関係

親子関係から紐解く、関係性のこと

きっと、親と自分の関係に悩んでいる人。
沢山いるのではないかと思うのです。
あるいは、親との距離感を考えてきた人も多くいるのではないかなぁ。

私から見ると、親との関係は3パターン(もっとあるかもしれないけれど)あって、1つは友達のような親子。2つ目は、親子関係が複雑化してしまうタイプ。そして3つ目が、正常に反抗期を通り抜けてきた親子。です。

私は、2つ目のタイプです。親と離れていた方がお互いに優しくなれる関係です。
この場合問題になるのが、親と子どもの気持ちの差が生まれるということです。親は一緒にいたい、子どもは離れたい。その逆もあると思います。
そうなった時に大切になるが、どれだけ本音の会話をしてきたか。ということです。どちらを責めるというものではなく、どれだけ、互いを一人の人間として見てこれたのか。という、
テストの確認にも似た振り返りが必要になります。。

親は子どもを、自分の所有物と化してしまう可能性を十分に秘めている存在です。虐待などという行為は、一人の人としての尊厳をまったく無視している、所有物化が産むものです。
そして子どもは親を、大人だからと、自分たちの中に格差をつくってしまう部分を大いに持ち合わせています。
大人だから。という格差を作ることで、自分の未熟さを甘えに変換してしまうわけです。親子関係の歪は、こうしたところから始まっていくのではないか。と思います。
(こうしたことは、親子だけでなく様々な関係性にも共通していることです)

人はこの世に生まれ落ちた瞬間から、一人の人としての尊厳があります。
大人や子ども。といった格差も、男や女という区別もなく、一人の人としての尊厳が与えられているのです。
大人の中にも、子どもよりも子どもみたいな人もいます。
子どもと言われる人の中にも、しっかりと自分の芯や価値観を持った人もいます。大切なのは、区分けをしないで見る癖を作っていく、ということ。
判断基準を、大人や子ども、男や女、上司や部下、という視点から離していくことです。そこからが始まりです。親と子どもとの距離感も、すべて、少し見方を変えるだけで、とても良い関係、本当に分かり合える関係が構築されていく可能性が十分にあります。

大切なのは、熟考の末に「離れていた方が良い関係を築ける」と思ったら、離れることも必要だということです。
私は我慢が美徳だとは思いません。気遣いが美徳だとも思いません。
こんな事を考える自分がおかしいと思う必要もありません。
こんな関係になった時に大切な事は、観察することです。
よおく、自分と相手とのの関係を見据えた上で、離れたほうが相手に優しくなれる。距離を置いた方が上手くいく。そう思った時には、正直にその気持ちを相手に伝えて、離れることも選択肢の1つであるということを忘れないでください。

私と母は、まさしくそうした関係でした。
2年前、母が施設に入るまで私は色々な葛藤を抱えていました。
けれども、離れたことで、互いをほんの少しだけ恋しくなれる距離が生まれたのです。
大切なのは、周りの声ではありません。
あなたがどう感じ、考えているかが大切なんです。

まだ未成年でこうしたことを考えている人もいるかもしれません。
距離を置こうにも置けないという人もいるかもしれない。
不安が先に立って動けないひともいるかもしれません。

一気に動けなくても、少しずつ、考えを整理しながらゆっくり進む準備をしましょう。何から整え行けばよいのかをじっくり考えてみてください。
書き出すこと、お奨めします。

そして何よりも大切な事は、自分ではどうしても手に負えなくなったときのために、自分の弱さや、みっともなさをさらけだせる友人を一人、作っておいてください。命綱のような友を。
あなたが親の立場なら、是非、こうしたことを子どもに伝えてあげられる大人でいてください。未来は、子どもたちの手に委ねられています。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
連休も残すところあと少しです。
連休明けたら、voicenoteを作りたいなぁと思っています。
それでは、また明日。
同じばしょで。



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