阿蘇とフィンランドの教育の共通点?

(2015年に書いた記事です)

先週末、阿蘇に移住した友人が上京した際に久々のランチ。そこで彼が言った言葉が印象的だった。

「「きのくに子どもの村学園」も見に行って、素晴らしい学校だと思った。でも、阿蘇に住んで阿蘇の普通の学校に通えば、もうそれだけで毎日プロジェクトの実践なんだ。それで十分。」

効けば阿蘇の学校もひとクラス10人から20人。

先生の目が十分届く人数。

フィンランドも確かひとクラスがこれくらいの人数で、それが学力の高さに影響しているとフィンランド帰りの友人が言っていたことがある。

(2020年追記:フィンランドをはじめ北欧諸国の世界における学力ランキングについてはその後いろいろ変化がありましたね。フィンランドの教育と日本の教育の比較記事など当時はたくさんあり、わが家でも結構まじめに情報収集をしました。ちょっと抜粋してみます。)

「日本の子どもは、思考が受動的ではないか、ということである。
つまり、情報を受け取るだけで、それを元に考え、自分の考えを論理的に組み立てられないことが見て取れる。
このことは、大学においても顕著になっている。<中略>
大学で教えていて感じることに、生徒の側が面白くないマニュアル的な授業を求めていることがある。
つまり、考えることは面倒だから、やり方だけ教えてほしいという学生が増えている。
日本の教育は詰め込み教育とよく批判されるけれど、学生に考えさせる授業をすると、逆に不評を買い、受講生が激減する。通説と実態は違う。」

結局、学校に「正解」などないのだと思います。

教育に、「正解」はない。

よく考えれば当たり前のこと。

子どもが100人いれば、その子ども一人一人の強みも違う。学ぶ姿勢も違えば好きなことも違う。

だから親は、子どもをよく観察して、自分の子どもが何が好きで、何を喜びとして、どんな強みを持っているかを把握することからスタートするのがいいのだと思います。

それが親の醍醐味で、親となった面白さ、なのだと思います。

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