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自分のペットに保護犬を選択すること

私は、保護犬のボランティアをしている。

特に資格のない私は、掃除や犬の散歩が主であるが

とても楽しく通っている

もう、一年と9か月も続いている。

やっていておもうことが

本当にたくさんの保護犬がつぎからつぎへと

湧き出てくるように存在して

レスキューしてもしても

また増えることだ。

そして、保護犬でレスキューされた犬たちを

みていると

本当に、ペットブームの闇を垣間見る。

繁殖犬として、ぼろぼろになるまで

ただ無茶なお産を繰り返された犬、

足が不自由な犬

指が欠損してしまった犬もいた。

他に、

全身にアトピーのような皮膚炎をおこしていたり

脳に障害を負った犬もいた。

要は、商品として価値のない犬が

(あえてひどい言葉を使うと)

商品として価値のある犬(小さいとか 若いとか 美形であるなど)

の後ろには

たくさん存在していて

闇に葬られるまえに

レスキューされて

保護団体にきているということだ。

それ以外の理由もある。

多頭飼い崩壊や

お店でかったけれども

うるさい、散歩がめんどう、

引っ越すから飼えなくなったなど

様々な理由で保健所に

持ち込まれるケースも多い。

レスキューされた最初は、毛も伸び放題で

爪も伸びていて、ひどい状況のわんこでも

保護団体の方の手厚いケアのおかげで

どんな犬もみちがえるように

可愛く清潔に整えられ

愛情を与えてもらって、

人にたいする信頼感をもつようになり

なつっこい犬に変身していく。


私は趣味でめだかをたくさん飼っていたため

知り合いには、売ればいいのにと

いわれたけれど

もしも、売れるようなきれいなめだかを

つくりたければ

売れない、狙った色の出なかったり

奇形だったり、形が小さかったり

いびつなめだかを大量に産み出すことになり

その売れないめだかを

捨てないで

いのちをまっとうさせるには

たくさんのめだか水槽が必要になり

その分の水や場所、えさなど

たくさんの労力や場所や時間を要することになるから

私はやらなかった。

でも、コロナ過のペットブームの影で

たくさんの商品にならない命や

商品を産み出すだけのために

残酷な環境で暮らしている犬や猫がたくさんいる

なかには、良いブリーダーさんも

いるので

ひとくくりにはしたくないが

やはり、お店にコンスタントに

可愛い小さい犬を陳列しようとすると

どうしても無理がでることは否めない。



保護施設にいて

その一匹一匹と接していて思うことがある

それは、一つのいのちだということに

なんの変りもないことだ。

どんな障害をおっていても

多少、スタンダートといわれる美形から

はずれていても

その犬は、なんの気にすることもなく

ただその命をまっとうしている。

足が不自由なことを きにしているのは

人間だけであって

歩けていたら犬は

うれしそうにいつものように

散歩する。

歩きつかれたら、ちゃんと甘えてたちどまり

だっこを要求する。ただそれだけだ。

お店に売っている子が丈夫という保証もない

小さいから、若いから

病気が隠れているだけということも

十分ありえるので

実際飼ってみないと

保護犬だろうが

100万円だして犬を買おうが

病気も寿命もわかりはしない。

見栄えのよい犬を飼いたいという人がいて

ペットショップにいき

犬を飼う人がいても、個人の自由なので

なにもいえないが

もし、ひとつのいのちと併走して生きたいと

願いがあるならば

保護犬も視野にいれてほしい。

売っている犬と

なんらかわりない

ただひとつのいのちであることには

保護犬も。




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