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偶然出会ったナイスな一冊。

10月上旬のとある日。

夕方から飲み会の約束をしていたのだが、集合時間まで少し時間に余裕ができた。

10月だというのに意味の分からない暑さだった。
早くビールを浴びたい。
「とりあえず生で!!」って早く言わさせてくれ。
(その日は30℃近くあったのだ)

そんな戯言は一旦さておき、
集合場所近くに日比谷図書文化館があったため、本を読みながら涼むことにした。


そうして、今回紹介する一冊と出会ってしまったのだ。


『グミ・チョコレート・パイン グミ編』

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おすすめコーナー的なところに並べられていた、少し傷んだ一冊がこちらを見つめてきた。

なんだ、このタイトルと表紙は!!なめやがって畜生っ!!

だが手に取って1ページ目を読んでみたら破壊力がすごかった。

五千四百七十八回。
ある行為とは、俗にマスターベーション、訳すなら自慰、つまりオナニーのことである。
彼が最初にその行為を…

主人公はアイドルのグラビアが大好きな17歳のオナニスト高校生。

この青年が自分の通う学校の通俗な連中とオレは違うんだ!

みたいな考えを持っていて、仲間とバンド始めようとしたり、同級生に恋したりと、青春を駆け抜ける一冊な訳です。

青年達の思考、言動、行動がとにかく面白すぎて、笑ってしまうので公共の場で読むのは危険。

なるべくお家で読みましょう。

最後に筆者の大槻ケンジさんが冒頭に書いてくれていたコメントを載せて終わりにしたいと思います。

「オレはダメだな~」と思っている
総ての若きボンクラ野郎どもへ、
心からの心を込めて、本作を贈る。

おわり




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