子育ての指針
「ぜんぶ平均点を目指すんじゃなくて、本人の好きや得意を伸ばしてあげる」
先日保育園の先生とのやりとりで出てきた言葉が私の子育ての大きな指針になった。
3歳娘はどうやら発達ゆっくりさんのようで、言葉の遅れや自由でマイペース、初めての場所やわからないことが苦手で慣れるまで少し時間がかかる……などちょっとした特性がある。
今月3歳半健診があり、とうとう療育を勧められた。
もともと言葉の遅れは指摘されていて、STさんのところへ通い始めてだいぶ言葉が増えてきたように感じていた矢先の出来事だったので、正直少し気分が落ち込んだ。
私が毎日見ている娘は日々色んなことができるようになっていて成長を肌で感じているのにまだ足りないのか……と。
しかし勧めてもらったからには行ってみようと思うし、娘がもっと生きやすくなるならそれがいちばん、と気持ちに折り合いをつけた。
療育を申し込むにあたって保育園での様子を聞いておいてほしいと言われていたので、担任の先生に相談すると面談の時間を作ってもらえた。
何となく私ひとりで行こうかな……と思っていたけれど、偶然夫の仕事が休みで一緒に行くと言うのでそうすることにした。
当日は担任の先生、入園したときから娘のことを見てくれている先生、今のクラスの主任の先生の3人が来てくださって、娘のことをさまざまな角度から考えて話し合って、すごく有意義な時間になった。
忙しいなか時間を作ってくださった先生方には本当に感謝してもしきれない。
そしてひとりで来なくて良かったな、と心底思った。
私と夫はなにかと真逆なタイプなので、伝聞ではなく、夫の感覚で受け取ってくれたほうが方向性が広がるはず。
……というのも主任の先生が
「ご両親が真逆のタイプだからこそ色んな方向性があって娘ちゃんが育つのに良い環境だと思う」
と言ってくれたから思ったのだけれど。
娘の通う園の先生はいつも良いところを見つけて全肯定してくれるので本当にありがたい。
ちなみにこの主任の先生、独自の感覚が鋭くて、目の付け所が人と違うというか、なんだかすごい方で、若干見透かされてる感まである(笑)
単純に背が高いから視野が広いのかしら、と思ったりもしたけれど、きっと見えている世界が違うんだろうなぁ。
話が逸れたけれど、その面談の中で出た言葉が最初に書いた
「ぜんぶ平均点を目指すんじゃなくて、本人の好きや得意を伸ばしてあげる」
この言葉が本当にしっくりきて、腑に落ちた。
まさに私の目指す子育てはこれだ!と明確な軸になった。
私自身も得意と不得意がかなりハッキリしているほうで学生時代にずいぶん苦労したので、私にとっても救われるような言葉だったのかもしれない。
もちろん娘はまだ小さいから色んな挑戦をして自分に合うものを見つけてほしいし、そのサポートは全力でしていきたいと思う。
食わず嫌いになったり、変な先入観をもつことがないように私も気をつけなければ……!
子育てという正解のない長い旅の中で、今、こんな風に指針となる言葉に出会えたことが本当に幸せですごく運が良い。
私ひとりにできることは限られているので、困ったときはその道のプロや話のわかる人に相談する。
とにかくたくさんの人に出会って、頼っていこうと思う。
困っていることを隠さない、ひとりで悩まない、をモットーにしていきたい。
そして娘と息子がより良い人生を歩んでいけるようにいつでも味方でサポートできる親でいるのが今の私の目標。
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