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拾ったギターを治す

新宿の歌舞伎町で昔からの友達のお店に行って、呑んでた。
んで、何も気にせずにゴミ捨て手伝って行こうとして、帰りがてらゴミ捨て場にギターが捨てられているんだよね。

私は楽器捨てるメンタルの時ってよっぽどの状態なんだと思ってる。
だって、上手に弾ける弾けない関係なく音出して何かしたかったのだろうし、思いっての大なり小なりあるはずなのだ。
こんな都会の荒んだ状況を象徴するような場所でギター見つけるなんて運命じゃん!
てな訳で、拾ってきちゃった!


なんかパッと見はキレイ!

深夜の新宿をギターぶら下げて自転車で帰宅しつつ、その日は放置。
どれだけの人に酒で醜態を晒していたのか、、、、
そんなこんなギターの現状をチェックしてみようと思った。

  • メーカー:YAMAHA

  • モデル:FG-152B

  • 年代:1974年ごろ?

  • 材料:TOP/エゾマツ合板、SIDE、BACK/マホガニー合板

以前、テレキャスターの修理をお願いしたギターショップの方に教えてもらったことがあり、オレンジのラベルは希少性があると聞いていたけど、よくわからない。中古で売られている個体も減っているだろうけど、まだ安く入手できそうだ。

汚い!とにかく汚い!

んでまぁ、ネックは手垢で汚すぎる。こんな弾き込んでたのだとしたら、よっぽどの手練なんだろう。どうして、ここまでメンテナンスしなくていいと思ったのだろうか?

ヘッドを何かで強打しなんだろう

YAMAHAロゴのペグは動きも悪いし、6、3弦に関してはネジが死んでいる。。。というか割れている。他の4つもガタガタだ。
ここまできたらもう全部変えてしまおう。Amazonで安い国産精度のペグを購入し交換することを決めた。
木材に関しては、ヘッド部分の削れ以外は特に割れなどは見当たらない。サウンドホール内にホコリが溜まっているかな?と思ったが少ない。
よくよく見ると、弦もサビサビではないので、ギリギリまで弾こうと試行錯誤した形跡がある。

両面テープで6弦は固定してた?

もう、ネジ周りはえぐれているので、同じネジ穴は再使用したくないので全部埋めることにした。

Youtubeでおなじみの楊枝

なんとか、形にはなった。
もう、とにかくキレイにする。シリコン系の洗浄剤を使い、磨く。特に指板は木部がえぐれている箇所もある。フレットはお金に余裕が出ることがあれば交換してもいいかなと思う。

変更後
とにかく拭き上げる

なんとか、まぁ形になった。

よしよし、見た目はまぁこんな感じ

ちょうど、同じような楽器がない中で、いいポジション。
これからも使ってあげられたらと思う。

一応、当時の値段も1万〜くらいからのビギナー向けのものだったらしい。
なので、今の価値もそこまで変わらないと思う。でも、今のヤマハのギターって海外生産されているものが多いから、メイド・イン・ジャパンというモノの良さが味わえるのは良かった。
アジア製のギターが悪いわけではないし、いい音なんて人によって違うはずなので、自己満足。

今回、感じた最大の感想は、不法投棄はよくない!

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