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還暦間際の大学生奮闘記②学費納入

学習に必要な費用のこと一般の通学する大学に比べると安価だが、されど大学の学費はそれなりの金額が必要だ。
まず、出願する際に、受験料が1万円。
合格通知が来てから、1年間の学費37万円。
計38万円が1年間でかかる費用だ。
一見、通信課程にしては高いように感じるが、
大手前大学の学費システムで良い点は、この37万円の中に、在籍費、年間最大42単位分の授業料、メディア授業、スクーリング費用も全て含まれている。
学校によっては、初期費用は安いものの、履修単位ごとの学費やスクーリングに別途費用がかかる大学もある。
それを考えると、1年間37万円で42単位まで安心して学習に専念できるのはありがたい。
こんなにお金を使っていいのだろうか?という思いもあるが、長年やりたかった事をできる今、ちゃんと卒業して、このお金を無駄にしないように頑張ろうと、前向きに考える事にした。
そして銀行で納入用紙と現金を持って窓口へ。

「お母様のご本人確認ができる免許証などお持ちでしょうか。」と聞かれる。
1人で来ているのに「お母様?」
そうか、私が子供の大学の学費を納入に来ていると思うのが普通だ。気にせず免許証を渡して、手続きが終わるのを待った。

しばらくして名前を呼ばれた。
すると、先程の若い行員さんは
「これから大学に行かれるんですね!すごくカッコいいですね!」と言う。

免許証の氏名と入学者氏名を見て気づいたようだ。
ちょっと恥ずかしくなり「いえいえ、お恥ずかしいんですが、学び直しをしようと思って…。」とまごまごしてしまった。
これで学費も無事納入。
なんだか気持ちが明るくなった。

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