独学・国内MBA受験記録
そうだ、修士取ろう。
こんにちは、お久しぶりです。
中国から帰国後、HSKやTOEICなど語学面ではぼちぼち勉強してきましたが、今年新たな挑戦をし、来春よりMBA取得のためにビジネススクールに通うことにしました。
このnoteでは、受験対策の全体像を自分の記録としてまとめました。
受験のきっかけ
1番の理由は
(色々な理由で)修士が欲しかったから。
※色々な理由は本当にしょうもないので割愛。
社会人になってこの方(なんちゃって)マーケティング部門にいたので、自分の仕事に役立つ修士ってなんだろうって考えた時に真っ先にMBAが浮かびました。
その上でなぜMBAを取るかを突き詰めて考えたときに、自分の中できちんと腹落ちできたのでMBAを目指し始めました。
志望校選び
受験するにあたり、まずはどの大学が講座を開いているのか調べました。
アガルートさんの以下記事が参考になりました。
(ここでMBA受験の予備校があることを初めて知る)
志望校は以下の項目を軸に検討しました。
・対面授業である
・大学を母体とするビジネススクールである
・修士論文を書く
・アカデミックと実践のバランスがいい
中国に留学した際、コロナの関係で半期ずつオフラインとオンラインでの授業を体験し、オフラインの方が得られるものが多いと感じたため、対面授業の学校を選びました。
また、学位を取る実感を得たいと思っていたことから、大学についているスクール(いわゆる経営学研究科)に通い修士論文を書きたいというのを外せない条件にしていました。
上記の条件で比較検討して、最終的に東京都立大学・一橋大学、早稲田大学を受験しました。
受験対策
まずタイトルにもある通り、予備校には行っていません。オール独学で、6月から経営学、研究計画書、筆記対策、面接対策に分けて勉強しました。
ちなみに勉強始めた時のスペックは以下の通り
・マーケティングのフレームワークは一通り知っている
・経営学の知識はゼロ
・会計の知識ももちろんゼロ
・大学の専攻分野も経営学とは程遠い
①経営学の知識(6月〜10月)
MBA受験本などを参考に書籍を数冊購入し、自分が経営学に本当に興味があるかを確認してからスタートしました。(ここで心折れたら受験をしないつもりでいた)
参考書の選択はGeneさんの以下noteも大変参考にさせていただきました。3ヶ月で全校合格はマジで凄すぎます。私のnoteより100倍まとまってるので皆さんも読んでください。
中でもおすすめの書籍
・世界標準の経営理論
上司が読んでて書名を調べて適当に買ったらめちゃくちゃ受験に使えました。800ページの超大作。辞書かよって厚みですがスラスラ読めます。有名な理論を試験で求められるいい感じのレベルでインプットできるので3回くらい読みました。
・Essentials of MBA
Geneさんのnoteを見て買いました(ちょろ)。マーケティング以外何が何だかさっぱりという私にはとてもすっきりまとまった良書でした。アカウンティングとかはからっきしダメなので、入学したらこれをやるのね…という覚悟もできました。笑
②研究計画書(7月〜9月)
元がやや不純な動機からスタートしたので、以下ポイントを整理するところにかなり時間を割きました。
・キャリアの棚卸し(大学以降)
・アピールできそうなポイント
・経営学を学ぶ理由
・MBAでなければいけない理由
また、研究計画書用の参考書を使って対策するのがおすすめです。
私は以下参考書を購入しました。
自分の言葉で書くのが1番大事ですが、そもそも計画書など書いたことがなかったので、まずは書く前に合格者の研究計画を研究するところからスタートしました。
型をなんとなく頭に入れてからは、とにかく書いてはMBAや経営学の知識を持っている人に見せてアドバイスをもらい書き直しました。色々な年齢・職種の方に見せると多角的な視点で見てもらえてよかったです。
③筆記試験(8月〜10月)
筆記試験は学校によって対策方法が全く異なるので、まずは過去問を確認することを強くお勧めします。
以下簡単な傾向と所感です。
・東京都立大学
経営戦略、経営組織、マーケティング、会計学、データサイエンス、数学の6分野から一つを選択し回答します。理論を説明し意見を述べる必要があるなど、かなり知識が問われる試験内容でした。
・一橋大学
数ページの問題文を読み、200〜300字程度の問い(4〜5問程度)に回答します。私の受験した2023年度秋入試では、経営学の知識は一切問われず、大学受験の小論文を思い出しました。こちらは経営学の知識というよりは、小論文の参考書を使って勉強をした方が効果がありそう。
・早稲田大学
2ページ程度の問題文を読み、500〜600字程度の問い(2〜3問)に回答します。こちらは経営学の知識はあったに越したことはないです。
経営学の基礎を学びつつ、小論文の練習をするのがいいかと思います。
全体としては「問いで聞かれていることに正確に答える」のが当たり前だけど1番大事です。
メモ用紙が配られるので、問題を見たらどういう回答をすればいいか(要約なのか主張が必要なのか)をまずメモで整理して回答に臨むといいかもしれません。
④面接対策
一橋と早稲田は筆記で受かるか半信半疑だったので、受かるまでは研究計画書をひたすら見直していました。一次試験合格後は、何が聞かれるか想定問答を20個くらい挙げて、それぞれ30秒くらいで回答できるように準備しました。
また、準備しても当日は緊張して思うように答えられないことも考え、想定問答の他に回答の軸をひとつ決めて、何を聞かれても最終的な帰結は同じになるように準備しました。
受験結果と感想
最後に、結果とその考察および受験を通しての全体の感想を簡単にまとめます。
・東京都立大学→不合格
・一橋大学→合格
・早稲田大学→合格
最終的に2校から合格をいただき、一橋大学大学院に進学することにしました。
都立大は受験を決めてから研究計画の提出まで1ヶ月半しかなく、経営学系の知識ゼロの私は単純に準備が間に合いませんでした。面接で研究計画について鬼のように突っ込まれ、負けを確信しました。笑
その後、都立大での指摘事項と反省を踏まえて大急ぎで研究計画を一部修正し、一橋と早稲田の受験に臨みました。修正の結果、自分の目的意識がより明確に伝わりやすくなったのか、残りの2校の面接では研究計画に対する質問はありませんでした。
全体的に準備期間が短めだったことから、最後まで合格できるか不安でしたが、やる気を買っていただけたのかなと思っています。
全体的な感想(と称した本音)
・独学でやるなら短期集中(集中力が死ぬ)
・第一志望は一発目にするな(緊張して死ぬ)
・自分に合った大学を選ぶべし(倍率よりももっと大事なことがある)
・とにかく等身大(背伸びは見抜かれる)
・とにかくやる気を見せる(それしか見せられるものがなかったとも言う)
以上がMBA受験の全体まとめです。
志望校別にやったことも書こうとしたのですがあまりに赤裸々すぎるので機会があれば別noteにしようと思います。
合格はゴールではなく、スタートラインだと思いますので、これから精進して勉学に励みます。
読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
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