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一陽来復の想いを込めて開発!!人気のあまり再販を繰り返す「ショコラ生チョコ仕立てラズベリー」 ~波乱万丈の誕生譚~

今回は、タカオカの人気シリーズ”ショコラ生チョコ仕立て”限定販売テイスト「ショコラ生チョコ仕立てラズベリー」の企画、開発、限定販売までの経緯を書きたいと思います!!

明るい世の中にするために商品開発担当として ~企画~

2020年11月初旬、私はとても頭を悩ませていました。

2020年は、日本でも新型コロナウイルスが流行し、人々の生活スタイルがガラリと変わりました。イベント事は中止することを余儀なくされ、外食も自由に出来ず、人と交流する多くの娯楽が制限されて窮屈な思いをする日々となりました。慣れない生活となり、皆疲れを溜め込んでいるとニュースでもネガティブな話題ばかりが流れていました。
私は、どうしても2020年を楽しみが失われただけの年にしたくありませんでした。

実は私は、社内でSNSを活用したプロモーション部門も兼任しており、感染対策しながらでも楽しく行えるSNSキャンペーン企画を議論しました。そして出来上がったのが、クリスマスにまつわる写真を投稿して頂くキャンペーンです。

次に、景品をどうするかという議題に移りました。
タカオカとして確実に喜ばれるおもてなしは、人気No.1商品のショコラ生チョコ仕立てをプレゼントすることですが、この数か月溜め込んできた疲れを一気に吹き飛ばすためには、よりインパクトのある景品をご用意したいと思いました。しかし、それが何なのかが分からず景品がなかなか決まらないことに焦りを感じていました。

私はチョコレートメーカーの商品開発担当としての知識と経験を活かし、何か特別に出来ることはないのかと考えました。
そこで、思い切って今回はショコラ生チョコ仕立てのクリスマスにちなんだ限定品を開発しようと立案しました。
”クリスマスを彩る最高のチョコレート!!”

人生を変えた大切なシリーズ商品 ~想い~

私にとってショコラ生チョコ仕立てシリーズは、特に強い思い入れがある商品です。

私は知人に勧められて、ショコラ生チョコ仕立てを知りました。そのなめらかな口溶け、香り、風味などチョコレートの魅力が詰まった1粒を口にした時の感動は今でも鮮明に思い出すことが出来ます。

この時の感動を多くの方に味わってほしいと常々思い、商品開発に取り組んでいます。

開発担当になってから2年半がたった頃、念願のショコラ生チョコ仕立てシリーズ”深煎りコーヒー”の開発に携わる機会が訪れ、様々な人の力を借りて商品化することが出来ました。看板シリーズの開発を私が担えるのか不安でしたが、実際に召し上がった方から「美味しい!」というありがたいお言葉をたくさん頂きました。憧れの大人気シリーズ開発ということもあり、大きい喜びと共に、開発としてのやりがいと責任感をより強く持つようになりました。
今回、そんな愛するシリーズを咄嗟の思いつきで傷付けるわけにはいきません。キャンペーンの景品と言えど、美味しいと言えるレベルにしないと意味がなく、シリーズの名を付けるわけにはいきませんでした。

“深煎りコーヒー”を完成させた経験を活かしつつ、シリーズに相応しい口溶け、味、風味を実現すべく、全身全霊を尽くし今回の景品開発に勤しみました。

短期開発への挑戦と心強い協力者たち ~奮闘~

普段の新商品開発は、試作品を作り始めてから短いものでも3カ月程の日数を掛けています。それは、多くの方々または、狙ったターゲット層に飽きられず継続してお召し上がりいただける商品にするため、何度も何度も見直して、慎重に進めているからです。
しかし、今回は12月上旬にクリスマスキャンペーンを開始するために、景品は遅くとも11月中旬には完成させないといけませんでした。残されている期間はなんと【3日】しかありません。そのため、一発勝負で決める必要があり、シリーズを開発した経験を活かしたとしても、シリーズの名を付けられるレベルのものになるか不安がなかったかというと嘘になります。

いつも新商品を開発する時には、プロフェッショナルである製造の各部署にも相談をしています。今回も各部署長にも”大変な世の中だからこそ皆さまを喜ばせたい”という想いをぶつけ、タカオカ看板シリーズの短期開発という難しい挑戦になることを伝えました。
社員一同、少しでも明るい世の中になるよう行動したいという想いは皆同じでした。急な景品試作製造依頼にも関わらず各部署スケジュールを組み直して、今回の新規開発に全面で対応できる姿勢を取ってくれました。
納得の行くものが出来なければ、協力してくれる部署長たちに合わせる顔がないため、このプレッシャーが活力となり、3日間の業務時間はいまだかつてなく集中することが出来ました。

試行錯誤を繰り返した3日間 ~焦燥~

頭の中で描いている構想では、今までシリーズで使ったことのないピスタチオを使用した緑色のチョコレートと赤い個包装で、クリスマスカラーで彩ることを想定していました。しかし、口溶け、味、風味、見た目のバランスを取るのが非常に難しかったため、今回はベースとなるチョコレートを1から開発するのではなく、既存シリーズ商品に手を加えることにしました。

そして、過去に扱った原材料に鮮やかな色合いのラズベリーがあることを思い出し、これをショコラ生チョコ仕立てホワイトに組み合わせれば、クリスマスのショートケーキに見立てたイメージに出来るのではないかと思いつきました。早速試してみたところ、口に入れた瞬間これなら誰もが納得出来るものが作れると思いました。

顆粒のサクッとする歯触りが飽きを感じさせず、ホワイトチョコのコクも味わうことができラズベリーの酸味でとても食べやすいものとなりました。更に美味しくシリーズに恥じないように仕上げる為に、ラズベリーを入れる量を何度も調整し時間ギリギリまでこだわり抜きました。

出来上がった景品への想いと食べた人からの感想 ~需要~

私の中で満足に仕上がった品を当社の味を知り尽くしたベテラン社員達や上司に実食してもらいました。実食した社員のほとんどがシリーズとして堂々と胸を張れるレベルだと評価してくださいました。(すごく嬉しかったです!!)

こうして、無事キャンペーンに間に合わせることができました。

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苦労した甲斐もあり、現在も私の開発人生の中でトップクラスに想い入れのある商品となっています。


そしてSNSキャンペーンの景品だからこそ、当選者の方々は景品が届き次第感想を投稿してくださるので、その反応がすぐに実感出来ました。(喜んでいただいている投稿ばかりで、この企画を実現出来て良かったです。)

また、キャンペーン当選者の投稿を見た方から、人気シリーズの限定品ということで、どうしても食べてみたいというお問合せもたくさん頂きました。

より多くの方に心の癒しを届けるために ~実現~

キャンペーンが終わり、冬が過ぎ暖かくなってきた頃も、販売希望の連絡が後を絶ちませんでした。しかしショコラ生チョコ仕立てラズベリーは、普段生産している商品よりも製造工程が多いため、通常商品の様に大量生産は出来ないため、一般販売することは出来ません。それでも笑顔の対象がキャンペーン当選者100名だけというのも寂しく思い、より多くの方を笑顔にすべく、少しでも対応できるか現場と相談しました。お問合せ頂いた人数分程度であれば、生産スケジュールを見直して何とか対応できると判断し、数量限定生産に踏み切りました。
そして2021年3月にてオンラインストアにて事前予約を受け付けました。ところが受付を始めたところ、予測を遥かに上回る注文数になり、2週間程という短い期間で予定数量を完売してしまったため、急遽追加生産をおこないました。

限定販売を終了してからも再販希望のお問い合わせは続き、7月にも再販しました。

4月の発売と7月の再販、どちらの販売も1カ月という短い期間で完売状態となりました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000073422.html

更に、2021年11月からも再々販売を行いました。より多くの方に笑顔になっていただくべく生産期間を多く取り、多くの方に対応するのは今回までという条件で現場に長期スケジュールで再度調整を行い、何とか生産数を上げて再々販売まで実現致しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000073422.html

そして今

ショコラ生チョコ仕立てラズベリーを販売開始して約1年が経ちました。

「ショコラ生チョコ仕立てラズベリー」は、公式オンラインストアにて数量限定で販売しています!!※無くなり次第終了となります。
https://takaokachoco.official.ec/
また、今年は7月1日まで毎週末開催している工場直売にもショコラ生チョコ仕立てラズベリーを出品しています。
兵庫県尼崎市東本町4丁目1番地
(9:00~16:00)

シリーズファンの方でまだラズベリーを食べたことのない方は是非記念として1度は食べていただけたら嬉しいです!

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これからも社員一同、美味しいチョコレートを皆さまにお届けして参ります!!!


そして、元の生活に早く戻ることを祈っています。


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