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【アメリカ留学2】ビザ vs 事務書類苦手男

こんにちは、ちょです。
前回は、僕がアメリカでポスドク生活を送ることになる概要を書かせて頂きました。
今回は渡航に際しての手続き各種について、めんどくささと時間軸を共有できればと思っています。

手続きスタート!

手続き諸々がスタートしたのは、海外学振を出し終わった5月末くらいでした。
ここで、ボスからやっと正式なoffer letterをもらいます。
何これ?と思って、読んでみると、いついつからこんな仕事をこんな給料でしてもらいたいみたいなことが書いてある。
その開始日をみると、8/22/2022
え、3ヶ月で渡航の手続き本当に終わるの??

え、貯金額聞いてくるとかなんなん?

ここからは大学の人事担当の方とのやりとりになりました。
まず、大学が就労申請のために書類を出さないといけないらしく、
6/1に多数の個人情報を入力させるフォームが送られてきました。
そして、重要な注意として添えられていたのは、、、

When accessing form, only use the following web browsers:
• Internet Explorer (version 8x and above), or
• Mozilla Firefox (version 3.5x and above)
Use of other browser software (Safari, Google Chrome, etc.) may cause errors.

おい、最新の研究しとるはずなのに、システムは遺跡かいな。。

仕方なく、firefoxをインストールして、鬱になるくらい膨大な情報を入力しました。
すると、最後に貯金額に関して、口座の残高証明書を英語で送れと。
何それ???

調べてみると確かに、アメリカで生活できるくらい貯金があるのか示すこともビザの審査の一項目になるようです。
具体的にxxドルないとダメということではないのですが、ネットを見る限り100〜200万円くらいの証明を出されている人が多いようです。
2022年6月は1ドル135円前後。
こんなところで弾かれる訳にいかないと、親に少し借りて盛った残高証明を提出。

余談ですが、銀行によっては、英語の残高証明の発行に時間がかかる場合があるようです。
僕は計画性がないため、運良く窓口で即日対応して頂けたのでよかったですが、皆さんは確認してくださいね。おじさんとの約束よ。

そもそもビザってなんすか?

大学に色々書類を提出すると、6月末にFedExで書類がアメリカから届きました。
DS-2019というビザ発給に必要なもので、いろんな人のサインがあるため、「まじ、原本なくすなよ」ってご注意が。
というか、そもそもビザとは

アメリカの非移民ビザとは
ビザ(査証)とは自国に他国の市民が入国する際に、事前に申請者の審査を行うものです。
ビザが発行されても必ず入国が保障される訳ではなく、最終的な入国許可は、入国審査官の審査により決まります。
アメリカ入国の予定がある他国の市民は、永住か一時滞在かにより移民ビザまたは非移民ビザを事前に取得する必要がございます。

ESTA Online Center

永住権がない国に、観光以外の目的で入るときに必要なものなのですね。
ビザにもたくさん種類があり、僕の場合は交流訪問者のJビザに該当するようです。

大使館は東京と大阪同じじゃないんすか?

さて、FedEx書類を読んでみると、
「あとは、これとこれをオンラインで支払って、
大使館への予約とってビザ発給してもらってね☆」と。

ここで初めて知ります
「日本のクレカでドルって払えるんだ(世間知らずちゃん)」
円安で値段めっちゃ高いけど、ここは我慢です。
ポイントはつきます。

i901というやつを払い、いよいよ大使館のページへ。
どうやらまず、DS-160というフォームを完成させないといけないらしい。

DS-160は最初に国を選ぶ。日本をこんな細分化しなくて良くない??

このフォームも本当にたくさんの情報を入力しないといけないし、入力がしづらい。
学歴とかもうExcelからインポートさせてくれと何度も思った。。
しかも、聞かれたことない質問が多く(具体的にはもう覚えていないw)
本当に大使館公式の申請Youtubeがなければ挫けていた。。。

さあ、やっとのことで入力し、いよいよ大使館面接の予約へ。
この日は7/10(本当に入力作業が鬱なのと、仕事忙しくて遅れてた)、
近々ではどこが空いてるのでしょう?
当時、僕は名古屋に住んでいたので、大阪が最寄りだから、大阪に行くつもりでいました。
予約ページを見てみると、大阪の最短は、、、8月???
流石に間に合わない!!!!
東京を見てみると、明日でもいけそうなくらい空いているので、とりあえず2日後を予約。

、、しかし大使館から面接に関する予約が来ない??
放置プレイ???

心配になって連絡してみる、
ちゃんとオーダー通ってますか?と

TEL「予約は通っていますが、あなたは大阪用のDS-160を作っている(上記画像参照)ので、どのみち東京来ても無駄ですよ」
ちょ「うぉ???」
チェーンと本店は違うみたいな??そんなことある???
というか、それをこっちから聞かないと教えてくれないのか、さすがアメリカ(?)

涙目で東京用の書類を一から作り直す。
大量の情報を打ち込み気が狂いそうに。
後でわかったことですが、大阪→東京には普通にタブで変えれたみたい。
パニックになると視野が狭くなるのね、良くない。

いざ、面接@東京アメリカ大使館

7/19 13:30に東京のアメリカ大使館に予約を入れ、午前の新幹線に乗って東京へ。
ネット情報によると、大使館での面接は最大3時間くらいらしい。。
気合い入れて、何聞かれても良いように頭の中でシュミレーションするぞ!
そう意気込んで、大使館近くの溜池山王の蕎麦屋で書類を改めて確認していると、、

持ち物欄「6 ヶ月以内に撮影された背景が白のカラー証明写真(5cm x 5cm)1 枚(眼鏡着用不可)」

ん??
背景グレーのやつしか持ってないぞ。
わざわざ東京に来て、「またきてね」はヤバいと思って、
慌てて調べる証明写真機。

最寄りは隣の駅らしく、初夏の東京を走る30代男性(独身、彼女なし)w
なるほど、東京マラソンが人気なのは、都市を自分の脚で疾走するという非日常感が心地いいからか。。。!
なんてことは1ミリも考えられないくらい必死で走る僕。
急いで走って、落とした財布拾ってくれた少年、ありがとう。

そんなこんなで大使館に到着し、いよいよ手続き。
よし、オンライン英会話の成果を発揮するときだ。。。!!!!

大使「(提出した書類を見ながら)What are you going to research about?」
ちょ「Neuroscience」
大使「OK. I'll send you your visa within 1 week」

ゑ????
終わり??

13:30からの予定で少し遅れて入って、14時には終了。
3時間とは?
俺の心構えと緊張は??

約1週間後、ゆうパックで返されたパスポートなどの提出物と共に、
東京を疾走して撮影した証明写真が一枚も使われてない状態で同封されていたのでした。
「うきゃーーーーー」


改めて書いていて準備不足が目立つ、ビザ取得までの戦いでした。
こんなポンコツでもなんとかアメリカでやっていけてます。
自信持ってください(?)

最後までお読み頂きありがとうございました。
また続きを書きますので、引き続きよろしくお願いします。

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