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CT125ハンターカブの純正マフラーを破壊する

CT125の純正マフラーのサイレンサーだけを別の車種に流用したいために、分割することにした。

ちょうどアップになったあたりから分割したい。。。。

基本は一体構造なので、エキパイ部分は切断する必要がある。勢いにまかせて分割してみた。

さっそくさっそく切断

切断してわかったことはエキパイ径は外形22mm、内径20mmのエンジン側の鉄管と同じであった。そのために、排気量が大きい車両に対応する場合は考えた方がイイだろう。(私は200ccクラスの車両に流用するつもりだ)

二重構造になっている

このような構造になっているのは、すべて触媒が装着されているためだ。そこで、実際にどの部分から2重構造になっているのか切ってみることにした。

触媒部分ここで、触媒を包んでいる鉄と、保温のための管がシュリンク加工に加え溶接

お目見えするのは触媒だ。触媒での科学反応は温度も重要になってくる。そのため外皮を覆う構造にして、保温できるようにしているのだ。エンジン側から触媒までは昔ながらの1層構造になり、触媒は温度が高いままに浄化されていく。

メタル触媒

触媒はメタルだ。この手のバイクや、最新のバイクまで幅広く使われている。温度が上がりやすい材質に貴金属による反応で排気ガスが浄化されるのだ。

溶接

そもそもこんなにパイプを重ねて溶接して、寸法精度が守られる工場も技術力が高い証拠だろう。近年のバイクのようなインジェクションによる制御で、最適化された燃料噴射とピストン燃焼でパワーも考えられたエキパイ長やエキパイ径で80km/hくらいまでスピードが出るなんて、スバラシイとしか言えない。

今回のマフラーはヤフオクで購入したものだ。だいたいノーマルで6〜7,000円くらいだった。みんな社外のマフラーに交換しているのだろう。
今後、新製品として発売されるJMCAのマフラーにはOBDでの試験が追加されるという。そうなるとさらに規制された音量や空燃比の中でマフラー制作をしていくのだから大変だ。
昔は「音は直管がイイ!」「パワーが出るならこれ!」といったマフラーが多かった。しかし、現在は、性能部品に特化したというより、軽量化や気持ち良さ含めたドレスアップ感が強い気がしている。むしろノーマルのまま乗るオーナーがほとんどのはずだ。
自分のバイクに興味がないと一切関係のない部分だが、知っておくともしかしたら役に立つかもしれない。

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