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週日記 2024.01.21 - 27

01/21 Sun.

コミュ協設立前のワークショップに参加するために、小ケ倉小学校へ行く。地元は土井首だけれど、これから長く住み続けるであろう小ケ倉のまちのことを知りたいな。そう思って体育館に入ると、おそらく子ども以外の参加者で僕が最年少だった。アウェイの空気も否めなかったけれど、はじまってみると「これからは若い世代の意見が大事だ」と耳を傾けてくださったし、思っていることも言えた。通ったことのない細道をくだりながら、若者会議や伝習所塾での経験は知らない間に僕を成長させてくれたんだなあと思う。それから浜の町に車を停めて、ブック船長の富澤さんを訪ねた。無事に移動書店をはじめられたこと、これから細く長く続けていきたいこと。等身大の話をして、優しく背中を押してくれる富澤さんとの会話はいつまでも楽しい。また来ますと伝えてから、アカペライベントを開いているもりきちのところへ向かう。いつだって刺激と安心感をくれる大切な友だちは、今日も輝いていた。帰り道に好文堂書店さんで本を3冊買って、たっぷり英気を養ってから家路につく。洗車はできたけど、勉強はできなかった。

01/22 Mon.

朝から福岡まで出張。はじめは緊張していた社長と2人の出張もすっかり慣れて、他愛もない会話をしているとあっという間に現場に到着した。今日からぐぐっと下がった気温と強風が容赦なく僕たちを凍えさせにきていて、ペンを握ってもカメラを構えても力が入らない。「車の中で打合せしませんか!」と叫びたくなったけれど、それはそれで眠たくなりそうだし、結局のところ、出張は道中の会話がいちばん楽しいんだ。資さんうどんでお昼を食べて、三瀬経由で長崎まで帰る。運転しながらほっぺたを引っ張って、たたいて、冷たい風を入れるために窓をあけて、睡魔との決戦を制したら今日の仕事が終わった。夜は2月に控えている移動書店の情報をアップして、洗濯物を干しているうちに23時。それから勉強なんてできるはずもなくて、試験に落ちる確率を上げていく。受かるかどうかは別だけど、それでも生きていけるから大丈夫!

01/23 Tue.

今日は佐世保まで出張。雪が降りしきる長崎は年に数回あるかないかの風景で、なんだか幻想的だなあという気持ちと、毛布にくるまりたいなあという気持ちが交錯する。雪はきっと、休日に家の窓から眺めているくらいがちょうどいい。午前中で用事は終えてしまって、お昼からはちまちまと図面を描き進めた。帰りにさかいの唐揚げを買って、晩ごはんに家族でうどんをすする。遠藤周作の生誕100年記念事業の最後の投稿案を作るのに夢中になってしまって移動書店の準備が進まなかったし、勉強はやっぱりできなかった。本棚で眠っている問題集は鹿児島出張の荷物に入れておこう。昨夜から再燃しているKIRINJI熱が止まらなくて「千世紀末に降る雪は」を聴きながら胸が高鳴ったまま夜更かしをした。

01/24 Wed.

雪が積もっていたけれどなんだかイける気がして、原チャリで坂道をくだる。出社すると経理の人と僕しかいなくて、出先にいた社長も「無理せず帰っていいよ」と言ってくれたので10時に退社した。交通規制で小ケ倉の坂道が通れなかったので歩いて帰っていると、スリップしたであろうミニバンが電柱に突っ込んでいて、一歩間違えたら僕は死んでたなあと反省した。かと言って歩いても滑るのだけど。図らずも時間ができたので、クリスマスにかけたキャッシュカードの制限を解除してもらおうと銀行へ行くことにした。ついでに積立NISAを申し込んで、降り止まない千世紀末の雪を浴びながら家路についた。美容室の予約を入れて、明日からの鹿児島出張の準備をして、今日はなんとか消防設備士のテキストを読んで布団にもぐる。図らずもできた時間の使い方が間違っていた気がする。

01/25 Thu.

今週3回目の出張は鹿児島県へ。社長と2人で雑談をしながら5時間かけて移動してお昼ごはん。目的の現地調査は1時間ちょっとで終えてしまって、時間が余ったので天文館あたりを車でぐるり。路面電車が走っていたからか、僕には「浜の町を数倍にした感じ」のまちに映った。社長曰く線路は公道らしく、私有地の長崎とはちがって車が線路に入ってくることにも比較的寛容らしい(あくまで個人の見解なので深く突っ込まないでほしい)。たしかに長崎は、路面電車が強いよなあ。もっと言えば、公共交通機関の運転手さんは強いよなあ。夜は回転寿司を食べて、部屋で家族とテレビ電話をして、持ってきたパソコンで仕事をこなしてから倒れるように寝た。仕事そのものは気楽で良かったけど、移動5時間がちゃんと身体に堪えていた。

01/26 Fri.

朝8時に鹿児島を出発して、身体に堪える5時間の道をひたすら戻る。雑談の後半戦は「よく行くお肉屋さんが先輩の実家だった」とか「あの先輩が元々は警察官だった」とか、驚きの連続すぎた。おかげさまで昨日は眠かった熊本あたりでパッチリ目が覚めて、そこまで疲れを感じることなく長崎まで帰ってきた。残っていた2時間で来週の出張準備と今日中にお願いされていた見積書の提出までを済ませてスッキリ帰宅。会社にいる時間が少なくて、流れるような怒涛の1週間だった。家のドアを開けると「帰ってきた〜!」と楓芽の嬉しそうな声が聴こえてくる。出張はいい経験になるけど、出張から帰ってきた瞬間はもっといい思い出になることを知った。

01/27 Sat.

出張で溜まった洗濯物を洗濯機に突っ込んで、ごみ袋2つを抱えてコインランドリーに走る。それから無印良品で乳液を探しながら「1年前までは保湿のほの字も知らなかったのになあ」と感慨深い気持ちになった。でも全然エモくはなかった。お昼から唯が友だちの家に出かけたので、母と祖母に声をかけて楓芽と蒼空を連れてココウォークへ行く。楓芽が『大ピンチずかん2』を、そして母が『猫を処方いたします。2』を買っていて、親子だなあというか、ばあばと孫だなあと思う。夕方、お風呂を済ませたところで発注していた本たちが届いて、そのまま快さんと当日に向けた最後の打合せ。本来であれば僕が考えておくはずのレイアウトのことも、広報の部分も一緒になって頭を抱えてくれて、こんなに頼りになる存在が居てくれることのありがたみを噛みしめる。でも与えてもらうだけじゃなくて、今回の移動書店を通じて何かひとつでも返すことができたらいいな。『子育て支援センターで移動書店2』が実現できるほどに。

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