時は過ぎゆく

カチカチと刻む時計の針は
一人一人に平等な時を刻む

その時間(とき)の中で、
人はそれぞれの人生を刻んでゆく

見えているものも
見えていないものも
私たちの身体と思考の中に
刻み込まれていく

音を立てず
静かに時は過ぎゆく。
何かを残して
時はしっかりと過ぎてゆく。

時に激しく
時に緩やかに
一人一人の時間を、
最後の一瞬まで刻みこんでいくのだ

そして立ち止まったとき
はじめて、私たちは
その場所を確認する

これまでの自分と
これからの自分を
一点から見下ろすように、
自分の時間を振り返るのだ。

私は、俯瞰という言葉が好きです。
少し高いところから全体を見渡せる場所が好きです。
そんなことを言いながら、俯瞰でみることは少し苦手です。
それはいつも、今を、その瞬間を見ていることに
集中してしまうからです。
でも、時々思い出すのです。
自分の過ごしてきた時間も、
今立っている場所も、
少し離れて自分を見直したら面白いかもしれないなぁと。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
今日は少し趣向を変えてみました。
それではまた明日。
同じ場所で。