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幼児期のイマージョン教育のリスク

*2015年に書いた記事を2020年にリライトしています。

今、6歳の長男は、英語イマージョン教育をする小学校のプレスクールに週に2度、合計3時間通っています。

一方3歳の次男は、英語イマージョン教育の幼稚園に毎日、9時から2時半まで通っています。

群馬に移住を決めてから二人の幼稚園を決めるまで、1か月しかありませんでした。焦りながらいくつもの園をまわり、なかなか「良さそう」と思う園との出会いがなく困り果てていたときに見学した幼稚園にちょうどイマージョンクラスが年少に1クラスだけあることを知りました。

園長先生からの強いすすめもあり、これもご縁かなあと軽い気持ちで決めてしまいましたが、いざ始まってみるといろいろ思うところはあります。

恐竜にハマっている次男が家で遊びながら、
「これがティラノサウルスのベビーで、今アングリー(怒っている)なの」と言っているのを聞いて、「あ、このままただ幼稚園におまかせではまずいな」と思いました。

家庭で、彼の日本語教育をいかに大切にしていくか、きちんと考えないとまずいなと思っています。

外資系企業でいろいろな国籍の人たちと働いてきた経験と、いろいろな教育現場を見てきて思うのですが、結局英語は意思疎通のツールでしかなく、それ以上でもそれ以下でもないんですよね。

持っていると便利な道具。それだけだなあと思います。

日本語のほかに危機感を持っていかないといけないなと感じているのは思考力の基礎をいかにつけてあげられるかという点。ここがイマージョン教育の最大の壁だと思います。

日本語で考える力が養われていない幼児期にイマージョン教育を始めるなら、子どもの年齢が早ければ早いほど、家庭でしっかりそこを補充すべきだと思います。

うちは、とにかく日本語での読み聞かせを徹底することにしています。
最低でも一日3冊~5冊。

社会人時代、日本語も英語も中途半端なスタッフがぶつかる壁をそばで見てきたからこそ、手放しでイマージョンバンザイ、英語教育バンザイ、と言い切れないところですが、だからこそ、気をつけるべき点は理解しているつもりです。

自分で考える力。そしてそれを表現する力。伝える力。
家で親ができること、考えていきたいなと思います。

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