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【あるお皿】の道行#4「来るぞ来るぞ」

こんにちは。上出惠悟です。

今日も太陽は容赦なく、私たちを暑く苦しくさせています。今日で7月も終わり、明日から夏本番というところですが、北陸ではまだ梅雨明けの発表がありません。山形や秋田では記録的な大雨で甚大な被害が出ているとのことですが、皆様はご無事でお過ごしでしょうか。

noteを書くのは少し久しぶりです。その間、何をしていたかと言えば、絵を描いていました。6月1日より母校である東京藝術大学内にある藝大アートプラザで「IZURA」と題した油画の個展を、そして7日より京都・東福寺の塔頭である光明院で「WINDOWS」と題した水墨画の個展を開催していました。趣旨の異なる2つの個展を同時期に行うというのは、これまでに経験のない大変なことでした。

「IZURA」キャンバス、油絵
「六角堂」和紙、墨

個展のことはまた別の機会に書いてみたいと思いますが、2箇所で行われたトークイベントの動画がそれぞれアーカイブされていますので、宜しければご覧ください(全部見ると大変なので適当に飛ばしつつ)。会場に足を運んで下さった皆様、誠にありがとうございました。

  • セバスチャン高木×上出惠悟@藝大アートプラザ

  • 桑原茂一(FREEDOM DICTIONARY)×藤田慶水(光明院住職)×八木隆裕(開化堂)×上出惠悟@光明院

さて、2つの個展を抱えて呻吟していた私の代打として山崎が綴ってくれた【第17回窯まつり】の道行は如何でしたでしょうか。少し前から道行執筆にも強い意欲を見せていた山崎でしたので、楽しみながら自身の思いをお届けできたのではないかと思っています。長右衛門窯には彼女と同じ暖かい心を持った人間ばかりで、辿々しく過怠ばかりの私の歩みに付き従ってくれること、また時に先導してくれることを幸せと感じています。

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