《どこで》より《どう》暮らすか
先日夫の運転で、ふらっとドライブに出かけた。特に目的はなく、買い物に行くついでぐらいのノリだ。
車で1時間かからないくらいの距離だけど、頻繁に行くことのない街だった。多分中心地であろう場所にある商業施設を一回りし、少しだけ外を散歩した。
知らない街を歩くのは新鮮だ。そしてそういう時は大体、自分が住んでいる場所よりずっと良く見えてくる。
地元のことは知ったつもりになっていて、散策することはしない。本当は、まだ見ぬ魅力があるのだと思う。外に出ると、中を見直さなきゃな、という気持ちになる。
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地元は(県全体としても)田舎だ。スタバやセブンイレブンの1号店ができた時、長蛇の列になったことがその象徴にも思えた。田舎といってもいろいろなので、一括りにはできないのだけど。コンビニやスーパーまで車で時間がかかる地域と比べるなら、地元だって一応栄えていることになるのかもしれない。
ただ、車がないと不便だし、電車の本数も多くない。飛行機は国内・国際線ともに限定的で、後者は曜日すら限られる。いわゆる都会に行くのには時間とお金がかかる。
実際、それでも日常生活は問題ない。細かく言えば、店舗がないせい買えない商品があったり、放送局の関係で見られない番組があったりする。ただこれは、今やネットが解決してくれる。ふとした時に「都会に住んでいれば(近ければ)な~」と思うこともはあっても、普通に暮らす分には不自由はない。
それなのに満たされないと感じるのは、都会が持つ華やかさや輝きに憧れるから?ないものを求めてしまうから?その華やかさや輝きの正体とは?とも思うけど。
ただ感じるのは、どの場所で暮らしても自分自身は変わらないんじゃないかな~ということ。どこにいても、結局自分が好きなものやこと、大切したいものやことは同じで。だったら、この田舎でも満足する方法はきっとたくさんあるはず。
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まだ知らない街を訪れたり、地元の良いところを見つめ直したり。これからもいろいろなもの・こと・人に出会いたいな~と思う今日この頃。
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