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【インドア母は見た】子どもがボーイスカウトに入隊したことで、親も学びになった話

こんにちは。
私は、アウトドアには疎いです。しかし、自然が好きなので「大自然の中でたくましく生きる」ことに憧れはあります。また、自然災害や戦争など、いつ自分が過酷な環境に置かれてもおかしくありません。サバイバルの能力があることは、防災にも繋がると思います。

ある時、子どもがボーイスカウトのチラシをもらって帰ってきたので、体験をすすめてみたところ、何度かの体験参加を経て入隊しました。
まだ一年半ほどしか活動していませんが、季節は一巡したのでだいたいの流れはつかめてきました。そこで、浅い知識ながら私なりにボーイスカウトについて考えてみました。

※ボーイスカウトは全国に山ほどの団(HPによると2,000も!)があり、地域差などそれぞれ特色があります。あくまで、ウチの子どもが在籍している団のお話なので、入団を検討されている方は参考程度にお読みください。
また、認識が間違っているところがあったらすみません。


1.良いところ

・多種多様な体験ができる

ボーイスカウト=キャンプのイメージがありますが、キャンプ自体はメインではなく、それ以外にもウォークラリー、工作、世界の学び、地域奉仕(ゴミ拾い、イベントのお手伝い)や募金、クリスマス会など活動は多岐にわたります。
毎回違うことをするので、好奇心旺盛なお子さんにオススメです!

長女は関心が無いこともお友達と一緒なら楽しめるタイプなので、結果的に興味の幅が広がったのが良かったです。

・親(私)が楽しかったこと

ゴミ拾いは達成感がありました。各自担当のゴミ袋を持って、拾う時点で分別して行きます。空き缶はあまり落ちてないので、見つかると缶ゴミ担当の子どもたちで取り合いになります(笑)。一番多いのは、やはりタバコの吸い殻!とにかくそこここらに落ちています。
ゴミ拾いに参加してからは、日常でもゴミを発見したら拾いたくなります(自宅の駐車場にゴミ袋とトングを置いているので、近隣のもの程度は拾っています)。

あと、ゲストの先生の指導のもとに山で食べられる野草をみんなで採集し、山の中で天ぷらで揚げて食べたのは楽しかったです。春のタラの芽のほんのり甘くて美味しいこと!衝撃でした。タンポポやカラスノエンドウなど、身近な春の草も初めて食べました。
子どもも、色々食べられる事が分かったので「山で過ごすことになっても生き延びられる」と自信がついたようです。ワラビやゼンマイはアク抜きをしていないまま揚げたので、相当苦かったようですが…。

・組織の歴史が長い

パウエル卿というイギリス人が約110年前に設立したそうです。ボーイスカウトは、アメリカのドラマや映画などでも良く出てきますよね(シートンの伝記を読んでいたら、彼が米国ボーイスカウト連盟の初代団長である事を知りました)。
歴史が長く、ルールがしっかりと整えられています。
例えば今は、セクハラ・パワハラ防止のため、活動時はふたり以上の指導者が必要とされるそうです。

・子どもが頑張りがいのある項目がたくさん用意されている

「チャレンジ章」という本に書かれた各項目ごとのチャレンジをクリアーすると、制服の袖に縫い付けるワッペンがもらえます。そのワッペンが6個以上たまると袖にはつけず、新たにもらえるタスキに増やしていきます。ワッペンがたくさんあるお子さんは「色々なことを頑張っている」ことが分かります。

例えば、「画家」「音楽家」「写真博士」「料理家」「天文学者」「災害救助員」「修理博士」など40種類もあります。
どんなお子さんでも得意なジャンルはあると思うので、自宅での活動で一つは要件を満たしてもらえると思います。また、キャンプやハイキングなどの活動に参加すると、それで条件が達成する場合もあります。
このように、ワッペンを増やしたくなる仕掛けは良くできていると思います。
収集気質のある、頑張り屋さんなお子さんにオススメです!

・指導者や他の保護者の方々がアットホームな雰囲気

皆、普段違う学区にいることもあって、しがらみなくその場を穏やかに過ごせます。また、公務員など真面目そうな親御さんが多く、熱心にお手伝いしてくださる方にはかなりお世話になっています。
指導者の方も普段はお仕事をされているので、忙しい中準備等していただき本当に感謝しています。

・費用があまりかからない

初期投資として制服代こそかかるものの、月謝は年払いで払える金額。月払いで換算したら、ピアノや英語などよりも安かったです。泊りのキャンプやスキーなどは別途実費がかかります。
また、制服はメルカリで調達する方もいるそうです。

・独自の文化

何しろ歴史があります。各隊の制服姿は、かっこいいです。ミリタリーテイストが好きな親御さんもテンション上がるのでは無いでしょうか。

特筆すべきは、個性的な歌の数々。多彩なラインナップです。子どもがキャンプに行った日には、その日は頭の中を「キャンプ、キャンプ〜♪」の歌声が延々とリピートします。

2.悩ましいところ

・スカウト(子ども)不足

少子化と習い事の多様化に伴い、在籍者はそれなりにいても出席率が悪く、少人数での活動が多いです。特に、中学生(ボーイ隊)は部活や塾で忙しくなります。小学生でも、習い事と被ってしまう場合もあるし…。

やはりボーイスカウトは異年齢の子どもたちがワイワイ協力しながらやっていくのが醍醐味だと思うので、なんとかしたいところ。

・指導者不足

平日に仕事がある社会人が、月2〜3回休日を捧げるのは難しいことだと思います。組織上、指導者を外注することもできないでしょうし、資格のある方々で協力しあって来るしかありません。
わが子が所属する隊の指導者の方も、忙しい中来てくださるのは嬉しい反面、プライベートを犠牲にしていないか心配になります。

・親の出番がある

普段は子ども一人で行かせていますが、たまに手伝いが必要な時は私や夫も手伝います。また、子どもがビーバー隊(年長秋から小2の夏まで)の間は親の付き添いが必須です。よってカブ隊(小2秋〜小5夏まで)の年齢で入隊するスカウトは多いように思います。
かくいうわが家もそうです。週末もする事が多々あり、なかなか毎週のように付き添えないのが現状です。

また、過酷な環境が苦手な私。無理をすると体調がおかしくなります。
昨年の炎天下でのキャンプは、幸いお友達の親御さんが参加してくれたので、私は付き添わずに済みました。
しかし、来月は日帰りで遠方の雪山に遠征する予定が…。色々調べて、徹底的に冬山に対応したギアを用意して臨みたいと思います(道具から入るタイプ)。

3.終わりに

今後やっていきたいのは、以下のことです。

・お友達に声をかける

子どもが多い方が活動の幅が広がり、より賑やかで楽しい雰囲気になります。スカウトを一人でも増やしたい!と思います。
もちろん勧誘する時は良いことばかり言わず、デメリットもしっかりと伝えます。
ウチも気長にゆる〜くやっていきたいので、少しでも多くのお子さんに気軽に入団して欲しいなぁと思っています。

・チャレンジ章のサポート

あと一つ二つでワッペンもらえそうな項目が何個かあるので、休みの日に子どもに声をかけて、一緒に取り組んでみようと思います。

・体調管理はしっかりと

屋内の日は良いのですが、活動によっては長時間外に出っ放しのこともあるので、怪我や熱中症、風邪予防のためにも親子ともに普段から睡眠をしっかりと取り、免疫力を高めて健康な状態で活動に臨みたいと思います。

以上、短い参加期間ですが、私が感じたボーイスカウトの印象です。
また、新たに気づきがあれば記事を随時更新していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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