒼空だけど、ただ毎日を自分らしく生きてほしい。あまりある好奇心を失わないでほしい。豪勢なお祝いでおなかいっぱいなのに、ももさんが週日記を「読み入ってしまったよー!」と、楓太くんにお願いされていた画像を送ると「ちょーのくんにお願いしてよ

        • 週日記 2024.03.17 - 23

          03/17 Sun. スッキリした顔をした楓芽とはちがって、蒼空の顔色がわるい。家で過ごしながら様子を見ていると夕方から熱が上がって、唯と「こりゃインフルエンザ移ったばいね」と顔を見合わせる。義母が車を出してくれることになったので、楓芽と留守番をすることにした。お風呂あがりに「ちょっとごろごろタイムしてくる」と言うので洗い物をしていると、すやすやと寝息を立てていた。蒼空は結局インフルエンザじゃなくて、3人が寝静まったいつも通りの夜がやってくる。洗濯機を回しながら『シティガー

        週日記 2024.04.07 - 13

        マガジン

        • 週日記 / 2024
          15本
        • てんびん座
          28本
        • 週日記 / 2023
          52本
        • 三角関係
          9本

        記事

          週日記 2024.03.10 - 16

          03/10 Sun. 朝から夢彩都で買い物をして、子どもたちのお昼ごはんが終わってから三和創庫へ行く。ついたらもう快さんと鈴香さんが話をしていて、楓太くんもすぐにやってきた。実家の近くにこんないい場所があったのに、どうして今まで来なかったんだろう。もりやの焼き鳥を待つ間に快さんとバドミントンをして、初めましてのゆなちゃんとサッカーをするとすごく楽しかった。いつも子どもたちと同じ感覚で自然と遊んでいる"SUNKIDSの快さん"や"のもざきぐらむの楓太くん"を見ながら「僕にはで

          週日記 2024.03.10 - 16

          週日記 2024.03.03 - 09

          03/03 Sun. 朝から福田で買い物を済ませて、正午に曾祖母の三回忌と大叔母の一周忌のためにお寺に集まった。お経を聞きながら「お線香の匂いが誕生日ケーキのろうそくみたいだなあ」と思う。「誰のバチでもない。死ぬのにいい人も悪い人もない。たまたま命を落とすんです。そして私たちはたまたま生きている。たまたま生きている私たちは死を忌まわしいものにしてはいけないんです」(神倉役・松重豊)。いつかの週日記でも引用したドラマ『アンナチュラル』での言葉が蘇ってきて、不謹慎な僕の心持ちを

          週日記 2024.03.03 - 09

          週日記 2024.02.25 - 03.02

          02/25 Sun. 一昨日かかってきた大叔父からの電話で牡蠣焼きに誘われていたので、家族とほなみちゃん(義弟のパートナー)を連れて有海へ行く。母と祖父母、それから大叔父が先に席を取ってくれていて、時間ぎりぎりまでとにかく食べた。義母の家と、義弟の家に1泊ずつした楓芽は今朝だけちょっぴりホームシックだったらしいけど、牡蠣焼きを終えると「裕子ばあばんちに行く!」と言って第4の家に帰って行く。鼻水が垂れていた蒼空と、来月からの入園準備をしてくれた唯は家にいると言うので、夕方に僕

          週日記 2024.02.25 - 03.02

          週日記 2024.02.18 - 24

          02/18 Sun. 唯が夕方まで用事があったので、楓芽と蒼空を連れて実家の家族と買い物に出かける。『どすこいみいちゃんパンやさん』を読んだ楓芽がしきりに「パンをつくりたい」と言っていたので、材料を買ってお昼すぎからパンづくり。片や僕は蒼空を寝せて、UNIMAKIZINE2024で販売するzineの製本。結局どちらも夕方までかかってしまって、バタバタとウニスカさんへ搬入に行った。毎年のことながら、この時期はひとつ終わればまたひとつと押し寄せてくる。終わってみれば何となく楽し

          週日記 2024.02.18 - 24

          週日記 2024.02.11 - 17

          02/11 Sun. 朝6時に家を出て、熊本市動物園を目指す。楓芽が動物図鑑で特にお気に入りのユキヒョウとアルマジロが観たいというので4日前に決まった旅行。あいにくユキヒョウは亡くなったそうでいなかったけれど、たくさんの動物を観ながらはしゃぐ楓芽の姿がとても可愛かった。でも鼻はつまむな、息子よ。それからお城に行きたいと言うので熊本城に連れて行って、売店で食べあるきををして、みんながお昼寝をしている間に福岡市まで走る。久しぶりの天神をまた歩いて、宿泊先のある鳥栖市の温泉へ向か

          週日記 2024.02.11 - 17

          週日記 2024.02.04 - 10

          02/04 Sun. 息付く暇もないまま迎えた消防設備士の試験当日。朝から勉強しようと思って6時にセットしたアラームを止めてからそのまま二度寝して、ああもう鑑別(マークシート以外の筆記試験)は運だなと割り切った。3日前に平田(学生時代からの親友)が同じ試験を受けると聞いていたので、互いの近況報告をしながら会場まで一緒に行った。結果は3月に出るけれど、よほどのことがない限り受かっていると思う。合格への手応えよりも、しばらく気を張らずに生活できることへの喜びの方がずっと大きいな

          週日記 2024.02.04 - 10

          週日記 2024.01.28 - 02.03

          01/28 Sun. お昼からエステの予約を入れていた唯が「楓芽と蒼空は見ておくから勉強してきたら?」と言ってくれたので会社まで行く。図書館とか、コワーキングスペースとか、カフェとか、そりゃあオシャレな環境で勉強や仕事と向き合うことだってやってみたかった。けれどもそこに行くまでの時間やお金を考えたら、家から5分の会社で勉強した方が時短にもなるし、いつもの環境だから集中できる。それに近ごろの僕は「目に見える努力」よりも「こっそり努力」してる感じがイケてると思っている。お昼すぎ

          週日記 2024.01.28 - 02.03

          週日記 2024.01.21 - 27

          01/21 Sun. コミュ協設立前のワークショップに参加するために、小ケ倉小学校へ行く。地元は土井首だけれど、これから長く住み続けるであろう小ケ倉のまちのことを知りたいな。そう思って体育館に入ると、おそらく子ども以外の参加者で僕が最年少だった。アウェイの空気も否めなかったけれど、はじまってみると「これからは若い世代の意見が大事だ」と耳を傾けてくださったし、思っていることも言えた。通ったことのない細道をくだりながら、若者会議や伝習所塾での経験は知らない間に僕を成長させてくれ

          週日記 2024.01.21 - 27

          続・文芸ユニット〈てんびん座〉

          2021年4月、ライター仲間の森恭佑くん(通称・もりきょん)と結成した文芸ユニット〈てんびん座〉。 結成後の僕たちは、noteでの公開往復書簡、それからTwitterの音声配信機能を使った推しラジオ『Library』(リブラリー)をそれぞれ1年ずつ続けてきました。 お互いの書きはじめを語り合ったり、音声配信がきっかけで本屋さんでのイベントを企画したり、それはそれは楽しかった。 けれども、昨年2月頃から互いの暮らしや仕事の環境に変化が生まれて、それに比例するように本気の雑

          続・文芸ユニット〈てんびん座〉

          週日記 2024.01.14 - 20

          01/14 Sun. 今日は工事の現場管理で休日出勤。塗装があるから夕方までかかるかなあと思っていたら、お客さんが「あとは塗っときますよ」と言ってくれたので10時には終わってしまう。そのまま公園で遊んでいた唯たちと合流した。帰り道で快さんが昨夜の打合せで「子ども店長もぜひ〜!」と言ってくれたことを楓芽に伝えてみるとスイッチが入ったようで「楓芽がお金あげる!」と言う。会計役をしたいということは伝わるし、別に今はその理解でもいいかなあとも思ったけれど、何となく本質は伝えておきた

          週日記 2024.01.14 - 20

          週日記 2024.01.07 - 13

          01/07 Sun. 唯が「明日の移動書店のPOPを作ろう」と言ってくれたので、買い出しのために夢彩都まで行く。それから消防車を見たいという楓芽を連れて出初式に行って、消防車両ともりきょん、それからろんさんと写真を撮った。帰りにベイクに寄ると、かいかい・さやさん・あっくんとばったり会う。おいしいパン屋さんはみんなを惹きつけちゃうんだろうな。唯と蒼空を自宅で降ろして、実家で楓芽をお昼寝をさせながら納戸の片付け。小学校2年生の頃の『あのねノート』(日記の宿題)が出てきて、そこに

          週日記 2024.01.07 - 13

          週日記 2024.01.01 - 06

          01/01 Mon. お昼までのんびり過ごして、それから恭一たち(義弟夫婦)と一緒に神集島を後にする。初売り目当てに鳥栖のアウトレットまで車を走らせて、すやすや眠っている楓芽を起こすのもかわいそうだったので2人で車に残った。「欲しいサイズがなくなってた」と肩を落とす唯だったけど、目当てのジャージを買えたようでひと安心。帰り道に寄った金立で能登半島の地震を知る。さっきまでいた神集島も津波注意報の地域に該当したけれど被害はなくて、けれどもニュースで流れてくる映像が13年前を思い

          週日記 2024.01.01 - 06