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岩波少年文庫70冊チャレンジ

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岩波少年文庫が、今年2020年に開設70周年を迎えました。 それを(勝手に)盛り上げるために、岩波少年文庫の本を70冊読んで紹介するチャレンジを行っています。 完全に個人的な企画…
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記事一覧

「わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話ははじまります」

さて、2022年本棚本の紹介、第1回目をどれにしようかと本棚を見回したときに、たぶん一番古い…

「だが、手紙の内容など、どうでもいい。重要なのは、危険にもかかわらず、勇敢でねば…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #15冊目 トンケ・ドラフト著, 西村由美訳『王への手紙(下)…

「わたしは、手紙を無事に届けることを誓います…… わたしが騎士であるとしたら、騎…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #14冊目   トンケ・ドラフト著、西村由美訳『王への手紙(上…

「うーん、だけどこれはお話さ。」とホーマーはいいました。「それで、話のすじって、…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #13冊目 ロバート・マックロスキー著、石井桃子訳 『ゆかい…

「くるべきものがきた。おれたちは今から戦う。」

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #12冊目 斎藤 惇夫 著 『冒険者たち – ガンバと15ひきの仲…

「それは、これが秘密だというだけのことよ。それでクローディアはちがったひとになっ…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #11冊め E.L.カニグスバーグ著,松永ふみ子訳『クローディ…

ロッキーおろしが吹いている。春がきたのだ。吹雪はもうあきらめて、吹きまくるのをやめてしまったのだ。

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #10冊目 ローラ・インガルス・ワイルダー著, 鈴木哲子訳『長い冬(下)』(岩波少年文庫, 1955, 1985)[1940] 春のおとずれを喜ぶ英米作品を読むとよく不思議に思うのですが、登場人物がやたらと春や夏のおとずれを喜ぶのです。 わたしには、小さい時からこれが不可解でしかたがありませんでした。 春って、そんなに爆発的に嬉しいものだろうか。 夏は、そんなに楽しくてしかたがないだろうか。 イギリスに留学していたとき、この長年の疑問には

この静けさとは、音のないことであり、動きのないことであり、無である。

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #9冊目 ローラ・インガルス・ワイルダー著、鈴木哲子訳『長…

「人間ってものは、借り暮らしやのためにあるのよ ー パンが、バターのためっていうの…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #8冊目 メアリー・ノートン著、林容吉訳『床下の小人たち』…

夜どおし、月の光に照らされてか、あるいはくらやみにつつまれて、目をさましつづけて…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #7冊目 フィリパ・ピアス著, 高杉一郎訳『トムは真夜中の庭…

「出かけていった妖精たちは、そこで映画に出て、おしばいをしたり、ダンスをしたりす…

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #6日目 カレル・チャペック著,中村好夫訳 『長い長いお医…

聞いた話は、つぎからつぎへと、人に聞かせなければなりません。

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #4日目 金素雲編『ネギをうえた人 朝鮮民話選』(岩波少年…

「でも、きみにとっては、星が、ほかの人とはちがったものになるんだ……」

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #3日目 サン=テグジュペリ著, 内藤濯訳『星の王子さま』(…

「おれが希望をつないでいるのは明日や明後日じゃない。ずっと先だよ。」

#岩波少年文庫70冊チャレンジ #2日目 クラウス・コルドン著, 酒井進一訳 『ベルリン1919 ー赤い水兵 下』(岩波少年文庫, 2020)[1984] 『ベルリン1919』の下巻、どうにか読み終わりました。 どうも文章がだらだらしがちなので、ある程度テンプレを決めて書いていこうと思います。 著者についてクラウス・コルドンはベルリン生まれの作家で、ドイツの東西分裂後は東ベルリンで 育ったそうです。貿易商として海外を回ったのち、西ドイツに逃亡しようとして捕まり、最終的