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働きながら3年で税理士試験で官報合格する方法~①戦略編~

こんにちは。R5年の税理士試験で働きながら3年でノーミス官報合格(簿/財→法→消/国)を達成したかつんです。
私の経験をもとに、税理士試験にあたり考えていたことや勉強法を書き残していこうと思います。第1回は戦略編ということで、科目を問わない一般的な話をしていきます。今後は、科目ごとの個別具体的な戦術編と、私自身TAC、大原、独学の3つの方法で合格していますので、予備校選択編の2つを書こうかなと思っているところです。

まず最初にDesclaimerですが、これは私自身が経験した、いわばn=1のたまたまうまくいったサンプルにしかすぎません。あくまで参考としていただき、勉強法に迷うことがあれば、その道のプロである予備校の講師(職員でではなく、毎年多くの受験生の指導をしている講師)に質問をすることを強く推奨します。


1. 税理士試験の性質(私見)

税理士試験攻略の戦略を語るにあたり、その性質を知っておく必要があります。概要についてはこの記事をご覧の皆さんは百も承知だと思いますのであえて書きませんが、その性質について私の個人的な考えを述べます。

(1) 上位10%前後が受かる相対評価の試験
これは私見というより周知の事実ですが、この試験は建前上は60点以上が合格する絶対評価の試験です。一方で年により難易度にばらつきがあるにも関わらず毎年合格率が一定であることから、実質的には相対評価の試験になっています。すなわちその科目の受験者全体のレベルの高低により、合格難易度が変わる試験です(科目選択で詳述)。
上位10%というと難しく思えますが、10%に入る確度の高い方法があります。それは、受験生の50%超が回答できる問題を90~95%(すなわちほぼミスなし)で解けるようにすることです。これは私の肌感覚であると同時に、どの科目の予備校の講師も同じようなことをおっしゃっていたので、ある程度共通するところかなと思います。

(2) 暗記主体の体に刻むことが求められる試験
概ね試験というのは多かれ少なかれ暗記の要素を含むものですが、こと税理士試験においては暗記の要素がかなり強いです。
まず、税法科目による理論暗記、また税法の計算における条文に基づく計算パターンの暗記がその最たるものです。また会計科目ではなぜそのような仕訳を切るのかという理解も重要ですが、特に時間が足りない簿記論においては問題を見た瞬間にパッと仕訳が切れるくらいの瞬発力がないと太刀打ちができず、仕訳の暗記が必要となります。

上記の性質があるので、簡単なところはほぼ完璧に体に刻み込む必要がある試験であると言えます。

2. 科目選択

税理士試験の性質を理解した上で、次に決めるべきは科目戦略です。大きなところでいうと、まずは大学院の税法2科目免除を使うかどうかという問題と、使わず官報を目指す場合にどの税法を選択するかという問題があります。

いずれの選択をするにせよ、まず1年目で簿財の両方をうけることをお勧めします。基本1年目はみなさん簿財あるいはそのどちらか一方を受けることが多いか思います。簿財はいわば試金石であり、1年か2年で両方を揃えられるのであれば、とりあえず官報に挑戦するのが良いと思います。正直なところ、簿財で3年以上かかるのであれば、税法2科目を2年で揃えられる可能性はかなり低いと言わざるを得ないので、大学院にいって2年で2科目免除を勝ち取る方が早いです(学費の問題はありますが)。
ここで、1年目で簿財の両方を受けるのを勧めるという意味は、必ずしも簿財の両方のコースを予備校で受講するという意味ではなく、あくまで本試験を両方受けた方がいいということです。簿財は計算がほぼ内容が同じなので、1年で両方とも受講するのが効率がいいのは確かですが、勉強時間の問題で、両方は難しい方も多いと思います。かくいう私も、1年目は簿記論の講座のみ受講し、記念受験のつもりで財表はTACの模試と本試験の申しこみをしていただけでした。財表の模試の結果が良く、これは理論を詰め込めればいけるなということで直前期に詰め込んだところ、簿財同時合格にありつけました。本試験の1科目追加は1,000円しかかからないので、申し込んで記念受験になったとしても、特に損はしないです。

次に、官報を目指す場合の税法選択ですが短期で楽に合格を目指す場合は、言葉を選ばず言えば、官報狙いの受験生が少なく、受験生のレベルが相対的に低い税法(具体的には消費税と国税徴収法)をお勧めします。まず前提として、院免狙いの受験生よりも、官報狙いの受験生の方が基本的にはレベルが高いと言えます。なぜならば、一つ目に官報狙いの人にはすでに税法を1科目あるいは2科目合格している人が含まれ、税法の戦い方を理解している人が少なからずいるという点、二つ目に官報狙いの中には2年で税法2科目を揃える自信がある猛者が含まれているためです。
税理士試験の性質で述べたように、この試験が相対試験である以上、受験生のレベルは合格難易度に直結します。科目選択にあたりボリュームを気にする方も多いと思いますが、後述の勉強量を確保できる前提では、受験生のレベルをまず考えるのが合格への近道であると思います。
この点で、相続税、事業税、住民税は候補から外れます。これらの科目は官報狙いでしかもリーチの人が受けている印象がありますので、受験生のレベルが高いと考えられるためです。
残りの中でなぜ消費税と国税徴収法かというと、院免狙いあるいは税法初学者の方が受けている印象が強いためです。特に消費税は税法の登竜門的位置づけにありますし、X(旧Twitter)を見ていても簿財消で院免狙いの方が多く、次点で簿財国という印象です。固定資産税も候補ではありますが、なんとなく国税徴収法よりも官報狙いの人が多そうな印象があります。
最後に選択の法人と所得ですが、これは好みで決めればいいのかなと思います。私は日経事業会社からBig4への転職を目指していたので、有利になりそうな法人を選択しました。強いて言えば、所得は国税4法で官報狙いの猛者中の猛者が官報リーチの状態で受けているケースが散見されるので、どちらかと言えば法人の方が受かりやすいかもしれません。

3. 勉強量の確保(年1,000時間)

税理士試験の性質で述べたように、この試験が暗記に偏っている試験である以上、センスでどうなるものでもなく、勉強量を確保することが必要不可欠です。具体的には短期(5年以内)で官報を目指すなら、年間1,000時間は必要ですし、長期的に目指す場合でも最低年間500時間は必要になると思います。
年1,000時間は、8月はほとんど勉強できないので、実質11か月と考えると月に90時間、1週間では20時間ちょっとの計算です。私は平日は6時起きにして朝に2時間+仕事終わりに1時間で3時間×5=15時間勉強し、土日に7時間(平日に15時間できない場合には土日で帳尻合わせ)で22~25時間を目標にやっていました。残業は月40時間くらいでしたが、土日はたまに旅行に行ったり、遊んだりしても週20時間は何とかキープできました(その分平日は仕事か勉強しかできませんが)。育児や介護などで自分の時間を取れない場合を除き、年1,000時間は働きながらでも全然クリアできるラインだと思います。

勉強時間を確保する上でお勧めなのは、アプリに記録して、勉強時間を可視化することです。私の場合は、Studyplusというアプリを使いましたが、何でも大丈夫です。やはり可視化すると自分のさぼりや頑張りが一目瞭然ですし、量を確保しようというモチベが高まります。ダイエットしようと思った時に毎日体重計に乗るのが一番良い方法であるのと同じ理屈です。

4. 勉強の質の確保

まず、勉強の量と質というのはよく議論になりますが、私としては質を考える暇があるなら、つべこべ言わずに1分でも量をこなすのが良いと思っている派です。とはいえ質の悪い勉強をし続けても効果が薄いので、簡単に2点だけ触れておきます。
(1) 睡眠時間・休憩時間を確保する
まず、睡眠時間を削って勉強するのは私はお勧めしません。短期間の睡眠が集中力など体に悪影響を及ぼすことは論文でいくつも報告されています。私自身、少なくとも7時間は寝るようにしていました。税理士試験は長期戦ですので、資本である体は大切にしましょう。
また、集中力の持続時間は個人差があるとは思いますが、私は2時間くらいが限度でしたので、2時間勉強して1時間あるいは30分休憩する(ご飯やゲーム)ようにしていました。休憩の取り方は色々あると思いますが、10分程度休憩だとなかなか休憩した気分にならなかったので、私の場合は30分~1時間にしましたが、この時間は自分と約束してきっちり守ることが何よりも肝要です。
睡眠・休憩時間を確保したとしても、休日であれば10時間勉強することは全然可能です。
(2) 家で勉強する
これは税理士試験特有なのですが、理論暗記の効率を上げるためです。詳しくは後述しますが、私の場合は音読したほうが明らかに覚えやすかったので、好きに声が出せる自宅で勉強するようにしていました。また、家の方が(1)の休憩中に好きなことができるのでいいと思います。ただし誘惑に負けないように自分との約束を守る必要があります。

5. 予備校の選択

詳しくは予備校選択編で詳述しますが、合格実績のあるTACか大原の2択だと思います。この二つの官報占有率を合わせると100%近いですし、基本的にはほかに選択肢はないです(財表か簿記論はどちらかだけ独学という選択肢はあると思いますが、これは例外です)。
他の予備校を選ぶとすれば、考えられるメリットとしては家から近いか、費用が安いということになるのかなと思います。家の近さに関しては通信にすればよい話です。費用に関しては10万円程度を節約できたとしても、受かる確率がわずかでも減ってしまうので、個人的には釣り合わないと感じてしまいます。前提として、大原かTACのカリキュラムをこなして、勉強量の確保ができれば十分合格できます。さらに言うと、受験生の50%超が回答できる問題をほぼノーミスで解けるようにするのが有効な戦略である以上、受験生の多くが受講しているTACか大原を受講して、大多数と同じ内容を学ぶのが理にかなっています。合格第一で考えるのであれば、実績がありかつ大多数が受講する予備校を使うのが最適解だと思います。

6. 予習復習

税理士試験は体に刻むことが重要な試験である以上、授業の復習が何よりも大切です。私は予習はしていませんでしたが、授業の後は次の授業までに、その授業で扱った計算問題は2~3週し、扱った理論の暗記をしていました。ここは仕事が忙しくても食らいつくことが大事です。

7. 理論暗記

税理士試験において最も特徴的なのは理論暗記(特に税法)です。基本的にはどの科目でも予備校の理論集の丸暗記(必ずしもすべてではないですが)が求められます。一方で、見開き1ページかそれ以上(しかも中身は難解な税法用語)の文章を数十個暗記するなんて経験をしたことがる人は、おそらく受験生のなかにもほとんどいないでしょう。私も、単語や年号、百人一首、日本国憲法前文くらいがせいぜいで、長い文章の暗記経験はありませんでした。財表の理論は、用語と、会計基準の中身を理解していれば作文で対応できるので、何とかなりますが、税法はそうはいきません。
それだけに、初めての税法を受けるときには、まず自分にあった暗記方法を確立するのが重要です。私もブログやYoutubeを漁って、色々な方法を試しました。以下に私が辿り着いた方法を紹介します。

私の場合は、質の確保でも述べましたが、音読するのが一番記憶に残りました。座って黙読しているとなんだか眠くなってしまい集中できず、書くのは時間がかかってしまいます。自分で録音したものを聞く方法も試してみましたが、あまり効果は感じられませんでした(移動時間で聞くのはあり)。やはり音読すると、耳にも入ってくるので覚えやすいです。私の場合は、家の中をうろうろしながら音読していました。
具体的には、講義のスケジュールに合わせて、1週間単位で暗記をしていきます。科目にもよりますが、1週間の間に授業で扱う理論の題数は1~3題程度だと思います。ポイントしては、1日で全て覚えようとしないことです。1日で暗記しようとするとかなり(数時間?)かかりますし、翌日には忘れてしまいます。一方で1週間で徐々に覚えていく以下の方法では、忘れること前提で、毎日徐々に覚えては忘れることを繰り返すことで、1週間である程度暗記することができます。

まず1日目(授業のあった日あるいは翌日)には、だいたい1行ずつ(句読点や接続詞で区切られている単位ごと)数回音読します。例えば消費税の課税の対象の理論では、「国内において事業者が行った資産の譲渡等(特定資産の譲渡等を除く)」を数回音読し、さらにその次の文章の残りの分を同様に区切って、数回ずつ音読します。一文全てが終わったら、一文の全体を数回音読します。これをそのお題のすべての文章に対して行います。何回ずつ音読するかよりますが、見開き1ページの理論であれば30分~1時間くらいかかります。ほかの理論も授業で扱ったのであれば、その理論についても同様に音読して1日目は終了です。
2日目と3日目も1日目と同じことを繰り返します。ただ、少しずつ文章に慣れてきて、覚えていくので徐々に音速のスピードが上がっていきます。

4日目になると、少し記憶に残るようになってきますので、ポストカードで文章を隠して、音読できるかチェックします。まだこの時点では何となく文章は出てくるけど暗記にはほど遠いので、隠して音読というのは難しいと思います。まずはいったん隠してチェック、できなければ見ながら数回音読した後にまた隠して音読できるかチェックし、できなければみながら音読するのをできるようになるまで繰り返し、暗唱できれば次の文章に進み、これをすべての理論に対して行います。
5~7日目もやることは4日目と一緒です。ここまでやれば、7日目には隠してもある程度音読できるようになっているのではないかと思います。逆に言えば、そうなっていないのであれば、文章を音読する回数を増やす必要があります。ただ、1題目の理論はやはり慣れていないので、10日くらいはかかっても仕方ないかと思います。

この1週間のサイクルを回した後、また新たな理論を授業で扱っていると思うので、その新理論について同じことをやっていきます。この際に、前週やった理論の復習ができれば完璧ですが、なかなかそんな時間は取れないと思うので、1週前の理論の復習(隠しながら音読)はしなくても大丈夫です。かくいう私も復習はほとんどできていませんでした。ただ大原もTACも月に1回程度、確認テストがあると思いますが、その際に範囲になっている理論は復習したほうが良いです。
答練期に入るまでは、上記の学習で大丈夫かと思います。なので、1理論につき、講義の後の1週間と、その理論が確認テストの範囲になっている週に復習だけやる形です。あとは、年末年始や講義が休みの週に覚えた理論の復習(というよりもほとんど忘れているので、覚えなおし)をしていけばGoodです。答練期までにこうやって1回覚えていおくと、すぐに忘れてはしまうものの、答練期で覚えなおす時間がかなり短くなり、1日でこなせる理論が増えていきます。

最後に答練期(だいたい4月か5月~)の理論暗記についてお話します。ここでも覚えては忘れて、また覚えなおす作業の繰り返しです。繰り返すことで記憶が強固なものになります。6月くらいまでの答練では、毎回理論の範囲が示されると思うので、素直に範囲の分を覚えなおせばOKです。余裕があれば翌週の範囲のものも覚えなおせるとなおよいです。
答練の出題範囲がなくなり、全範囲になるタイミング(7月くらい?)からは、A、Bランクのものから一つ一つ、覚えなおして行きました。1週間で10~20題くらいこなして、次の週にまた10~20題というイメージです。ここまでくると覚えやすい理論はほとんど忘れておらず、覚えなおしの期間がかなり短くなってきているはずですし、繰り返すほどにこなせる数がどんどん増えていきます。試験までにA、Bランクはほぼ完璧仕上げ、Cランクはそこそこ書けるようになっていれば、大方の科目では十分戦えるはずです。

ここで注意したいのが、直前期になるとX(旧Twitter)のTLに、1日で全理論を何周したといった受験生のポストであふれかえりますが、このての投稿は一切気にする必要はありませんし、自分が1日で1周できていないからといって全く焦る必要はありません。なぜならば、そもそもきちんと覚えていない理論をやみくもに音読して1日に数回まわしたところで、結局覚えられないからです。私はあくまでも、1週間というスパンで覚えては忘れることを繰り返す方が覚えやすいと思います。上記の勉強法でも、7月後半になってくると、数日で全理論を覚えなおすことができるようになってくると思いますが、それ十分です。ここまでくれば本試験でほとんどべた書きはできるはずです。さらに突き詰めていくと、全理論を回すのが3日になり、2日になり、1日になっていくのだと思いますが、そこまでやるなら計算の凡ミスをなくす方が費用対効果が高いと思われますので、時間が余ればやるということでよいでしょう。税理士試験はあくまで上位10%に入ればよいのであり、上位1%の猛者と正面から戦う必要はどこにもありません。

8. 直前期-答練との向き合い方

答練といえば、何回復習するか問題が永遠のテーマですが、私の結論としては、解きなおしの際に、受験生の正答率が50%超の問題に関してはミスなくできるようになるまで、それ以外についても時間があればほとんど解ける(絶対無理な設問除く)ようになるまで、繰り返し解くのが良いと思います。なので、回数はひとそれぞれですが、解きなおしに4回、5回かかるようであれば、基礎の復習が必要かもしれません。
また、答練でしてしまったミスは、ルーズリーフか何かにメモをしておくのがお勧めです。ミスノートといって、細かくミスした内容を書く人もいますが、私は1文(例えば、交際費の損金不算入の計算で控除対象外消費税を考慮し忘れた、中間納付額は問題文から転記するだけなのに、時間がなくて書けなかった等)で残しておき、あとはミスした回数を正の字で書けば十分と思っています。このミスノートの目的は、ミスを書き溜めて置き、答練を受ける前に毎回見直すことで、意識してミスを減らすことにあります。あまり細かく書きすぎるとパッと見て確認できないので、私はお勧めしません。そもそもミスではなく、理解不足の場合には、ここには記載せずに、トレーニングの解きなおしをしていました。誰もが解ける箇所でのミスは致命傷になりうるので、うまく活用してミスを減らしましょう。

9. 本試験の自己採点

こちらは本試験後の話ですが、働きながら短期合格を目指すのであれば、自己採点は必須です。働きながらだとただでさえ時間がないのに、自己採点せずにもやもやして9~11月を無為に過ごすと、それだけで一気に合格から遠ざかってしまいます。本試験当日か翌日には必ず回答の復元をして、週末ごろに発表される予備校の解答速報で自己採点をしましょう。これだけやっておけば、8月はいくら遊んでも大丈夫です。ボーダーと比較して、必要なら予備校の先生に相談して、9月の開校と同時に気持ちを切り替えて勉強を再開することが大事です。

10. 終わりに

以上が各科目にある程度共通する、私なりの戦略です。何かご参考になるところがあれば嬉しいです。次回は戦術編と題して、受験した各科目ごとの特徴や、勉強時間(授業、理論、計算の内訳含む)について書いていきます。

余談ですが、写真は4年までにキルギス・タジキスタンに旅行に行った時に撮った、アフガニスタンの山々です。ご興味があるかたは以下の旅行記をご参照いただければと思います。
https://draft-wind.hatenablog.com/entry/2019/10/19/204720


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