ロッキーおろしが吹いている。春がきたのだ。吹雪はもうあきらめて、吹きまくるのをやめてしまったのだ。
#岩波少年文庫70冊チャレンジ #10冊目
ローラ・インガルス・ワイルダー著, 鈴木哲子訳『長い冬(下)』(岩波少年文庫, 1955, 1985)[1940]
春のおとずれを喜ぶ英米作品を読むとよく不思議に思うのですが、登場人物がやたらと春や夏のおとずれを喜ぶのです。
わたしには、小さい時からこれが不可解でしかたがありませんでした。
春って、そんなに爆発的に嬉しいものだろうか。
夏は、そんなに楽しくてしかたがないだろうか。
イギリスに留学していたとき、この長年の疑問には