『League of Legends』は本当に面白いのか?
まずは前回記事に対するお礼を。前回の記事が想定を大幅に上回る反響を頂いており、正直ビビっています。読んでくださった方々、後少なくない金額のサポートを送ってくださった方々。本当にありがとうございます。
なんか大そうなこと書かなきゃ報えないんじゃないかみたいな気持ちが沸いてしまうレベルの反響だったんですが、経験上この気持ちは僕の出力量に悪影響を及ぼすので、これを一切無視して書いていきたいと思います。大変図々しいスタンスではございますが何卒よろしくお願い致します。
また、信頼できる多くの人間から「100円は安すぎる」「値段設定が大バカ」といった声をいただき、僕自身は「あくまでセミオープンの場を作る施策であって、積極的に金儲けするわけじゃないので100円でよい」という心の中の言い訳があったものの、「ブランディングが大事」「商売人をバカにしたツケが回ってきている」という大変厳しいお言葉も頂き、確かに金をもらった以上、伴う責任は100円でも1000円でもしっかりとあるわけだし、もう少し自分の記事を信じてもいいかと考えを改めました。
つきましてはひとまず一記事300円の値段設定とさせてください。ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。
『League of Legends』は本当に面白いのか?
未読の方は先にこちらをご覧ください。
何かと世界的ゲームだとかesports最高的な文脈で語られる『League of legends』。実際に僕も『League of Legends』は10年近くプレイしており、今でも遊んでいるわけですが、「面白くてやっているのか?」と言われると「たぶん……そう」という曖昧な答えが頭をよぎります。
一か月ほど前、急遽この番組に呼ばれた時にそのことを自覚しました。番組中、「『League of Legends』は現代基準で面白いゲームなのか?」という問いに自分で答えられなかったからです。「LoLって……本当に面白いんですかね?」という疑義を呈したらコメント欄を含めて総スカンをくらいました。当たり前ですね。出る人も見る人も、“LoL情報バラエティ”に関わる人達なのだから。
いやいや、もちろんつまらないゲームだと言いたいわけではありません。世界的にめちゃくちゃ遊ばれているゲームであることは否定のしようがないですし、プロシーンの盛り上がりも凄いし見ていてめっちゃ面白い。それはそうですけど、自分で遊んでいる時のことを振り返ると「ゲーム中、100%楽しめているか」と言われると「うーん……」となる、ということを僕は言いたいのです。
理由はいくつかあると思います。
1.コミュニケーションツールとしての側面
2.ゲームにならないゲームが存在すること
3.蹂躙されている時間長すぎ問題
一つづつ考えてみましょう。
1.コミュニケーションツールとしての側面
5人のPCゲーマーが集まったときに、無料かつ同時にできる対戦ゲームは貴重です。ことFPSジャンルを除外すると本当に貴重です。2人対戦はたくさんある。2人チームや3人チームを組むゲームもある。じゃあ5人が同時に遊べるゲームは?
僕が無知なだけであれば恐縮ですが、なかなかないんですよね。「5人協力」して「対人」で「FPSでない」ゲーム。恐らくは成立させるのが難しいからでしょう。1ゲームに10人必要な対戦形式は一定以上の人口がないと、実力差の大きな理不尽なマッチングをさせるしかなく、成立しません。「FPSでない」とつけたのは、FPSが大人気ジャンルなのは周知の事実ですが、FPSは画面酔いしてしまう人とか、肌に合わないという人もたくさん存在することを意味しています。
そういう非FPSゲーマーも混在する3~10人程度の集団にフィットするのが『League of Legends』だと考えます。面白いことに、5人集まっていない時の方がコミュニケーションツールとしての機能が強化されます。なぜなら「もう一人欲しいから」です。4人身内+1野良で遊ぶよりも、4人身内+1そんなに仲良くない人の方が面白いからです。コミュニケーションのスムーズさが段違いだし、狂ったプレイの野良プレイヤーに頭を悩ませることもないからです
初対面の人、1度2度程度喋ったことのある人、そういった人達と一緒に遊ぶことが正当化されます。そうしてコミュニケーションの輪が広がっていきます。それが5人対戦ゲームの強みであり、『League of Legends』の強みです。
さて、ここで最初の疑問に振り返ってみましょう。
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