見出し画像

1:【出会った頃】不倫なんてするつもりじゃなかった

年末に離れたわたしとキョウ(仮名)。

出会ったのは、去年の1月頃。わたしの働いている場所に、キョウが仕事でよく来てたのが始まり。

わたしは最初、覚えなきゃいけない事だらけで、キョウの事も、全然どんな出会いだったか覚えてない。

でもキョウの方は違ったらしく、一目見たときから、自分のタイプだと思い、ずっと仲良くなりたかったらしい。(後日談)

今のわたしからしたら、
「妻子持ちのくせに、何が仲良くなりたい、やねん」
って感じですけどね(苦笑)

さて。一週間に一回顔を合わすか合わさないかだった私たち。
距離が縮まるキッカケを作ったのは、意外にも私だった。

三週間くらい、キョウの姿を見なかったから、久々に見たときについ声かけちゃったんですよね。

『最近姿見ないから、辞めちゃったのかと思った』
って。

それが相当嬉しかったらしく、

『辞めるなら言いますよー。』
『え、でも言うも何も連絡先お互い知らないし!(笑)交換しときます?(笑)』

って流れで、結果、私から連絡先を交換する事になったのだ。

そのときに、多分ちゃんとお互いのことを話したの初めてだったんじゃないかな。

『同い歳!』
『ほんとだ!結婚してるの?』
『俺はしてる。子供も二人いる。そっちは?』
『そうなんだー、私は未婚だよ』

そんな会話をしたのは覚えてる。

既婚者だから、まあ、普通に仲良くするだけ。

気が合えば、もしあっちがタイミングとか大丈夫ならメールとかでたまに話せたら、それはそれで楽しいだろうし、なんなら、ご飯とか一度くらい行っても良いかも。

うん、あくまで、友達として。

そう、友達として。

そのはずだった。


もともと、どっちかというとアプローチを受けやすい私。
別にわざわざ既婚者に手を出す...って言ったら言い方が悪いけれど、
独身で遊べる人とか、探せばたくさんいたし。

不倫なんて、興味がない...というか、自分には関係ないって本当に思っていた。

今なら、このときの私に声をかけて注意したい。

「既婚者だからね。奥さんだけじゃなくて、子供も二人もいるからね。
それを絶対に忘れたらダメ。
あくまで仲良い友達として、ライトな感じで向き合えるならいいけど、
絶対に本気になったり、欲しがったりしたらダメだよ。
自分の心身に本当によくないから」

でも、このときは、そこまで好きでもなかったし、
軽く考えてたんだよなあ...。


その日から、ライン交換が始まった。

一応向こうは家庭があるわけだから、ラインをしていい時間帯、ダメな時間帯とかあるのか聞いてみたんだけど、

『いつでも大丈夫だよ!』

という言葉をもらい、ここから私も、それを信用して昼夜問わずラインしてたっけ...(後々、iPhoneにロックすらかけてない事を知って驚愕するはめになる...)


もともと性格が合うのかなんなのか、ラインのやりとりは楽しかった。

私も、息抜きのような感じでいろいろ自分の事話したし、

明らかに向こうは私の事を好き好きビームだしてきてるし、

まあ、こんな言い方はあれだけど、気分はよかった。

面白いし、話しも合うし、私に興味持ってくれるし。

普通にしばらく、ラインのやりとりが続く日々。

そして、うちの職場に来るときには、こっそり差し入れとか持ってきてくれたりして。

楽しかったし、純粋に嬉しかった。


『今度、XX日に晩御飯行かない?』

誘ってきたのは向こう。

普通にファミレス指定だったし、その日は私も他に予定がなかったからOKして...。

もしあの日、ご飯に行ってなかったら、今頃どうなってただろう??



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?