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水彩絵具の使い方の違い 透明水彩絵具

今回は絵具の使い方です。

前回、絵具の違いでも書きましたが、絵具の性質が違います。その性質を利用して描くことで、違う雰囲気の絵を描くことができます。

水彩絵具というくくりは同じですが、透明水彩絵具と不透明水彩絵具とでは使い方が真逆なくらい違います。もちろん同じ使い方ができないわけではないですが、それぞれの絵具の特徴をいかす描き方をすると違ってきます。 (注※ここで書いているのは絶対ではありません。作品によって色んな使い方をします。あくまで、絵具の特徴をいかした使い方です。)

透明水彩絵具はチューブにはいったものと、固形タイプのものがあります。使い方はどちらも同じで、多めの水で溶いて使います。絵を描き終えた後、残っている絵具が固まっても、また水で溶いて使うことができます。なのでパレットに出しっぱなしにしておくことができます。

色を重ねると、下の色が透けて見えるので、透明感のある色の重なりをいかした絵を描くことができます。重ねすぎると濁って見える事もあります。白い部分は画用紙の色を残して描くので、光の当たっている部分は色をのせなかったり、薄くのせたりして表現します。絵具の白色を使う事もまれにありますが、一番明るい部分は使用している画用紙の色になります。

にじみを利用して描いたり、不透明水彩絵具では描きにくい透明感が出せます。絵具の乾燥を気にせずに描けるので、屋外のスケッチにも便利です。

写真上=透明水彩絵具  写真下=ガッシュ(不透明水彩絵具)

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比較すると仕上がりが全然ちがいますね。他にも色んな画材があるので、たくさん試してみてください。

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