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映画「捨てがたき人々」

ここ2週間ほど、時間が出来れば映画を見ています。
せっかくですので、感想などを記録しておきます。

3本目は、「捨てがたき人々」。
大森南朋が不細工な男を演じています。
「自分みたいなもんを」と自身を貶めた表現をするのですが、大森南朋ですもの。
まあカッコ良いですよね。

主人公の男、不細工でとんでもないクズ男なのですよ。

それなのに、「人はなぜ生まれてくるのか、なんのために生きるのか、そしてなぜ死ぬのか。」って苦悩してるんですよね。

全く意味不明です。

自分は妻以外の女性にうつつを抜かしているくせに、妻の不貞行為を疑い「嘘でもいいから愛してるといってくれ」と妻を追い詰めるのですよ。

勿論、妻は「あいしちゅうよ」と答えるのですが、息子に言う「愛してる」とは違ったものであり、深く傷ついている様子なのですが、全く同情できません。

とはいえ、苦悩しながら生きる意義や愛や幸せを見つけ出そうともがく姿に心打たれます。

R15+と大人用の物語となっておりますよ。

女優の三輪ひとみさんがかなりこの映画の役にかけている様子がうかがえます。

この作品をかなり引きずってそうだなあというくらいの気迫を感じます。

実は私もこの映画を見て、メンタルがくっと落ちました(笑)。

総合評価:⭐️⭐️⭐️⭐️

Amazonより

内容紹介
なにゆえわたしは、この世に生を受けたのでしょうか・・・
苦しんで、喘いで、それでも生きていくー。鬼才・ジョージ秋山原作、人間の欲と深い業を描く問題作。
【ストーリー】金も仕事もなく、不細工で怠け者の男・狸穴勇介(大森南朋)。生きる事に飽きてしまった彼の足が最後に向かったのは生まれ故郷の港町だった。この町で両親は幼い勇介を捨て、孤独になったのだ。故郷で勇介を知るものはなく、目つきの悪い彼について誰もが怪訝そうな表情で見ていた。そんななか、ただ1人だけ笑顔で接してくれた顔に痣のある女・岡辺京子(三輪ひとみ)と出会う。京子は痣がコンプレックスで、恋愛を諦めていた。“生きている証"を快楽(セックス)に求める勇介は、彼女に興味を示す。そして、その欲望を京子に求め、強姦まがいに関係をもってしまう。なし崩しに同棲し、やがてお互いを認める事無なく“家族"を作ることになった二人は、それぞれ生きていることの“幸せ"とは何かを考えるのだった・・・
【キャスト】大森南朋、三輪ひとみ、内田慈、滝藤賢一、美保純、田口トモロヲ

捨てがたき人々2014年

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