【干支水滴 卯】の道行#10「ウサギのゴール」

こんにちは。上出惠悟＠コロナ療養中です。

最近有り難いことに、活動について褒められることが多い気がしています。もちろん褒められるのはとても嬉しいことですので、まだ私を褒めていない人はどんどん褒めてください。またもう褒めたよという方は何度でも受け付けております。なんて。しかし、活動が評価されるのは幸せこの上ありませんが、この現象の中には「よいしょ」も含むと怪しんでいます。

お世辞と判っていてもつい喜んでしまうということもあります。例えば「上出さん、東京芸大なんですね、凄いですね〜」などと言われて、「ぜ、全然凄くないですよ〜」と否定しながらも、顔がちょっと緩んでしまうこと。どうだ芸大だ、凄いだろう、なんて今更思っていませんし、学歴とは殆ど無縁の世界に生きて来ました。なのに、辛い受験生活が報われた瞬間を思い出すのか、最高学府だぞって思ってしまうのか、他に自信がないのか、褒められるとにやっとしてしまうのです。柴田も以前同じことを言っていました（巻き込み）。卒業から20年近く経とうというのに誠に虚しく、恥ずかしいことです。「東京芸大卒」よりも「今、上出長右衛門窯」の方がきっと万倍凄いのだと自身の心に刻んで、早いところ次に進みたいと改めて思います。というかもう疾っくに進んでいる筈です。